カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~ディワナ・ムジェー・サ・ナヒーン~

2020年09月15日 21時54分59秒 | 映画 / MOVIE

30年前の1990年の作品。
タイトルはヒンディー語で「誰も僕ほど狂っていない」。
画面の色合いからしても時代を感じる・・・。

最初から最後まで一方的に愛を押し付けるアジェイ、
よく言えばその愛が最終的に伝わった、
・・・・ってとこかなぁ・・・。

  <ストーリー> 

カメラマンのアジェイ(アーミル・カーン)は女優のアニータ
(マドゥリ・ディクシット)と同じ事務所で働いている。
アジェイはアニータの事を愛しておりアプローチするが、
アニータは腕のいいカメラマンとしか思っていなかった。

アニータは姉に勧められるがままに経済力のあるヴィジェイ
(ジャイネンドラ)と婚約するが、アジェイもプロポーズする。
そこで初めてアニータはアジェイが本気だった事を知る。
アジェイは相手の気持ちも確かめずに結婚式の準備を進める。

アニータが婚約者を紹介してはっきり拒絶しても、
アジェイの求愛は止まらなかった。アジェイは
ヴィジェイの所にも行きアニータは自分のものだと言い、
結婚式を妨害する。

アニータはどこまでもしつこいアジェイに辟易としながらも、
ヴィクラムとのこれまでの事を比較する。
そこへヴィクラムがやってくるが悪党に囲まれてしまう。
悪党はピストルを出しヴィクラムは手出しができない。
と、何故かアジェイが現れ、撃たれながらも悪党を倒す。
アニータはアジェイの愛が本物だと解りアジェイと結ばれる。

 やっぱり30年前だから、古いなぁ。
 ストーリーは何のひねりもなく面白味にかけた。

 はっきりしていた事はアジェイはアニータを狂ったように愛している。
 アニータとヴィクラムの間には愛はない、でも結婚はする。
 結婚したら愛が生れると言うインド的な考え方。

 昔は結婚式の当日まで相手を見た事がないなんて普通だったし、
 今でも田舎ではそうなんじゃないかな。
 愛ってなんだろう・・・・・。

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【インド映画】 ~ディラッギ~

2020年09月14日 22時03分59秒 | 映画 / MOVIE

1999年の作品、タイトルはヒンディー語で「戯れ」。
ダルメンドラの長男サニーと次男ボビーが兄弟役。
二人は13歳違い。ちなみにサニーのプロデュース。

当時サニーが43歳、ボビー30歳、ウルミラ25歳。

  <ストーリー> 

子供時代のラジヴィールは祖母、両親、弟ロッキーと供に、
故郷のパンジャブ州からムンバイへ向かう。
ところが母親は癌で死んでしまい、母の遺言で、
ラジヴィールは弟の面倒を頼まれる。

父親は食堂で成功しホテル経営に乗り出す。
成人したラジヴィール(サニー・デオル)はホテル経営を任され、
大学生のロッキー(ボビー・デオル)は遊び人になっていた。

大学でロッキーはシャリニ(ウルミラ・マンドカール)から、
好意を寄せられる。

ラジヴィールは知人の結婚式で見かけた名前も知らない女性
(実はシャリニ)に惹かれていた。
その女性の母親を知っていた祖母が間を取り持ち、
祖母と父親と一緒にラジヴィールはシャリニの家に
結婚を申し込みに行くが、シャリニは好きな人がいると断る。

シャリニの両親達は良い話を断った事を悔やむが、
シャリニはロッキーから愛されていると思い込んでおり、
(状況からしてシャリニの勘違いも甚だしい。)
両親に会って欲しいと言う。当然、ロッキーは、
シャリニに愛していない事を告げる。

しかしロッキーの友人たちはロッキーはシャリニを
愛していると言う・・・。何故だ?

ラジヴィールは祭りの日にシャリニに会い、
シャリニが失恋した事を聞く。そして買い物に入った店で、
偶然シャリニに会い、あきらめた愛が再び燃え上がる。
そして二人は愛し合うようなり結婚の約束をする。

一方、ロッキーは、シャリニの事を考えていた・・・。
ラジヴィールに言われてシャリニに謝りに行き、
愛していると言うが結婚が決まった事を告げられ、
ロッキーはその男を殺してやると叫ぶ。

拳銃を手に入れたロッキーはシャリニの前に現れるが、
一緒にいるのが兄のラジヴィールだと判り、
錯乱し走り去る。後を追ったラジヴィールは、
車に撥ねられて重体・・・。病院に面会に来た家族の前で、
いったん息絶えるが、ロッキーの必死の呼びかけに、
奇跡的に目が覚める。

ロッキーは生家を訪ね、そこで美しい女性ラニ
(プリティ・ジンタ)に出会う。

 インド映画の恋愛物は決まって三角関係なんだけど、
 この前の「メハブーバー」もそうだったけど、 
 兄弟で同じ女性を・・・血筋で好みは似るのかな。

 いやいやサニーは弟ボビーを立てるのかと思えば、
 自分だけいいとこどりだったなぁ・・・。

 ロッキ―はシャリニを邪険に扱っていたけど、
 どこでどうして愛に変わったのかなぁ。
 周りから見てると愛してると見える・・・
 でも自分では気づかないってあるのかなぁ。

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【インド映画】 ~ウスタード・ホテル~

2020年09月13日 22時17分59秒 | 映画 / MOVIE

1991年のマラヤーラム語映画。
マラヤーラム語は2単語しか知らないので、
ヒンディー語吹き替え版で観た。

タイトルはマラヤーラム語でマスター食堂。
インド全土ではないが、ホテルとは食堂を指す事がある。
特に南インドで多いようだが、私はラジャスタン州ジョードプルで、
宿泊するホテルを探している時、この辺で良いホテルはないか?
と尋ねたところ、ベジか?ノンベジか?と聞かれた経験がある。
ゲストハウスやロッジなどと言い換えたけど。

  <ストーリー> 

ある日のケララ州、あるイスラム教徒の家。
妻ファリーダ(プラヴィーナ)が子供ができたと、
夫アブドゥル(シッディーク)に耳打ちする。
アブドゥルは男の子の誕生を待つ事を話す。

