105 『さいかち淵』と「みみずく森」 2009年01月09日 | Weblog さいかち淵について気になっていることがある。 それは、賢治の童話『さいかち淵』の”八月十四日”の章の出だし ぼくらは、蝉が雨のやうに鳴いてゐるいつもの松林を通って、それから、祭のときの瓦斯のやうな匂のむっとする、ねむの河原を急いで抜けて、いつものさいかち淵に行った。今日なら、もうほんとうに立派な雲の峰が、東でむくむく盛りあがり、みみずくの頭の形をした鳥ヶ森も、ぎらぎら青く光って見えた。しゅ . . . 本文を読む