30年前の1990年の作品。
タイトルはヒンディー語で「誰も僕ほど狂っていない」。
画面の色合いからしても時代を感じる・・・。
最初から最後まで一方的に愛を押し付けるアジェイ、
よく言えばその愛が最終的に伝わった、
・・・・ってとこかなぁ・・・。
<ストーリー>
カメラマンのアジェイ(アーミル・カーン)は女優のアニータ
(マドゥリ・ディクシット)と同じ事務所で働いている。
アジェイはアニータの事を愛しておりアプローチするが、
アニータは腕のいいカメラマンとしか思っていなかった。
アニータは姉に勧められるがままに経済力のあるヴィジェイ
(ジャイネンドラ)と婚約するが、アジェイもプロポーズする。
そこで初めてアニータはアジェイが本気だった事を知る。
アジェイは相手の気持ちも確かめずに結婚式の準備を進める。
アニータが婚約者を紹介してはっきり拒絶しても、
アジェイの求愛は止まらなかった。アジェイは
ヴィジェイの所にも行きアニータは自分のものだと言い、
結婚式を妨害する。
アニータはどこまでもしつこいアジェイに辟易としながらも、
ヴィクラムとのこれまでの事を比較する。
そこへヴィクラムがやってくるが悪党に囲まれてしまう。
悪党はピストルを出しヴィクラムは手出しができない。
と、何故かアジェイが現れ、撃たれながらも悪党を倒す。
アニータはアジェイの愛が本物だと解りアジェイと結ばれる。
やっぱり30年前だから、古いなぁ。
ストーリーは何のひねりもなく面白味にかけた。
はっきりしていた事はアジェイはアニータを狂ったように愛している。
アニータとヴィクラムの間には愛はない、でも結婚はする。
結婚したら愛が生れると言うインド的な考え方。
昔は結婚式の当日まで相手を見た事がないなんて普通だったし、
今でも田舎ではそうなんじゃないかな。
愛ってなんだろう・・・・・。