もずの独り言・goo版

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【みんな生きている】金融制裁編

2010-07-28 12:12:53 | 日記
《対北朝鮮金融制裁、違法口座を狙い撃ち》

アメリカが北朝鮮に対する金融制裁の強化策として、核開発や麻薬・偽造紙幣等の違法取引に使われたと見られる北朝鮮の海外口座200口あまりを徹底追跡していることが7月22日までにわかった。
韓国外交筋はこの日

「アメリカは哨戒艦・天安沈没事件が起こる以前から大量破壊兵器(WMD)の開発と拡散、麻薬・偽造紙幣・偽造煙草・武器輸出等に利用されたとの情報提供があった北朝鮮の口座約200口を追跡している。ここには中国やロシアだけでなく、東欧やアフリカの金融機関の口座も含まれている」

と述べた。
スイス・ルクセンブルク・リヒテンシュタイン等に40億ドル(約3,480億円)以上を隠し持っていると見られる金正日(キム・ジョンイル)総書記の海外秘密資金もアメリカの調査対象になる可能性が高い。
消息筋によると、ロシアの口座調査は違法取引で稼いだ北朝鮮の資金をロシアのマフィアがマネーロンダリング(資金洗浄)しているという情報と関連がある。金総書記等指導部の実名や北朝鮮の機関名義では通常の金融取引が困難なため、北朝鮮はロシアンマフィアの助けを借りて資金洗浄や秘密口座の運営を行なっているという。
実際に昨年8月初め、アメリカ国務省のフィリップ・ゴールドバーグ対北朝鮮制裁調整官(当時)がロシアを訪問した際、アレクセイ・ボロダフキン外務次官に対して北朝鮮の資金洗浄に関与したマフィアの取り締まりを要請したという。
アフリカの口座の場合では、北朝鮮がアフリカで象牙の密輸や武器販売等で莫大な外貨を稼いでいるという事情がある。
情報筋は

「北朝鮮は国連安全保障理事会の制裁にもかかわらず、アフリカや中南米等で武器の新規販路を開拓している。アフリカや中南米にはホバークラフトや巡察艇といった小型艦艇やレーダー等の空軍装備を主に輸出していると聞いている」

と話した。
現在、アメリカが推進している対北朝鮮金融制裁は2005年に行われたマカオの銀行バンコ・デルタ・アジア(BDA)の制裁とは少し異なると予想されている。
韓国外交筋は

「BDAのようにアメリカ財務省の官報に『資金洗浄の疑いがある銀行』と公開して1つの金融機関を丸ごと麻痺させるやり方ではなく、核開発や違法取引等に直接関連した北朝鮮の口座を追跡して該当口座を凍結する方法になる可能性が高い」

と話した。一種の「ピンポイント攻撃」形式の金融制裁になるという見方だ。
「ピンポイント攻撃」について消息筋は

「制裁対象となる特定企業や個人に対し、正確に打撃を与えることが出来るかを把握するまでに時間がかかった」

と話した。
BDAのときのように特定の1、2行を公に制裁するならば、北朝鮮が「通常の貿易金融まで遮断され、住民が苦しむ」と反発する口実を与えかねないが、違法取引の証拠が明らかな口座だけを凍結すれば北朝鮮は何も言えなくなる。
ヒラリー・クリントン国務長官が対北朝鮮制裁について「北朝鮮の住民ではなく、北朝鮮の指導部に的を絞っている」と主張したのも、このような背景からだ。
CNNはこの日、

「北朝鮮のエリート5,000人をターゲットに金融取引を遮断する方法を検討中だ。特別な生活を享受して来たエリートたちの生活を混乱に陥れることになる」

と報じた。
韓国中央大学のイ・ジョウォン教授は

「アメリカがBDA制裁のときとは異なり、北朝鮮に公然と反発する余地を与えずに指導部を苦しめる方法を見出したようだ」

と話した。
特定銀行に注目する代わり、北朝鮮と一定規模以上の取引を行う銀行に対してアメリカとの取引を制限する方法で包括的に制裁を実施するという見方もある。この場合、銀行は「資金洗浄の懸念対象」に指定されないよう、北朝鮮企業及び個人との取引を自ら停止する可能性がある。
北朝鮮はBDA制裁以降、既存の海外口座を仮名に変更したり、複数の口座に分散する等の措置を取ったが、韓国安全保障部署当局者は

