カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

長坂真護展

2022年11月09日 21時20分59秒 | 日記 / DAIRY

この展示を観るために友人が新潟から来た。
私は長坂真護(ながさかまご)について知らなかったので、
調べてみた。

1984年福井県福井市出身。歌手になるための口実として、
文化服装学院でデザインを学ぶ、その後、なぜかホストになり、
3000万円を稼ぎ、それを元手にアパレル会社を始めるが、
倒産。路上アーティストとなる。

2016年ガーナのスラム街を写した1枚の写真に惹かれ、
ガーナのスラム街「アグボグブロシー」を訪れる。
そこは「世界最大級の電子機器の墓場」と呼ばれていた。
1日500円の日当で先進国が投棄した電子機器を燃やして
生活する人々を見て決意する。
「アートで先進国に対してアグボグブロシーの惨状を伝える。」

2018年、スラム街の人々を題材として制作した作品が
1500万円で売れた。

で、スラムの人々にガスマスクを贈ったり、
無料の学校を作ったり、NGOを設立して、
頑張っている人なのである。

ガーナのスラムの人々と一緒に。
これが原点なんだね。

作品はスラムで拾った廃棄物(ゴミ)を使っている。

 

 実はインドにも廃材を使って造られた彫刻庭園がある。
 ハリヤナ州の州都チャンディーガルにある、
 「ロック・ガーデン」はネック・チャンドが、
 18年の歳月をかけて廃材を使って5ヘクタールもの
 彫刻というかモニュメントと言うか庭園を造り上げた物だ。

 もう一つはデリーにある「ワストゥ・トゥ・ワンダー」。
 こちらは廃材で造られたテーマパーク。

 スラムと言えば、私はデリーでオプショナルツアーとして、
 スラム・ツアーを催行していて、何度か行ってるけど、
 そこには工場や廃材の処理施設もある。もちろんスラムの
 人々が働いているけど、みんないい笑顔なのよ。
 お金を落としていると言う事で笑顔なのかもしれないけど、
 仕事をやらされている感が全くない。みんな幸せそうななの。

 ガーナの人はどうかわからないけど・・・。

コメント
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