「なぜ山に登るのか?」 登山家は、そこに山があるから、と答え おいらは、 そういうことになっているらしいからだと言う。 御嶽山の七合目に行くロープウェイの中から。 (登山なんてしてません、て。 そんな重装備はしていきませんでした。) |
手紙/東野圭吾/文春文庫
キーワード/兄弟、合同殺人、サクラ印、バイト、音楽、通信、大学、田園調布、就職、結婚
…キーワード、きりがないから強制終了。
今月封切られた映画の原作。実はこれ見ようか涙そうそうにしようか悩んだんだけど(悩んでそっちかよ!というツッコミはおいといて)、丁度本を読んでるところだったので涙そうそうにした、といういわくつき。
で。
一回目は、読みながら途中からがんがん飛ばして読んでました。なんでだろう、あまりの不幸ぶりに目を覆いたくなったのもあるし、早く結論まで辿り着きたかったのもあるし、ともかく、救われたかった。主人公が何らかの形で僅かでも救われるなら、読んでるおいらも救われるような気がしてな。
でも、走り読んでしまったら、え!終わり?!え?!て感じで、救われるも何も、こんなとこで?これで?って疑問しかわいてこなくて、何一つ納得していなかった。
ので、折り返し二回目に突入。走り読み始めたあたり、第三章くらいから読みました。で、ようやく色んなことが目に入ってきた。
映画は原作とは違います。それは監督(もしくは脚本家)がそう言ってます。おいらは新聞で読んだかな。ミュージシャンを目指してるところをお笑いにするとかね、なんかそういう風に、少しでも明るさを取り入れたかったんだとか。確かに、これを原作に忠実に映画化したら、すっごい重い話になると思った。(でも山田孝之の歌は聞きたかったなあ。似合いそうだよなあ)
映画は見てないけど、予告は見たことあるし、本屋で予告クリップが流れてる。あと、試写を見たのであろう人達、有名無名を問わず、の感想も読んだ。それによると、社長の言葉が泣けるんだそうだ。あーそうかも。本では後半のキーワードだ、多分。全編を通してのキーワードとも言える。これをすっ飛ばしたおいらは、失敗した。読み取れなかった。
重いよ。
ほんとに重いよ。
おいら、まだこの本は腑に落ちてない。
結果が見えにくいし、落としどころはどこにあるんだか、さっぱり見えない。いやそれこそが、この本の落としどころかもしれないけど、納得できない。おいらの中ではちっとも終わらない。なんだいこれ!
でも、多分そういう事なんだろう。
そんなね、何でもかんでも腑に落ちて、納得ずくで、良くも悪くも結果がきちんと出て、っていうふうには世の中回らない。理不尽な、或いはそれ以前の話で終わらされている(誰も望んではいないのに)話が多い、それしか無いかもしれない、生きるってことは。
それでも、生きる。
しかも、それは決して一人ではなく。
生きていればなんとかなる、なんてのは慰めにもならないけど、それでも生きる。
明日が、今日と同じかどうかは、明日が終わるまで分からない。
そして明日は、生きている限り絶対にやって来る。(勿論、地球が回っている限り、て前提で。)
だから、おいらは、生きるのだ。
今日、答えが出なくても、腑に落ちなくても、納得できなくても、救われなくても、
いい。
だから、明日に生きるのだ。
キーワード/兄弟、合同殺人、サクラ印、バイト、音楽、通信、大学、田園調布、就職、結婚
…キーワード、きりがないから強制終了。
今月封切られた映画の原作。実はこれ見ようか涙そうそうにしようか悩んだんだけど(悩んでそっちかよ!というツッコミはおいといて)、丁度本を読んでるところだったので涙そうそうにした、といういわくつき。
で。
一回目は、読みながら途中からがんがん飛ばして読んでました。なんでだろう、あまりの不幸ぶりに目を覆いたくなったのもあるし、早く結論まで辿り着きたかったのもあるし、ともかく、救われたかった。主人公が何らかの形で僅かでも救われるなら、読んでるおいらも救われるような気がしてな。
