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まあ、ニッポソ衰退の原因は様々(岸田語を使って済みません)ありますが、教育は外せませんね。
「戦後教育が~」という人は多くて、今、生きている人はほとんど戦後に教育を受けたヒトビトですから、現状、残念な人が多いのは戦後教育の失敗とは言えるわけですが、戦後教育という言葉を使う時、ネトウヨとぼくらでは全く意味合いが違いますね。
ネトウヨは、戦後の「サヨク思想の教育」をさします。そんなものは存在しませんが、彼等の脳内ではそうなっています。
しかし、ネトウヨとは違うぼくらの言う戦後教育は、そもそも戦前の教育を脱却していない軍隊式の教育をさします。

体育などが典型ですが、戦前の普通教育は、軍隊に兵隊を送り込むための教育だったわけですね(エリート向けは別だったでしょうけど)
いまだに軍隊方式の「教育」から抜け出ていません。
高校野球なんていまだにあれですからね。いかにもこれから軍隊に入りますという感じの少年たちに見えます。
生徒に逆らうことは教えませんね。ひたすら従うことを教えます。そうではない学校もあるでしょうが、一部の優秀な生徒が集まる(つまり高偏差値の)学校ぐらいだと思います。
だから異様な校則がいまだにはびこっていますね。

主権者として育てるという教育をしません。これも戦前の名残ですね。まあ、臣民教育と呼ぶべきですか。
主権者教育が皆無
政治に全く興味がないと答える日本の15―29歳は意外にも他国に比べて少ないのだと授業で紹介したら、学生たちもそれは分かると言っていた。興味はあるけどどう投票すればいいのかわからないんだと。
これを見ると、若者はまったく政治に関心がないわけではないということが分かります。
しかし、何をどうしてよいかそのすべがない。
少し前に、選挙権が18歳に引き下げられましたが、学校で選挙活動的なものは(特定の候補者を応援するようなもの以外でも)禁止です。アホなんですね。

他には自分で考える事を促す教育がありません。
戦後はまず、ひたすら詰め込み授業でしたね。知識偏重ともいうべきモノでしたが、まあ、最低限の学力を身につける事ができるというもので、最悪ではなかったとは言えると思います。しかし、生徒が自分で考える事が出来ないという問題はやはり大きくなって行ったですね。
そして試みたのですが、残念ながら成功したとはいい難い状況でした。
かつて、「ゆとり教育」と呼ばれた(揶揄された)ものがあり、これは生徒が自分から考える事ができるようにする事を目的にしたものでしたが、中身が伴っていなかったんですね。
結果として、ただ学力が落ちたという生徒が大量に出てしまったわけです。
当初は確実に失敗でしたね。まず当時の文部省がただカリキュラムを緩くして終わったこと。自分で考えるような授業は、結局、現場の教師次第と。
一つには、詰め込み教育から文部省(当時)の脳味噌が脱却できなかったことで、もう一つこれもつながっていますが、受験ですね。
学校はすでに受験のための勉強をするところになっていて、これと「ゆとり教育」はうまくかみ合わなかったでしょうね。
しかも、相変わらず軍隊式ですから。根本的に自分で考える教育をする場になっていないのに、自分でか投げる生徒を育てようというのはかなり無理があります。
こういう場合は、他の国は、特に先進国はどうやっているの?となるわけですが、主権者として何をすべきか何を考えるか、あるいは、リベラル・アーツを中等教育などで教えるとかもありますね。哲学を結構やったりするところもあります。
ちなみに、ぼくの時代だと、倫社なんかも受験用の授業でしたからね。特にうちの高校はもうとにかく異常なほど受験受験受験でしたから。田舎の進学校はそんなもんです。担任が学年主任で必死だったんでしょうね。

そして「ゆとり教育」のあとに来たものは、さらに悪い教育だったんですね。もともと戦前の軍隊式教育から抜け出していないところに、安倍の教育基本法改悪
が来たわけですね。本当に悪い政治家でしたね。郷土を愛するなんちゃらとか、法律の条文に入れた非常に頭の悪い改悪で、結局、「自分で考える」どころか。臣民教育に大きく後退してしまいましたね。
最近は、アタオカな校則が増えているようです。学校は生徒を教育するのではなくひたすら管理するという方向に進んでいるわけですね。
”批判する”ことを学校では教わらないどころか、むしろ悪い事と刷り込まれるわけですね。

ということはさらに衰退は進むと考えられます。少しでもマシにするには政権交代が必須ですが、その可能性は薄く、仮に交代したとしても野田、枝野、泉では何もしない可能性が高いと。ぼーーーーっと遠くを見てしまいますね。
テレビが自民党べったりですからね。日本社会には明るい未来が見えてきませんね。


今日はベト7の日なのです。作品92ですからね。第特集をやってしまおう。
Beethoven - Symphony No.7
フルヴェン。実に独特。

Beethoven - Symphony No.7
ベーム。ジャケットの絵がなんか時代を感じさせるなあと思ったら、1958年の録音?

Beethoven - Symphony No.7
クレンペラー。やはり遅い。

Beethoven - Symphony No.7
アバド。

Beethoven - Symphony No.7
ヤルヴィ。

Beethoven - Symphony No.7
サバール。古楽器の人なのだ。

Beethoven - Symphony No.7
クライバー(ウィーンフィル、スタジオ)

Beethoven - Symphony No.7
クライバー(コンセルトヘボウ、ライブ)

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