自傷歴14年と言う作者の作品は、セルフポートレートあり、何気ない風景あり。身体に残る何十と言う刃物の跡の写真は、観て気持ちの良いものではない。
もちろん作者に傷跡をひけらかす趣味など無かろう。では何のために?検索して、その答えらしきサイトを見つけた(こちら)。
ん-、やっぱり良く解らないが、「「この人たちは普通の人ではない」という一線も鑑賞者との間に画してしまうのではないかと思う。」と言う一文には考えさせられた。自傷行為を繰り返すって「普通」ではないと思うんだが、それも個人の(病的な)行動特性の一つと捉えて欲しいってことなのかな、例えばショッピング中毒とかクレプトマニア(病的窃盗)みたいに。一つの症状と捉えられても、普通でないことには変わりないと思う。
愉快ではなかったが、考えさせられる作品展だった。
2024年2月6日 新宿・ニコンサロンにて