寿司割烹新太郎の美味しいお話し

旬のさかな、旬のすし

見事な霜降り

2017-04-16 19:46:32 | まぐろ

まるで牛肉のような霜の振り方ですね。今回の本まぐろ、大西洋ノースカロライナ産の天然生本まぐろ、200キロオーバーです。ノースカロライナもおそらく今期最後かと思われますが(いつも最後、最後といいながらまだ出てくるのですが、こればかりは自然のものなので神のみぞ知るです。)魚体が大きい分、筋が気になるかと思いきや、巧く熟成されててさほど気になりませんでした。よく脂がのっておりトロってとろけますが蓄養まぐろのただの脂の旨さだけではなく酸味であったり、身の旨味であったり、香りであったり複雑な味わいが重なって生まれる味のまぐろでした。週末は長崎産の蓄養生本まぐろも仕入れてたので食べ比べ余計にそう感じたのかも知れません。
大西洋が無くなるとそろそろ、日本海の生本まぐろも出てくると思いますし、南半球のインドまぐろも面白そうです。

本日のおすすめ

2017-04-16 14:29:18 | 本日のおすすめ
本日は市場休みですが白身は朝〆の天然真鯛仕入れております。さすがに産卵期に入っておりますので若干痩せてはおりますが『腐っても鯛』、もちろん、腐ってはおりませんが『痩せても鯛』です。そう言えばある有名料亭さんも白身は1年中、鯛を使うとの話しを聞きました。日本人にとって鯛は特別な魚である事がわかります。さて、本日は久し振りに日曜日も夜の店内営業いたしております。お席の方も余裕がありますので皆様のご来店、心よりお待ちしております。

さわら

2017-04-16 00:21:58 | 旬のさかな

このところ、大活躍のさわらです。刺身やにぎり、焼き物に煮付け、揚げ物にも合う万能な魚です。今回のは4キロ台となかなかのサイズです。通常、魚は腹の部分に脂がのって美味しいといわれますが、ことさわらに関しては尾の身が珍重されます。脂がのっているさわらは身全体に脂がのっておりますし、細長い魚ですので尾の方が運動量が多く身の締まりが良いという事でしょうか。私も食べ比べてみましたが、刺身で食うには断然、尾の身が旨いと思いました。『さわらの刺身は尾の身が旨い。』覚えておくと良いかもですね。