そして出産の日・・・看護師が女の子だと告げると、
アブドゥルの表情が曇る。
そして二人目も三人目も四人目も女の子だった・・・。

5人目の妊娠を知った時、アブドゥルはドバイに出稼ぎに行く。
5人目は待ちに待った男子だったが、
ファリーダは役目を終えて力尽きたように死んでしまう。

アブドゥルは5人の子供をドバイに連れて行く。
姉達が力を合わせて弟ファイザル(ダルケル・サルマン)の
面倒を見た。ファイツィは料理が好きだったが、
父は良く思わなかった。

やがて父親はビジネスで成功し、成長した姉たちは結婚。
ファイザルはシェフになりたいと言い出せないため、
5つ星ホテルをオープンさせるためホテル学を学ぶと言い、
スイスのローザンヌ大学へ進学する。3年後・・・
インドに戻ったファイザルに父は友人の実業家の娘シャハナ
(ニティア・メネン)との縁談を勧める。

ところがホテル学ではなく料理の勉強をした事がバレて、
料理人の地位は低いため破談になり父親は激怒し、
財布とパスポートを取上げてしまう。ファイザルは、
こっそり抜け出してケララ州カリカットの祖父の元へ向かう。
祖父のカリーム(ティラカン)は地元で35年間、
ウスタード・ホテルを経営していたが慈善活動など行っており、
経営は厳しかった。

祖父の元でしばらく学び、隣の5つ星ホテルに採用される。
ところがホテルの拡大計画のため借金のあるウスタード・ホテルの
敷地を買収する計画があり、衛生問題があるとして営業を禁じる。
ファイザルは従業員からお金を集め店を改築し営業を再開する。
そしてフージョン・フェスティバルの為に訪れていた、
フランス人シェフに腕を買われてマルセイユのレストランに、
採用されるがそれを聞いた祖父は心臓発作で倒れてしまう。

祖父はファイザルに自分が支援しているタミルナドゥ州マドゥライの、
友人を訪ねるように言う。そこでは障害者や貧困層の人に無料の食事を
ふるまっていた。それを見てファイザルは祖父が言っていた言葉を、
思い出す。「誰でもお腹を満たせるが、料理をする人だけが、
心を満たすことができる。」

ファイザルはシャハナと結婚し祖父の店を引き継ぐ。
ファイザルの父親も理解を示しドバイに支店を出すまでになり、
店は順調に繁盛していく。

 インドでは女の子は嫁入りの時に持参金が必要となるため、
 マハラジャでも3人娘がいると破産すると言われ、
 男の子が好まれている。そのため本来禁止されている、
 妊娠中に性別のチェックして女の子だと解ると中絶したり、
 また女の子は生まれた時に殺されてしまう事もある。
 とある州では男の子100人に対し女の子の出生が83人となり、
 結婚したい男性が余っている状況である。

 この映画のように職業による差別がなくなり、
 自由に職業が選べるようになる日は遠いかもしれないが、
 ゆっくり変わっているようにも思える今日この頃である。

「誰でもお腹を満たせるが、料理をする人だけが、
 心を満たすことができる。」その通りである。

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【インド映画】 ~チャマク~

2020年09月12日 22時19分59秒 | 映画 / MOVIE

2008年の作品、タイトルはヒンディー語で「光」。
主人公チャンドラマの愛称である。

主演ボビー・デオルの父親ダルメンドラのプロデュース。

  <ストーリー> 

ビハール州の農村、両親と男の子、女の子の一家。

シーンは変わって列車で護送される男チャンドラマ
(ボビー・デオル)が救出に来た女性と一緒に、
列車から河に飛び込んで逃走する。

14年前、ビハール州のバグプル。暴力団に追われ、
銃で撃たれる親子・・・少年チャンドラマは一命を取り留める。
助けたのはビハール州の南部に拠点を置くナクサライト
(毛沢東主義)の指導者ババ(ダニー・デンゾングパ)であった。

成人したチャンドラマはババの指示の下、
テロ行為に手を染めていくが、
家族を殺した犯人タクールを殺す目的は忘れなかった。
ある日、ババは警察に撃たれて死亡し、
チャンドラマも重傷を負う。

RAW(インド諜報局)のカプール(イルファン・カーン)から、
暗殺者としての仕事をするか問われ、
3年間の様々な訓練を受けムンバイに渡る。
ムンバイでは同じ境遇のアルジュン(リテシュ・デシュムク)と、
彼の母親と暮らし任務に当たった。

ある日、街中で保育士のでシュビ
(プリヤンカー・チョープラ)を見かけ付き合うようになる。

アルジュンは引退して故郷に帰りたがっていたが、
任務の途中で死んでしまう。
チャンドラマは別の任務の途中で、
家族を殺したタクールを見かけ追跡してしまう。

タクールを殺そうとしている事が警察に知れ、
暗殺者の訓練に回される。
シュビの妊娠が発覚しチャンドラマは結婚を決意する。

最後の任務にためチャンドラマはネパールとの国境へ向かう。
ここで冒頭のシーンにつながる・・・
河に飛び込んだ二人はタクール一味に襲われる。
最終的にはチャンドラマはタクールを殺し、
ムンバイに戻る。そして裏切っていたカプールを殺す。

最後のシーン、アルジュンの母とシュビと一緒に、
アルジュンが帰りたいと言っていた故郷に向かう。

 <ナクサライト>:
 インド映画にはたびたび出てくるが毛沢東主義のテロ集団。
 ウエスト・ベンガル州からチャッティースガル州や、
 ジャールカンド州、オディッシャ州の山奥に潜んでいる。

 ナクサライトでテロを起こし、RAWで暗殺者となり、
 最終的には家族の仇を討つと言う復讐物。
 ボビーは2000年のビッチュウに引き続き、
 寡黙な暗殺者役。今回はプリヤンカー・チョープラとの、
 ロマンスもあるけれど、プリヤンカーでなくても良かったかな。
 シュビと出会った事で単なる暗殺者ではなく、
 普通の人間としての感情が沸き上がってくる。

 でも身体に銃痕があったら驚くなぁ・・・・。
 一般人じゃないってことでしょ?

