若竹屋酒造場&巨峰ワイナリー 一献一会 (十四代目日記)

何が酒の味を決めるのか。それは、誰と飲むかだと私は思います。酌み交わす一献はたった一度の人間味との出逢いかもしれません。

轟木酒店 福岡市博多区三筑

2004年09月23日 | ものおもう十四代目
 
とどろき酒店」の社長が還暦を迎えた。ということで若竹屋スタッフとお祝いをすることに。

いま福岡で一番落ち着けるお店「うわのそら」に奥様とご一緒に来ていただいた。轟木さんは僕たち若竹屋が最も信頼する酒販店だ。60歳には見えない若々しい社長は、いつも僕らを励まし、また真剣に怒ってもくれる。

今から12年前に帰郷したとき、今後の若竹屋の方針について悩んでいた僕を導いてくれたのは轟木さん。轟木さんに出逢って、酒の売り方が「生き方」であることを教えて頂いた。轟木酒店の創業から、福岡で最もお客様から支持される専門酒販店になるまでの歴史は、深い想いに満ち溢れた感動の物語だ。

「僕こそ若竹屋と出逢って本当によかった。ありがとう」そう轟木さんが言ったとき、お客さま部の山川さんは泣いていた。「お客さま・取引先様・地域の皆さんと愛と尊敬を分かち合える蔵になること」が僕の目指す若竹屋なんだけど、轟木さんとは本当にそんな関係になっていると思う。

轟木社長!これからもお元気でいて下さい。