カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

「浪速少年探偵団」東野圭吾

2023年09月14日 21時51分59秒 | 本 / BOOKS

1988年に刊行された東野圭吾の小説。、
1985年に作家デビューしているので、
その翌年から小説現代に不定期に掲載されていた短編を、
集めたものであるが、かなり面白い。

やはり主人公のキャラクターに魅力があると、
ぜんぜん違うよね。東野圭吾の小説だと加賀恭一郎シリーズ、
ガリレオ湯川教授シリーズ。そしてこの浪速少年探偵団だと、
小学校教師の竹内しのぶ先生である。

浪速と言うタイトルから大阪が舞台であるとわかる。
竹内しのぶと言うセンセ(関西風に言うと)と
担任するクラスの小学校6年生の男子生徒がおりなす、
探偵小説である。

2000年にHNKでドラマ化されている。
主演は多部未華子。

しのぶセンセが担任するクラスの生徒の父親が殺された。
いやいや、ないわ。笑。そんなことないわ。笑。

そこからしのぶセンセは探偵のように事件に関わっていく。
男子生徒の田中鉄平と原田郁夫が主な探偵団の構成員である。
主な事件には刑事の新藤と漆原が関り、しのぶセンセの
素人ながらもするどい観察力と推理に、
なかば笑い、呆れながらも読んでしまう。

新藤刑事はしのぶセンセに惚れてしまい、
恋敵の本間が現れてからは、少年探偵団との絡みもあり、
大阪ならではのボケとツッコミに抱腹絶倒なのであった。

ちなみに原作では3枚目の新藤刑事はドラマでは小池徹平が演じ、
本間は山本耕史とどっちもイケメンやがな。

大阪弁と素人でも漫才のような面白さがおりなす、
面白い作品である。


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