 それからこれもインド映画良く出て来る、
 エンカウンター・キリング(正当防衛)が、
 やたらと出て来る。こんなに多いのか・・・と思った。

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マンゴー・アイス。

2020年09月11日 22時17分59秒 | デリーNCR / DELHI NCR

引きこもり生活のささやかな楽しみはスィーツである。
これまでもプリンやカップケーキを作ってきたが、
カップケーキはあれから一度も見かけなくなり、
非常に残念な日々を送っていた。

ある日、新しいアイテムを発見した。
それがこれ、マンゴーアイスである。
プリンと同じ50Rs(約80円)である。

この粉末を500ccの牛乳と温めながら混ぜ、
容器に入れて粗熱を取った後、冷凍庫に入れる。

プリンと同じに見えるが・・・・
ちゃんと固まるのかな。
アイスクリームと言ってもシャーベットになるんじゃ?
と思っていたら、ちゃんとアイスになった。

なんかジェラートっぽい。
しかもトルコアイスみたいに、若干伸び~る。

小さい容器に入れた方は固まらなかったので、
タッパなど大き目の容器に入れて固め、
スプーンで取り分けるのが良いようだ。

これも定番入り決定!

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【インド映画】 ~サマエ~

2020年09月10日 22時18分59秒 | 映画 / MOVIE

2003年の作品、タイトルはヒンディー語で「時間」。
サブタイトルはWhen Time Strikes、時が経つとき。

1995年のハリウッド映画「セブン」のパクリらしい。
確かに似通っていた・・・・。

スシュミタ・センが硬派な警察官役。
犯人は後半まで全く出てこないし誰だか解らない。

  <ストーリー> 

殺人事件の捜査に当たるマルビカ(スシュミタ・セン)は、
10歳の娘アンジャリと二人暮らし。

相棒のサッティヤ(スシャント・シン)とコンビを組み、
事件を追う。

最初の被害者はカピルと言うビジネスマン、
聞き込みの限りでは評判は良く恨みを買っている様子はない。
2番目の被害者は女優のリチカ、
この二人には全く共通点はなかった。

ある日、マルビカは後をつけられているのに気づき
犯人を捕らえ依頼者のスレマンを突き止めるが、
殺されていた。

マルビカは3人の死体の状況を見てある事に気づく。
3人の両腕の位置は時計の12時、3時、6時を示し、
そして3人ともある分野では一流であり、眼鏡をかけていた。
眼鏡はRK眼鏡店で作られたものである事を突き止め、
データから3人は同じ日に店を訪れていて、
同じ-2の眼鏡を作っていた事を知る。そしてもう一人の顧客が、
アモド(ジャッキー・シェロフ)である事を知る

アモドの住所は架空である事が判る。
次の犯行時刻は9時である事が予想される。
その夜9時にコンサートを行う音楽家が、
同じ眼鏡店でー2の眼鏡を作った事を知り、
コンサート会場を警戒するが事件は起きなかった。

アモドはコンサート会場のマルビカの前に現れ、
事件の真相を語り始める。
アモドは警察学校でマルビカと同級生だった。
成績はトップだったが視力が弱かったため合格できなかったため、
マルビカに挑戦するために事件を起こした。その夜9時に
音楽家を殺す代わりに、同じ眼鏡屋で眼鏡を作っていた、
マルビカの娘アンジャリを殺した事を・・・。

マルビカはアモドを射殺する。時刻は12時・・・・・
撃たれたアモドは両手を頭上にかざし12時を示し倒れた。
アモドはこの事件を起こす事で犯罪者としての才能を示した。

 インド映画にしては珍しくラブロマンスはかけらもなく、
 歌って踊ってのシーンも全くないので、
 全体的にシリアスな様相を呈している。

 ロマンス、歌って踊ってがないとインド映画じゃない、
 と言うインド映画ファンもいるとは思う。 
 ハリウッド映画をまねてどうする、と言う声もあるだろう。
 私は良いと思うけれど。

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【インド映画】 ~タラーシュ:ザ・ハント・ビギンズ~

2020年09月09日 21時58分59秒 | 映画 / MOVIE

2003年の作品、タイトルはヒンディー語で「捜索」、
サブタイトルは狩りは始まった。

一応、復讐劇なのだが・・・シリアスな感じがなかったのは、
ラジャスタン州を走る宮殿列車「パレス・オン・ホイール」で、
ジャイプルなどの名所を周りながら進んで行ったのと、
各所に歌って踊ってのシーンが入ったためだ。

  <ストーリー> 

バブー(スレーシュ・オベロイ)はギャングの元で働いており、
組織の秘密を守り刑務所に入っていた。ある日、
警察長官(アシッシュ・ビディヤルティ)の計らいで釈放され、
家に戻ると妻のプルニマ(ラーキー)と息子のアルジュン、
娘のプージャが貧しい暮らしをしている事を知る。

服役中の家族の面倒を見ると約束していたボスのパタン
(カビール・ベティ)は約束を守っていなかった。
失望したバブーは警察長官に闇取引の情報を流したがバレて、
パタンは娘のプージャを10年間預かると言い連れ去る。
助けようとしたバブーは殺され、気がふれてアルジュンを
認識しなくなった母は人形をプージャだと言って抱きしめる。

警察はパタン一味は姿を消し、探すのは難しいと言ったが、
少年アルジュンは自分で探すと誓う。

 ここでタイトルバック。
 捜索と言うタイトルはここからきている事が判る。

10年後、成人したアルジュン(アクシェイ・クマール)は、
法に捕らわれず武器取引を暴き警察のために働いていた。
母プルニマは精神病院に入院していたが少し回復し、
アルジュンの事は認識できていた。

警察長官からパタン一味の手がかりを聞いたアルジュンは、
パタンの手下を問い詰める。
パタンと幹部が死んだ後、シャルマがボスになっており、
今日の便でニューヨークから戻るとの事だった。
警察の監視カメラでシャルマを見つけたアルジュンは、
シャルマと一緒に来たティナ(カリーナ・カプール)が、
ラジャスタン観光に行く事を知り同じ列車に乗る。

アルジュンはティナがギャング一味の誰かの娘だと思い、
接触していき、砂漠で悪党に襲われた所を助ける。
ティナの父親はシャルマの友人だった。ティナは、
この後デリーに行きシャルマに会う予定だと言う。

