まるで牛肉のような霜の振り方ですね。今回の本まぐろ、大西洋ノースカロライナ産の天然生本まぐろ、200キロオーバーです。ノースカロライナもおそらく今期最後かと思われますが(いつも最後、最後といいながらまだ出てくるのですが、こればかりは自然のものなので神のみぞ知るです。)魚体が大きい分、筋が気になるかと思いきや、巧く熟成されててさほど気になりませんでした。よく脂がのっておりトロってとろけますが蓄養まぐろのただの脂の旨さだけではなく酸味であったり、身の旨味であったり、香りであったり複雑な味わいが重なって生まれる味のまぐろでした。週末は長崎産の蓄養生本まぐろも仕入れてたので食べ比べ余計にそう感じたのかも知れません。
大西洋が無くなるとそろそろ、日本海の生本まぐろも出てくると思いますし、南半球のインドまぐろも面白そうです。