ついに終幕
前回までの粗筋。
凶弾に倒れたヤマト前会長からの手紙には、「金太郎 お前は日本の元気だ」と書かれたありました。
それを見た金太郎は、ついに東京でサラリーマンに復帰することに決めます。
で、日本人を元気にするために選んだ仕事は、ヤマトへの復帰ではなく、コンドームの訪問販売員。
まぁ、確かに日本を元気にする代物かもしれませんね……………。
そんなこんなで、ついにファイナルの「サラリーマン金太郎 (30)」。
日本を元気にするため、次に選んだ職場は、総合商社です。
金太郎は、商社について、以下のように語っておられます。
その社会の潤滑油である商社で金太郎が画策したのは、建設作業の請負業。
で、直ぐに官僚から法律違反だと横槍が入ります。
もちろん、いつもの「ドリャー」調で反論です。
以前も書きましたが、「作者としては、金太郎を通じて、常に国家(さらには国境のない全世界)を射程に入れた一個人の創出を企んでい」るようです。
その実践の場としては、建設業の枠では収まらなくなり、商社が必要だったんでしょうね。(「サラリーマン金太郎」の連載終了後には「悪党」という政治漫画を書こうとしていたなぁ。挫折したみたいだが)
で、ついには金太郎の主張に対して、現役の総理大臣が「大変…勉強になりました…」とまで言わせます。
そんで、最終話。
日本を元気にできた! ということなんでしょうか、入ったばかりの商社も辞めてしまいます。
で、「International Bank」という外資系銀行で面接を受けているところで、終わります。
作者として、「今度は世界制覇だ!」ということなんでしょうか?
金ちゃん本人としては、
ということらしいです。
さて、今日の名言。選ぶの面倒臭いので、最後のセリフにします。
サラリーマンの鉄則 その三十
「転職を繰り返し、一箇所に定住しない」
前回までの粗筋。
凶弾に倒れたヤマト前会長からの手紙には、「金太郎 お前は日本の元気だ」と書かれたありました。
それを見た金太郎は、ついに東京でサラリーマンに復帰することに決めます。
で、日本人を元気にするために選んだ仕事は、ヤマトへの復帰ではなく、コンドームの訪問販売員。
まぁ、確かに日本を元気にする代物かもしれませんね……………。
そんなこんなで、ついにファイナルの「サラリーマン金太郎 (30)」。
日本を元気にするため、次に選んだ職場は、総合商社です。
金太郎は、商社について、以下のように語っておられます。
商社の利益率は1~2%だ!! そんな利益なら何もしないで アメリカの国債でも買っておけばいい… それなのに なぜ懸命に仕事をするのか!? 日本経済の潤滑油としての使命感だ!! 極論を言えば商社は社会資本のひとつだ!! その自負だ!! 本宮ひろ志「サラリーマン金太郎 (30)」91~92頁 ヤングジャンプ・コミックス |
その社会の潤滑油である商社で金太郎が画策したのは、建設作業の請負業。
で、直ぐに官僚から法律違反だと横槍が入ります。
もちろん、いつもの「ドリャー」調で反論です。
労働派遣法4条だとォ… だからどうした… こっちゃあなあ てめえら役人がやるんだか やらねえんだか 先延ばししてんのをだァ のんびり待っている程 時間の余裕はねえんだよ!! 本宮ひろ志「サラリーマン金太郎 (30)」166頁 ヤングジャンプ・コミックス |
以前も書きましたが、「作者としては、金太郎を通じて、常に国家(さらには国境のない全世界)を射程に入れた一個人の創出を企んでい」るようです。
その実践の場としては、建設業の枠では収まらなくなり、商社が必要だったんでしょうね。(「サラリーマン金太郎」の連載終了後には「悪党」という政治漫画を書こうとしていたなぁ。挫折したみたいだが)
で、ついには金太郎の主張に対して、現役の総理大臣が「大変…勉強になりました…」とまで言わせます。
そんで、最終話。
日本を元気にできた! ということなんでしょうか、入ったばかりの商社も辞めてしまいます。
で、「International Bank」という外資系銀行で面接を受けているところで、終わります。
作者として、「今度は世界制覇だ!」ということなんでしょうか?
金ちゃん本人としては、
出世だの社長になるだの関係ねえよ…… 俺はサラリーマンのプロになったる 本宮ひろ志「サラリーマン金太郎 (30)」223頁 ヤングジャンプ・コミックス |
さて、今日の名言。選ぶの面倒臭いので、最後のセリフにします。
日本サラリーマン――――!! 矢島金太郎――っス 本宮ひろ志「サラリーマン金太郎 (30)」232~233頁 ヤングジャンプ・コミックス |
サラリーマンの鉄則 その三十
「転職を繰り返し、一箇所に定住しない」
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