そして・・・(襲われた女性は助けた男性に惚れる法則通り)
ティナはアルジュンに愛してると言う。
ところがアルジュンは列車を降りてデリーに向かう。

アルジュンはデリーでシャルマを襲い妹の消息を聞くが、
南アフリカにいるラジオシンが知っているのではないか?
と言う情報を得てシャルマを始末する。

南アフリカに飛んだアルジュンはカミニ(プージャ・バトラ)に
ラジオシン(ラージ・バッバル)を紹介してもらうが、
そこでティナと再会する。ラジオシンはティナの父親だった。
アルジュンはラジオシンの信用を得るために、
ちんぴらを利用しラジオシンを撃たせ、
身を挺して守りボディガードになる。

そしてティナに経緯を話す。
ティナに問い詰められたラジオシンはアルジュンを
プージャに会わせると約束するが殺されてしまう。

アルジュンは子分のロッキーを襲うが、
死んだ事になっていたパタンが現れ捕まってしまう。
しかしそこでプージャを見つけ一緒に逃げる。

アルジュンはパタンに撃たれるが最終的にパタンを倒し、
プージャと一緒にインドへ戻る。母親は正気を取り戻し、
インドに戻っていたティナはアルジュンと結ばれる。

 設定は10年後であるが、アルジュンの感じからして、
 20年は経ってる気もするが・・・それでも
 兄妹がお互いを認識できたのは凄い。

 正義の味方は撃たれても弾に当たらないし、
 どんなに殴られても死なずにぴんぴんしている。
 最後に2発撃たれても立ち上がってパタンをやっつける、
 人間離れしたスーパーマンである。

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【インド映画】 ~カーカ・ムッタイ~

2020年09月08日 21時58分59秒 | 映画 / MOVIE

2015年の作品、タイトルはタミル語で「カラスの卵」。
邦題はピザ。
タミルナドゥ州チェンナイのスラムに住む兄弟が、
TVで見たピザを食べたいがために奮闘する物語。

タミル語だったので言葉は全く解らなかったが、
そこはインド映画なので・・・。

  <ストーリー> 

スラムに住んでいる兄弟(10歳と6歳くらい)は、
子供たちが遊ぶ空き地に立っている木のカラスの巣から、
卵を取って食べてることから、自分たちを大きいカラスの卵、
小さいカラスの卵と呼んでいる。

兄弟の父親は刑務所に入っており、
金属加工の仕事をしている母親と祖母と暮らしている。
兄弟は線路に落ちている木炭を拾い家計を助けている。

  鉄道で木炭や石炭を運ぶため線路には多少落ちている。
  昔は列車に乗り込んで盗む人々もいた。

ある日、政府の配給で彼らの家のTVが来た。
TVでピザと言う食べ物の事を知った兄弟の家の近くにも、
ピザ屋ができた。なんとかしてピザを食べてみたい兄弟に、
祖母が写真を見ながら似たような物を作ってくれるが・・・。

ピザは最低でも299Rsするため、
兄弟は友人の鉄道作業員に相談し、
木炭倉庫から木炭を盗み出し、売ってお金を得る。
ところが彼らの身なりでは店に入る事が出来なかった。
そのためにはまず新しい服を買わなければならない。
石炭だけでは足らないので、いろいろな仕事をしてお金を稼ぐ。

ショッピングモールの前で困っていた人を助け、
見返りに新しい服を手に入れた兄弟はピザ屋に行く。
ところが・・・・やはり警備員に止められ、
店長に平手打ちを食らってしまう。
それを同じスラムの子供たちが動画に撮っていた。

打ちひしがれた兄弟が家に帰ると・・・祖母が亡くなっていた。
葬儀のお金が足らないと言う母親を見て兄弟はお金を渡す。
祖母がピザを作ってくれた時に酷い事を言った二人は反省する。

スラムの不良2人がオーナーに動画を見せて恐喝する事を思いつく。
そして10万ルピー(約15万円)を得る事になったが、
さらにお金を得るため1人が勝手にメディアに売る。
ニュースは全国的に広がり大きな問題となった。

オーナーは公に謝罪し兄弟をレッドカーペットで店に迎え、
生涯無料でピザを食べさせる事を約束する。
しかし兄弟はあの日、祖母が作ってくれたピザの方が
はるかに美味しかったと話す。

 以前観た「ハルカー」と言うヒンディー語映画で、
 スラムに綺麗なトイレを造るために奮闘する少年の話を
 思い出した。

 私は仕事でデリーのスラムの案内も行っている。
 そのスラムには何度も行っているので、
 人々の暮らしぶりはだいたい知っている。
 知らない人はこの映画を観てショックを受けるかもしれないが、
 けっこう忠実に描いていたように思えた。

 実際にはスラムにはいろんな場所から流れ着いた、
 異なる宗教、異なるカーストの人々が暮らしている。
 全ての人が低カーストと言うわけではない。
 そこは知られていないと思うので声を大にして言う。

 ムンバイにあるインド最大のスラム:ダラビは、
 スラムとして定着しているが家賃が安いと言う理由から、
 住みついている普通の人々もいるそうだ。これは、
 ダラビのスラムツアーに行った人の感想である。
 その人曰く私が案内したスラムは本物のスラムだった。
 と言っていた。

 専門のガイド付きで行く分には危険ではない。
 ご希望があればデリー観光の一つとしてご案内します。
 コロナが去って日常が戻ればですが。

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【インド映画】 ~ジャイ・ガンガージャル~

2020年09月07日 21時51分59秒 | 映画 / MOVIE

2016年の作品、タイトルはヒンディー語で
「おお、ガンジスの水」。
監督のプラカーシュ・ジャーが準主役を演じたが、
某氏の批評の通り、確かに本職じゃないのでイマイチだった。

  <ストーリー> 

ラクシサライと言う田舎町は州議会議員のバブルー
(マーナブ・カウル)とダブルー(ニナンド・カマト)の
兄弟が仕切っていた。そこへ内務大臣から指名された
アーバー(プリヤンカー・チョープラ)が警察署長として
赴任して来る。

