有効求人倍率が高いということは、普通は好景気のように思うのですが、それは単にぼわ~~~んと、そう思ってるレベルでしょうね。
一応大雑把な話から言っておきますと、民主党政権時代もずうっと上がってましたよ(笑)
そして、基本的に労働人口が減って来ています。(企業も減ってますが)
しかし、もう少し細かい話をしないと意味がありませんので、少し真面目に書きます。
まず、一つの例として、「ワタミで働きたいやつが何人いるか?」という話ですね。
ブラック企業がいくら求人出したって、働く方からすれば、ワタミみたいにブラックとしての認識が定着した会社には行きたくないでしょう。
わざわざ会社に殺されたいと思うかね、って話です。
だからそういう企業はずっと求人出しますね。
ポイントとして、ミスマッチすぎるんですよね。
自分の理想の職場なんて、ハロワに行ってそうそう見つかるものではないでしょうから、ある程度は妥協するとしても、程度問題ですよね。
実際にいってみたらワタミが名前を変えていただけなんてことになったらたまらないですよね。
そういう形で入ってしまう人もいると思いますが、長く続く人は少ないでしょう。
また求人出しますね。
実際に求人が多い職種というのがあります。
ここに来て大きく社会問題化している介護専門職や保育士は倍率がずっと高いです。
資格が必要でしかも仕事は過酷なのに賃金が低いのですから人は集まりません。
しかも介護報酬にいたってはわざわざ下げてますからね。
人が集まるわけないですよね。
またフィンランドの話をしますと、保育士さんは大変な人気で、なるのが大変です。幼稚園の先生は全員修士以上です。
(そもそも大学院まで無料ですから、みんなが自由に勉強できます)
他の職種でも、建築土木技術者、ITエンジニアなどが有効求人倍率が高いようですね。
ITエンジニアが不足してるってのが不思議ですが。企業側から見ると不足してるんでしょうかね。
サービス・接客も不足だそうですが、それはブラックだからではないのですかね?
そもそも、有効求人倍率が高いのに実質賃金が下がってるというのは異常なことでしょう。
有効求人倍率が高いことは良いことだというのは、雇用する側が善良(もしくは「まとも」)であることが前提でありましょう。
今の状況は明らかにブラックなんですよ。
実のところ、ハロワ自体がブラックになっていて、非正規が沢山いてしかも労働環境がひどいという。
求人のノルマまであるという話も聞きますが。


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