でも、走り読んでしまったら、え!終わり?!え?!て感じで、救われるも何も、こんなとこで?これで?って疑問しかわいてこなくて、何一つ納得していなかった。
ので、折り返し二回目に突入。走り読み始めたあたり、第三章くらいから読みました。で、ようやく色んなことが目に入ってきた。
映画は原作とは違います。それは監督(もしくは脚本家)がそう言ってます。おいらは新聞で読んだかな。ミュージシャンを目指してるところをお笑いにするとかね、なんかそういう風に、少しでも明るさを取り入れたかったんだとか。確かに、これを原作に忠実に映画化したら、すっごい重い話になると思った。(でも山田孝之の歌は聞きたかったなあ。似合いそうだよなあ)
映画は見てないけど、予告は見たことあるし、本屋で予告クリップが流れてる。あと、試写を見たのであろう人達、有名無名を問わず、の感想も読んだ。それによると、社長の言葉が泣けるんだそうだ。あーそうかも。本では後半のキーワードだ、多分。全編を通してのキーワードとも言える。これをすっ飛ばしたおいらは、失敗した。読み取れなかった。
重いよ。
ほんとに重いよ。
おいら、まだこの本は腑に落ちてない。
結果が見えにくいし、落としどころはどこにあるんだか、さっぱり見えない。いやそれこそが、この本の落としどころかもしれないけど、納得できない。おいらの中ではちっとも終わらない。なんだいこれ!
でも、多分そういう事なんだろう。
そんなね、何でもかんでも腑に落ちて、納得ずくで、良くも悪くも結果がきちんと出て、っていうふうには世の中回らない。理不尽な、或いはそれ以前の話で終わらされている(誰も望んではいないのに)話が多い、それしか無いかもしれない、生きるってことは。
それでも、生きる。
しかも、それは決して一人ではなく。
生きていればなんとかなる、なんてのは慰めにもならないけど、それでも生きる。
明日が、今日と同じかどうかは、明日が終わるまで分からない。
そして明日は、生きている限り絶対にやって来る。(勿論、地球が回っている限り、て前提で。)
だから、おいらは、生きるのだ。
今日、答えが出なくても、腑に落ちなくても、納得できなくても、救われなくても、
いい。
だから、明日に生きるのだ。
二階の西の窓から見える夕空。
今日は昼過ぎから少しずつ曇りだして、
ブラインドを下ろす頃には、
こんな風にすっかり曇天でした。
丁度、窓を閉めようと思ったとき、
下校中の中学生がすぐそばの道を
切れ目なくだらだらと通り過ぎていました。
突然、女の子数人の歌声が流れてきました。
それもしっかりばっちりハモっています。
文化祭、はとっくに終わっているので
クラブの発表でしょうか、それとも
全校で合唱コンクールでもするのでしょうか。
何にせよ、しばらく窓を閉める手を止めて
彼女たちのハーモニーを楽しませていただきました。
いいな、学生って。
(と、中学生って生徒って言うんでしたっけ)
今日は昼過ぎから少しずつ曇りだして、
ブラインドを下ろす頃には、
こんな風にすっかり曇天でした。
丁度、窓を閉めようと思ったとき、
下校中の中学生がすぐそばの道を
切れ目なくだらだらと通り過ぎていました。
突然、女の子数人の歌声が流れてきました。
それもしっかりばっちりハモっています。
文化祭、はとっくに終わっているので
クラブの発表でしょうか、それとも
全校で合唱コンクールでもするのでしょうか。
何にせよ、しばらく窓を閉める手を止めて
彼女たちのハーモニーを楽しませていただきました。
いいな、学生って。
(と、中学生って生徒って言うんでしたっけ)
あまりにたくさん実が付いて、項垂れています。
難を転じる、に使われます。
我が家では辛うじて裏鬼門にあたる方角、かな。
…なんせ、所狭しと色んなものが植わっていますから
植えられる場所があるだけマシなんです。
難を転じる、に使われます。
我が家では辛うじて裏鬼門にあたる方角、かな。
…なんせ、所狭しと色んなものが植わっていますから
植えられる場所があるだけマシなんです。