町ではダム建設のため土地の買収が行われていた。
兄弟の意に反する住民は痛めつけられたり、
自殺に見せかけて殺された者もいた。

アーバーは改革を進めていくが、
兄弟と癒着している警官シン(プラカーシュ・ジャー)は、
戦々恐々とする。

自殺に見せかけて殺された男の娘スミタは、
村長の意思に逆らったため誘拐され乱暴された上に、
木に吊るされて殺されてしまった。

この事件の後でシンは我に返りダブルーを逮捕しに行くが、
民衆が取り囲みダブルーはスミタの弟ナゲッシュが首を絞め、
村長も民衆が木に吊るしてしまう。

バブルーはダブルーを殺した犯人を知るため、
シンを滅多打ちにするがシンは言わなかった。
一命を取り留めたシンはバブルー不正書類をアーバーに提出する。
しかしこれは警察の上層部によって握りつぶされる。

バブルーはダブル―を殺したナゲッシュを探し連れ去る。
シンはバブル―の後をつけナゲッシュを助ける。
そこへ民衆が押し寄せてきてバブルーを吊るせ!と叫ぶ。
シンはバブル―を吊るそうとするがアーバーが阻止する。
アーバーは逃げたバブルーを格闘のすえ逮捕する。

 インドでは警官を描いた作品は多いが、
 男性が優位のインド社会では女性警官は珍しい。
 プリヤンカー・チョープラが地味な警官の制服で、
 格闘したりするのは、ちょっと違和感があった。
 アクションがダメと言うのではなく、
 あくまでも地味だったと言う事。

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【インド映画】 ~アルベーラ~

2020年09月06日 21時56分59秒 | 映画 / MOVIE

2001年の作品、タイトルはヒンディー語で「独特」。
アイシュワリヤーの相手役はゴビンダとジャッキー・シェロフ。

インド人なのにインドもインド人も大嫌いって言う、
オーストリア大使。自分もインド人なのに罵詈雑言。
外国人が言うならわかるんだけど、なんか変だった。

  <ストーリー> 

ツアーガイドをしているトニー(ゴビンダ)は占い師から、
海外から運命の女性がやって来る事を告げられる。
そして空港で飛行機が遅延したため観光に行く事にした、
ソニア(アイシュワリヤー・ラーイ)と乳母(マヤ・アラグ)と出会い、
ゴア州の町マラガを案内する事になる。

マラガはソニアが子供の頃に亡くなった母親の故郷であり、
お墓を見つけ花を手向けたいと言う希望があった。

トニーの幼馴染で隣人のニーナ(ナムラタ・シロドカール)は、
トニーの事を愛しているが、トニーはソニアに惹かれていく。

お墓を見つけた日、海岸でソニアは一人の男性を見かける。
その昔、オーストリア大使である父親(サイード・ジャフリー)に
インタビューしたプレム(ジャッキー・シュロフ)だった。
その時、一目惚れしたプレムにソニアは口説き落とされていた。

ところがソニアの父親はインド人との結婚はまかりならん!
と激怒する。ソニアの父親はインドとインド人を嫌っていた。
ジャーナリストだったソニアの母親とはインドで知り合い結婚。
ところがソニアが1歳の時に突然マラガに戻ってしまった。
理由を聞いても答えず、ソニアは父親が一人で育てたのだった。

ソニアは理由を聞きプレムとは別れたのだったが、
トニーの助けを得てプレムに会う。
そしてまだ愛している伝える。

ところが・・・ソニアの前に突然父親が現れ、
プレムに会うためにマリガに来たと思いこむ。
そしてすぐにオーストリアへ連れて帰ると告げる。

再び母親のお墓を訪ねたソニアは司祭から母親が、
自分達を残しマラガに帰った理由を聞き、
母親が送ろうとした手紙を受け取る。

空港でソニアは父親に告げる。あの時・・・
母親は重篤な伝染病と診断されたため、
家族の命を守るために一人でマラガへ戻り死ぬ事を選んだ事を。
父親は自分が間違っていた事を認め、
ソニアにプレムに所へ戻るように言う。

 ジャッキー・シェロフとアイシュワリヤーだと、
 親子に見えちゃったんだけど・・・。

 大使夫人が重篤な伝染病だったとしたら、
 家族や周囲が知らないのはおかしいなぁ。
 ソニアは24歳の設定だったから、
 20年以上も大使って・・・任期はないのか?

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【インド映画】 ~ドゥルハ・ミル・ガヤー~

2020年09月05日 21時45分59秒 | 映画 / MOVIE

2010年の作品、タイトルはヒンディー語で「花婿を見つけた」。

珍しいと言うか初めて観たがロケ地はトリニダードトバゴ。
元々はイギリスが開拓のためにインド人を連れて行ったため、
インド系の人が多い国である。綺麗な海のリゾートと言う感じ。

主役ではないけれど久々にシャー・ルク・カーンを観た。

  <ストーリー> 

シャー・ルク・カーンのナレーションで始まる。

舞台はトリニダードトバゴ、パワン(シャー・ルク・カーン)の
GFでモデルのシマ(スシュミタ・セン)の友人ドンサイ
(ファルディーン・カーン)は富豪の息子。
人生を楽しむためには結婚は不要と言っている。
ところが父親が亡くなり50億ルピーの会社を引き継ぐために、
遺言で父の友人の娘サマルプリート(イシタ・シャルマ)と
15日以内に結婚しなければならなくなった。

ドンサイは仕方なくパンジャーブ州へ向かう。
富豪の友人なのでどんな家かと思ったら・・・
普通の農家だったので驚く。ド田舎なので当然、
英語は通じないし、トイレは屋外で畑の先にあった。
サマルプリートもあか抜けない・・・。

役所でサインをして簡素な結婚式を挙げただけで、
ドンサイはトリニダードトバゴへ戻る。
そして全く音信不通のまま3カ月が過ぎ、
サマルプリートはトリニダードトバゴへ行くと言い出す。

経由地のマイアミでサマルプリートの隣の席にシマが座るが、
シマは関わりたくないようで全く相手にしなかった。
サマルプリートはドンサイの屋敷に行くが入れてもらえず、
塀を乗り越えて入るが、他の女性と抱き合う姿を見てしまう。

