2002年の作品、タイトルはヒンディー語で
「結婚して捕われた」。
タイトルから解るように普通のラブストーリーではなく、
結婚後に起こる家庭内の問題を描いた珍しい作品。
<ストーリー>
アヤーン(サルマン・カーン)は祖母、母親と兄夫婦、
妹、弟と暮らしている。ある日、モデルのアハナ
(シルパ・シェッティ)に出会い恋に落ちる。
アハナは車の修理をアヤーンの工場に依頼するが、
車に日記を忘れる。アヤーンは日記を読み、
アハナの好みを把握しデートに誘う。
お互いに挽かれあい結婚する事にする。(早い!!)
しかしモデルのアハナの家庭はセレブ階級であり、
アヤーンは車の修理工場で働く労働者階級であるため、
特に両家の母親の心の中には歓迎できない気持ちがある。
二人はロンドンに新婚旅行に行きアハナが家族のために買った、
お土産が高価すぎるとアヤーンの母親が受け取りを拒否し、
家族のみんなにも返却させる。
姑と合わないアハナは別居を希望するが、
長男であるアヤーンは考え方が古く、
嫁ぎ先のしきたりに従うように考えを変えろと言う。
そしてアハナの妊娠が解った時も二人の考え方には、
かなりの違いがあった。結局、流産してしまうが。
様々な問題を乗り越えて迎えたアハナの誕生日、
アハナはベッドの下に隠してあった自分の日記を発見する。
アヤーンが自分と結婚したいがために、
日記を読んで仕組んでいた事を知ってしまう。
パーティーの席でそれを暴露したアハナにアヤーンは、
平手打ちを食らわせてしまい、両家の間で大問題となる。
再びアハナの妊娠がわかる・・・・・。
離婚と中絶か、アヤーンの家に戻りしきたりに従うか・・・。
この問題は裁判になり、1年間の冷却期間を置き、
その間に結論を出すと言う判決が下された。しかもアヤーンの
申し出により、その間、お腹の子供の保護のため、
アヤーンはアハナの家に住むことが認められた。
アヤーンと警官がアハナの家に同居すると言う生活が始まり、
アヤーンはいちいち口うるさく付きまとう。
予定日より早くアハナは女の子を出産すると、
アヤーン一家はそのまま子供を連れ去ろうとする。
そして母乳を与えるためにアハナを自分の家に連れて行く。
2カ月後、離婚が成立しアヤーンはもはや用済みと
アハナを追い出そうとする。アハナは迎えに来た両親と
家を出て行くが、途中で思いなおして子供の元へ戻る。
そしてアヤーンとアハナは、やり直すことにする。
うぅぅ・・・・・・・ん、しっくりこないなぁ。
子はかすがい、なのかもしれないけど、
災い転じて福となす、なのかもしれないけど。
日記を見た事は不問になっちゃったし、
あんなに考え方が違う家庭だって解ってたのに、
子供のためにやり直そうって思うのが解らん。
子供の事で更にもめると思うけどね。
18年前の映画だから、やっぱり考え方が古いなぁ。
特にインドでは結婚は当人の問題ではなく、
家族間の問題だからなぁ・・・・
子供をめぐってのアヤーンの行動にはアハナへの
愛や尊敬や思いやりは全く感じられなかったし、
自分さえ良ければと言う、この男の本性を見たと思ったけど。
ジャイ・ホーのサルマンが善人だっただけに、
次に観たこの映画は、役柄だと解っていても腹立たしかった。