カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~ドゥルハ・ミル・ガヤー~

2020年09月05日 21時45分59秒 | 映画 / MOVIE

2010年の作品、タイトルはヒンディー語で「花婿を見つけた」。

珍しいと言うか初めて観たがロケ地はトリニダードトバゴ。
元々はイギリスが開拓のためにインド人を連れて行ったため、
インド系の人が多い国である。綺麗な海のリゾートと言う感じ。

主役ではないけれど久々にシャー・ルク・カーンを観た。

  <ストーリー> 

シャー・ルク・カーンのナレーションで始まる。

舞台はトリニダードトバゴ、パワン(シャー・ルク・カーン)の
GFでモデルのシマ(スシュミタ・セン)の友人ドンサイ
(ファルディーン・カーン)は富豪の息子。
人生を楽しむためには結婚は不要と言っている。
ところが父親が亡くなり50億ルピーの会社を引き継ぐために、
遺言で父の友人の娘サマルプリート(イシタ・シャルマ)と
15日以内に結婚しなければならなくなった。

ドンサイは仕方なくパンジャーブ州へ向かう。
富豪の友人なのでどんな家かと思ったら・・・
普通の農家だったので驚く。ド田舎なので当然、
英語は通じないし、トイレは屋外で畑の先にあった。
サマルプリートもあか抜けない・・・。

役所でサインをして簡素な結婚式を挙げただけで、
ドンサイはトリニダードトバゴへ戻る。
そして全く音信不通のまま3カ月が過ぎ、
サマルプリートはトリニダードトバゴへ行くと言い出す。

経由地のマイアミでサマルプリートの隣の席にシマが座るが、
シマは関わりたくないようで全く相手にしなかった。
サマルプリートはドンサイの屋敷に行くが入れてもらえず、
塀を乗り越えて入るが、他の女性と抱き合う姿を見てしまう。

ショックを受けて歩いていたところシマの車が、
サマルプリートを撥ねてしまう。自宅に連れて帰ったシマは、
事情を聞きドンサイが結婚した事に驚くが、
サマルプリートの為に何とかしようと考える。
そしてドンサイ好みの女性になるために教育をし、
パーティーでサマラとして紹介する。

ドンサイはサマルプリートだとは全く気付かず口説き始める。
サマラはシマの筋書き通りにドンサイの誘いを断る。
断られた事などないドンサイは益々サマラに夢中になる。

ここでようやくシャー・ルク・カーン登場。
(10年前からこう言う主役たちを上手く引き立てたり、
 まとめたりする役もやってたんだね。
 シマを深く愛する事で他の人々へ愛の重要さを教える、
 そんな感じの役回り。)

ドンサイはサマラにプロポーズしようとするが、
遺言書にはサマルプリートと結婚後10年は離婚できないと言う、
項目があったため、正直に告白する。するとサマラは、
実家に来た時のトイレにまつわるエピソードを話し出す。

ドンサイはサマラがサマルプリートである事に気づく。
めでたし、めでたし。

 どう見ても大富豪と普通の農家だし、
 父親同志がどういう友人かは解らなかったが、
 外国暮らしのドラ息子と田舎から出た事もない娘、
 全くもって吊り合うとは到底思えなかった。
 なんでドンサイの父親がこの娘を選んだのか、
 全くもって不明・・・・。

 ドンサイが、サマルプリートの家に行った時に、
 伯母さんがドンサイを見てフェローズ・カーンみたいだわ。
 と言ったんだけど、ファルディーン・カーンの父親である。
 こう言う小ネタに、うぷぷっとできたのは、
 引きこもり中にインド映画を観まくっているからだ。
 引きこもり万歳!

 2009年のシャー・ルク・カーン主演の、
 「ラブ・ネ・バナー・ディー・ジョディー」
 (邦題:神が結び合わせた2人)の逆パターンであった。
 こちらは仕方なく結婚した妻と全くイケてないダサい旦那、
 友人の指導でSRKがダンス上手なイケメンに変身して妻に告白する。

 結婚式のための数時間だけ一緒にいただけだし、
 妻になった女性の顔や声など覚えてなくても仕方ないか。
 その女性に全く興味を持っていなかったわけだし。

 SRKよりスシュミタの方が明らかに背が高いと思うが、
 上手く身をかがめたり、カメラアングルで、
 それを全く感じさせなかった。 

 インド映画ではやはり最初に結婚ありきで、
 プロポーズの後で付き合い始めたり、
 愛が生まれたりする。遊びじゃないんだ、と言う事を、
 ハッキリさせるって事かなぁ。
 って言うか、インドではそう言う順番なんだな。

コメント
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