ショックを受けて歩いていたところシマの車が、
サマルプリートを撥ねてしまう。自宅に連れて帰ったシマは、
事情を聞きドンサイが結婚した事に驚くが、
サマルプリートの為に何とかしようと考える。
そしてドンサイ好みの女性になるために教育をし、
パーティーでサマラとして紹介する。

ドンサイはサマルプリートだとは全く気付かず口説き始める。
サマラはシマの筋書き通りにドンサイの誘いを断る。
断られた事などないドンサイは益々サマラに夢中になる。

ここでようやくシャー・ルク・カーン登場。
(10年前からこう言う主役たちを上手く引き立てたり、
 まとめたりする役もやってたんだね。
 シマを深く愛する事で他の人々へ愛の重要さを教える、
 そんな感じの役回り。)

ドンサイはサマラにプロポーズしようとするが、
遺言書にはサマルプリートと結婚後10年は離婚できないと言う、
項目があったため、正直に告白する。するとサマラは、
実家に来た時のトイレにまつわるエピソードを話し出す。

ドンサイはサマラがサマルプリートである事に気づく。
めでたし、めでたし。

 どう見ても大富豪と普通の農家だし、
 父親同志がどういう友人かは解らなかったが、
 外国暮らしのドラ息子と田舎から出た事もない娘、
 全くもって吊り合うとは到底思えなかった。
 なんでドンサイの父親がこの娘を選んだのか、
 全くもって不明・・・・。

 ドンサイが、サマルプリートの家に行った時に、
 伯母さんがドンサイを見てフェローズ・カーンみたいだわ。
 と言ったんだけど、ファルディーン・カーンの父親である。
 こう言う小ネタに、うぷぷっとできたのは、
 引きこもり中にインド映画を観まくっているからだ。
 引きこもり万歳!

 2009年のシャー・ルク・カーン主演の、
 「ラブ・ネ・バナー・ディー・ジョディー」
 (邦題:神が結び合わせた2人)の逆パターンであった。
 こちらは仕方なく結婚した妻と全くイケてないダサい旦那、
 友人の指導でSRKがダンス上手なイケメンに変身して妻に告白する。

 結婚式のための数時間だけ一緒にいただけだし、
 妻になった女性の顔や声など覚えてなくても仕方ないか。
 その女性に全く興味を持っていなかったわけだし。

 SRKよりスシュミタの方が明らかに背が高いと思うが、
 上手く身をかがめたり、カメラアングルで、
 それを全く感じさせなかった。 

 インド映画ではやはり最初に結婚ありきで、
 プロポーズの後で付き合い始めたり、
 愛が生まれたりする。遊びじゃないんだ、と言う事を、
 ハッキリさせるって事かなぁ。
 って言うか、インドではそう言う順番なんだな。

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【インド映画】 ~メヘブーバー~

2020年09月04日 22時07分59秒 | 映画 / MOVIE

2008年の作品、タイトルはヒンディー語で「最愛の人」。
(女性に対して使う言葉)。

2000年に撮影されたが何故か公開が遅れたみたい。

20年前のサンジェイ・ダットは41歳、かろうじて、
極悪人にならず、富豪の不良中年でとどまった感じ。
でもお腹も出てなかったし意外と鍛え上げられてて驚いた。

  <ストーリー> 

舞台はハンガリーのブダペスト、画家のカラン(アジェイ・デーブガン)は、
自分の理想の女性の絵を描いているが、
ある日、そっくりな女性を空港で見かける。

翌日、ジョギングしていたカランは女性を見かけ声をかけるが、
迷惑がられてしまう。それでも諦めないカランは、
何とか自分の気持ちを伝えようとつきまとう。
そして友人の弁護士に仲介を頼むが、女性の知り合いだった。

パヤル(マニシャー・コイララ)はこの世に愛は存在しない、
そんな物は信じないと拒絶する。

10年前のニューヨーク、ワルシャ(マニシャー・コイララ)は、
あるショーでシャラバン(サンジェイ・ダット)と言う
富豪の実業家に見初められた。シャラバンはお金の力で
欲しい物は何でも手に入れる事ができると思っていた。

そんなシャラバンにワルシャは女性の心は買えないと、
平手打ちをくらわした。目が覚めたシャラバンは、
ワルシャの家に行き父親に結婚を申し込む。
(てっきり断るのかと思ったが)ワルシャは受け入れる。

ところが・・・シャラバンは改心したわけではなく、
恥をかかされた事でワルシャに仕返しをしようと、
芝居をうったのだった。ワルシャと一夜を共にした後、
ワルシャに平手打ちをし追い出した。ショックを受けた、
ワルシャの父親は死んでしまった。

ワルシャは名前をパヤルに替え、シャラバンから
遠ざかるためにハンガリーに来たのだった。
ワルシャは友人の弁護士に全てを話した。すると、
弁護士はカランの愛で心の傷をいやすように勧める。

カランはインドに帰る事を決めていたため、
パヤルは後から行って結婚する事にする。
カランの家はラジャスタン州にある宮殿だった。
兄弟家族が一堂に会していた。
と・・・そこにはカランの兄シャラバンもいた。
なんと兄弟で同じ女性を・・・・。

カランは家族にパヤルの事を話し、
シャラバンはワルシャと言う女性の話を始める。
言葉では言えないくらい悪い事をして傷つけてしまい、
ワルシャがいなくなった後、愛に気づいて探したが、
見つけられなかった事を・・・。カランは自分が
必ず探し出し謝罪すると約束する。

何も知らないワルシャことパヤルが家に到着した。
結婚の儀式まで男性は花嫁の顔を見てはいけない、
と言う家族の伝統を守り、パヤルとシャラッドは、
顔を合わせる事はなかった。儀式の日・・・
パヤルとシャラバンはお互いの顔を見て驚く。

シャラバンはパヤルに許しを請う。
何も知らないカランはニューヨークのシャラバンの会社から、
ワルシャの写真を取り寄せ、パヤルだった事に驚く。
そして二人の過去を知りショックを受け死のうとする。
シャラバンはカランを追い、線路停めたカランの車を押し出す。
シャラバンの車は列車と衝突する。

重傷を負ったシャラバンはカランに、
お前はパヤルのために生きろ、俺はワルシャのために死ぬ。
このことは誰にも言うな・・・・と言い残して息絶える。

 そもそもシャラバンがワルシャの父親に結婚を申し込みに行く、
 と言うのはインド的。本人の意思より両親の意思が重要。
 しかもシャラバンの悪評を知ってる父親が許す事も、
 シャラバンに意見したワルシャが受け入れるのも不思議。

 パヤルもカランに付きまとわれて嫌がっていたのに、
 弁護士の友人の一言だけで付き合ってもいないのに、
 結婚を受け入れるのも不思議。

 カランがブダペストで絵を描いてる理由も解らない。
 理想の女性の絵を描くなら、インドでもできるだろうし。

 20年前の映画だからか、結婚してから愛が生れると言う、
 インド人的な考え方だなぁと思った。

 10年前とは言え、兄と自分の妻になる人の出来事を、
 結婚式の日に知ったらショックだろうけれど、
 もう終わった事と思えないのかなぁ? 
 自分とは付き合っていた事実はないし、
 結婚を承諾してくれたとは言え、愛されてる実感はなかった、
 でも兄の事は愛していた・・・と言う事か・・・。

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【インド映画】 ~ピッツァ~

2020年09月03日 22時06分59秒 | 映画 / MOVIE

2014年の作品で2012年のタミル語映画のリメイク。
タミル語版では主人公はGFと同棲しておりGFが妊娠するが、
ヒンディー語版では結婚している設定。
その辺は、タミルナドゥ州の方が緩いのか?

ホラー映画である。これきっと映画館で観たら怖かったと思うが、
自宅で部屋の電気もついてるし、怖くなったら止められるし、
良かった・・・。

タミル語版のオリジナルも観ようと思ったが、
言葉が判らんな・・・・。

  <ストーリー> 

ピザ配達員のクナル(アクシェイ・オベロイ)は
妻のニキータ(パルバティ・オマナクッタン)と暮らしている。
ニキータはホラー作家を目指しているが、
クナルは超常現象や幽霊を恐れている。

長年、子供がいなかったピザ屋のオーナー:カプール
(ラジェッシュ・シャルマ)の妻が妊娠し、
アンジャリと言う霊にとりつかれてしまう。
祈祷やお祓いをしても全く効果がない。

ある日、ニキータの妊娠が発覚するが、
ピザ屋の配達で生活できるのかニキータは不安になる。

クナルは配達に行くが、その家で超常現象が起こる。
突然停電しお金を取りに行った奥さんの悲鳴が・・・。
様子を見に行ったクナルは死体を発見する。
家の扉はロックされており窓ガラスも割る事ができない。
電話も通じず、困り果てたクナルだが、ピザの箱が開いており、
数切れ無くなっている事を知る。

そして電話の着信音に反応し奥さんの電話を取りに行くと、
死体が無くなっていた。そこへ再び着信音がしたため、
電話に出ると男が玄関の扉の前に立っていた。
しかし扉は開ける事ができなかった。
着信した電話に折り返すとバスルームから着信音がして、
行ってみると食べかけのピザがあり、
扉の前に立っていた男が浴槽の中で死んでいた。

クナルはニキータに電話して住所を伝え来るように言う。
その後、アンジャリと言う女の子の幽霊が現れる。

突然、警官がやって来て殺人事件があった後、
家は閉ざされていた。クナルは配達に来た事で、
怪しまれて逮捕されそうになる。
警官二人が家に引き込まれクナルは解放される。

この家では主人と奥さんと娘とニキータと言う女性の。
4人が殺されていたと言う。クナルはニキータが、
家からいなくなっており捜索願を出す。

カプールは店員と一緒にピザを配達するバッグを取りに、
幽霊屋敷に忍び込み、そこで幽霊を見るが誰にも言うなと、
口止めをする。祈祷師が言うにはニキータは、
屋敷に引き込まれており生死は不明(恐らく死んでいる)。
そのおかげでカプールの奥さんと妊娠中の子供は助かると。

カプールはショック状態のクナルを解雇する事にし、
いくばくかのお金を渡す。
クナルは建設中のビルの屋上に行く・・・・。

と・・・そこにニキータが現れる。
(シーンは戻って行く。)

ある夜、閉店間際にニキータから電話が入り、
クナルは顧客に見せかけてピザを配達する事にするが、
カプールに呼ばれ自宅にチョコレートを届けるように言われる。
クナルはニキータにピザを届けるが、
ニキータがチョコレートの箱に入ったダイヤモンドを見つける。
そこで、生れて来る子供の為にダイヤモンドを頂く事にして、
ニキータの台本でお化け屋敷で一芝居うったのだった。

まんまとダイヤモンドを手に入れた二人は空港で落ち合う事にする。
クナルは最後の配達に行く。そこでは誕生日パーティが行われていた。
ピザを子供に手渡したクナルは、名前を見てアンジャリである事に驚く。
そして・・・・・ドアが閉まって電気が消えた・・・・。

 最後の最後で・・・・怖い・・・・。 

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【インド映画】 ~ディル・ヘー・キ・マンター・ナヒーン~

2020年09月02日 22時03分59秒 | 映画 / MOVIE

1991年の作品、タイトルはヒンディー語で「心、認めない」。
マヘシュ・バット監督で娘のプージャのデビュー作。
(プージャは現在は映画監督となっている。)

自分の娘の主演映画を撮るとは凄い。アーミル・カーンを
指名したのはプージャがファンだったのかなぁ?

当時、アーミル26歳、プージャ19歳!
父親役のアヌパム・ケールは36歳で、
髪の毛の量は今と変わらないが、さすがに痩せてた~。

  <ストーリー> 

ボンベイの輸送会社の社長セトゥ(アヌパム・ケール)の、
娘プージャ(プージャ・バット)は俳優のディーパック
(サミール・チトレ)との結婚を望んでいるが、セトゥは大反対。
ある日、プージャは父と一緒に乗った汽船から海に飛び込んで逃げ、
バンガロールで撮影中のディーパックに逢いに行く。

バンガロール行きのバスの中でプージャは、
ジャーナリストのラグー(アーミル・カーン)と出会う。
セトゥはプージャを見つけた人に懸賞金を出すと言う、
広告を新聞に掲載する。

最初はいがみ合っていた二人だが、
途中でバスに乗り遅れたプージャをラグーが助け、
懸賞金の新聞広告が出ている事を告げる。そして
バンガロールのディーパックの元に送り届ける事を条件に、
プージャの身の上を書きたいと申し出る。

途中、懸賞金を狙った悪党がプージャを襲う。
なかなかプージャが見つからないためセトゥは、
ディーパックとの結婚を認める、と言う新聞広告を出す。

プージャはラグーは旅を続けているうちに恋に落ち、
ラグーと結婚したいと言い出す。
ラグーはプージャとの記事を出版社に売るため、
プージャを置いてバンガロールへ行く。

残されたプージャはお金がないためホテルからたたき出される。
ラグーは書置きを残したがプージャは読む事ができなかった。

セトゥはプージャが戻って来た事は嬉しかったが、
ディーパックとの結婚は望んでいなかったため、
プージャの気持ちを確かめる。
そしてラグーが誠実な人柄であったため気に入る。

プージャとディーパックとの結婚式の当日、
セトゥはプージャに再度気持ちを確かめ、
ディーパックのような馬鹿と結婚しないで、
ラグーと結婚するように勧める。

プージャは結婚式の会場から逃げ、
ラグーの元へ行く。

 うむむ・・・さすがに30年近く昔の映画だったので、
 いかんせん古い感じは否めなかった。

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【インド映画】 ~バンダン~

2020年09月01日 21時59分59秒 | 映画 / MOVIE

1998年の作品、タイトルはヒンディー語で「絆」。
ジャッキー・シェロフとサルマン・カーンの共演。

当時ジャッキー41歳、サルマンの33歳は成人後はいいとして、
劇中でジャッキーがアシュワニと結婚した時、
ジャッキーの妹が5歳くらい!!えーー。
母親が違うのかなと思うほどだが、ちょっと無理がある。
その時サルマンも10歳くらいかな、ジャッキーと結婚する、
アシュワニがジャッキーの妹の母親代わりになるんだけど。
少年時代のサルマンとジャッキーの妹が、
ジャッキーの子供じゃないかと思うほど。
昔の映画は無茶するなぁと思った・・・・。

  <ストーリー> 

有力者のタクール(ジャッキー・シェロフ)は寺院で見かけた
プージャ(アシュワニ・バーブ)を見初めて結婚を申し込む。
プージャの家は貧しく、仲の良い弟のラジューも一緒にと
タクールに願い出る。タクールも受け入れる。
幼いラジューはタクールの妹ジョティと一緒に育つ。

成人になったラジュー(サルマン・カーン)は、
大学に通う為に町に行っていたジョティ(ランバ)を、
迎えに行った。ジョティはラジューに想いを寄せており、
あの手この手でラジューに気持ちを伝える。

ある日、村に来た旅の踊子のヴァイシャリ
(シュエタ・メノン)がタクールを誘惑する。
そしていつしか妻の代わり一緒に寺院に行くようになる。

あまりの仕打ちにラジューはタクールに詰め寄るが、
タクールは誰に食べさせてもらってる!と言う。
しかし寺院に参拝に来ていた人々が、
神聖な場所に愛人を連れて来たタクールを非難する。

激高したタクールはラジューを屋敷から追い出す。
ジョティとプージャはラジューの命を助けるために、
心にもない事を言い、傷心のラジューは村に帰る。

ヴァイシャリの兄は妹に稼がせて遊んでる悪党で、
地元の悪人と結託しラジューを陥れようとする。
人の良いラジューはまんまと騙され、
ヴァイシャリをタクールから遠ざけようと家に乗り込むが、
ヴァイシャリの色香に朦朧としているタクールは、
ヴァイシャリは妻であると言い出す。

そしてタクールはヴァイシャリと結婚するために、
プージャの夫は死んだのでプージャは寡婦になったと言い、
ショックでプージャとラジューの父親は死んでしまう。

 特に田舎の場合、寡婦になった場合の地位は低く、
 生きながら死んだような生活をおくらなけらばならない。
 夫に先立たれた妻は不吉とされ、
 許されたのは白いサリーのみ、貴金属も付けられず、
 人目につかないよう家の中で一生を過ごさなけらばならない。

プージャは実家に帰る事は世間体もあるのでできず、
タクールとヴァイシャリとの結婚を認め、
タクールの家で一生を過ごす事を決める。

 あれれっ? 重婚だよね? 
 昔だし、婚姻届けなしでも有力者だし認められるのかな。

またタクールはジョティとラジューが愛し合っている事を知り、
身分が違うと激怒しジョティを無理やり、
ヴァイシャリの兄と結婚させようとする。
しかしタクールはヴァイシャリと兄に騙されており、
屋敷の所有権は兄の名前になっていた。

タクールとプージャ、ジョティは屋敷を追い出され、
プージャの実家へ行く。ヴァイシャリの兄は、
ヴァイシャリが妻になりタクールを愛し始めている事を知り、
ヴァイシャリを殺してタクールに罪を擦り付ける。
逮捕されたタクールだがラジューが身代わりになる。

そこでようやくタクールはラジューが、
どれほど自分を尊敬しているのかを知り改心する。

ヴァイシャリの兄はジョティと結婚するために、
ジョティを誘拐し寺院へ行く。と、そこにタクール登場。
形成が不利になった所でラジューが現れ悪党どもを倒す。

タクールはラジューとジョティの結婚を許す。

 インドには身分制度があり上位の男性が下位の女性と
 結婚する場合は、さほど問題がないが逆は問題がある。
 タクールがプージャを妻とした場合には問題がないが、
 同じ家でも妹のジョティがプージャの弟のラジューと
 結婚する場合には大きな問題となる。
 これは女性の身分が結婚後は夫のカーストとなるためである。
 つまり身分が下がると言う事である。

 インド映画では、往々にして異なる身分間で恋愛が起こるが、
 結婚するためには困難を乗り越えなければならない。
 映画であれば、作り話なので・・・で済むが、
 現実に起こると・・・家の名誉を守るために、
 殺人事件にまで発展する事も未だにある。

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