「アメリカ主導の国際金融システムにおいて、完全に隠しきることは困難」

と見ている。
アメリカの北朝鮮口座に対する調査と関連し、韓国政府も違法取引等に利用された可能性がある北朝鮮の口座10口~20口の情報をアメリカ側に通知していたことがわかった。
韓国政府関係者は

「対北朝鮮事業を行う一部の企業と民間団体が北朝鮮に送金する口座のうち、軍部や朝鮮労働党39号室に関係すると見られる口座の情報を韓・米情報協力の次元でアメリカに伝えた」

と話した。
一部からは中国が北朝鮮に対して大規模な支援を行う場合、アメリカの金融制裁は効果を失うのではないかという主張もある。
しかし、2005年のBDA制裁当時、北朝鮮が「血が凍りつく」と訴えたことを考慮すれば、金融制裁はやはり効果的な対北朝鮮制裁の一つになると専門家たちは分析している。



※39号室は金総書記の統治資金を管理する部署。

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【みんな生きている】金総書記秘密資金編

2010-07-28 12:11:47 | 日記
《金総書記、リヒテンシュタインに秘密資金を保管》

アメリカが2006年~2007年の段階でリヒテンシュタインの国営銀行関係者から「北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記に秘密口座がある」との情報を入手しており、近く資金凍結を図るのではないかとの観測が浮上した。
『月刊朝鮮』8月号によると、哨戒艦天安沈没事件以降、ワシントンの北朝鮮専門家の間で

「オバマ政権が近く、リヒテンシュタインやスイスにある金総書記の秘密口座の凍結に動く」

との見方が出ているという。
リヒテンシュタインの情報提供者はLGT銀行の元職員ハインリッヒ・キーバー氏。
キーバー氏は2000年~2002年にLGT銀行系列のクレジットカード会社で内部資料の整理作業に参加し、LGT銀行に預けられた「黒いカネ」に関する情報にアクセス出来たという。
キーバー氏はLGT銀行が脱税マネーロンダリング(資金洗浄)目的で企業数千社を設立し、顧客の資金を管理している実態を知って内部情報1万ページ分をCDにコピーして持ち出したという。
キーバー氏は2006年以降、ドイツ・オーストリア・フランス・カナダの政府と接触して情報を売却。アメリカ政府もキーバー氏の情報を入手した。
アメリカ上院で公開された資料によると、キーバー氏は

「ある社会主義国家機関のトップが500万ドル以上の資金を××(この部分、削除)したというが、出どころについて説明は無かった」

と話したという。
キーバー氏が「社会主義国家」と指摘したのは北朝鮮の可能性が高いと見られる。



※こんな「黒いカネ」の口座は凍結してしまえ。

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【みんな生きている】金賢姫編

2010-07-27 17:21:38 | 日記
自民党の拉致問題特別委員会が会合を開き、金賢姫(キム・ヒョンヒ)元死刑囚の来日について警察や政府の拉致問題対策本部等が説明を行いました。
自民党拉致問題特別委員会では議員から「金元死刑囚に対して偽造旅券行使についての事情聴取は行わなかったのか?」という質問が出され、警察庁の永井外事課長は「今回の来日期間中に(金元死刑囚に)事情聴取を行なったかどうか、個別の事案に対する捜査の内容についてはお答えを差し控えさせていただきたい」と答えました。
また、「今回の来日について、全体でいくら費用がかかったのか?」という質問に対しては内閣官房の門間審議官が「費用がいくらかかったかは、今、全体のチェックをしており、総額がわかった際には公表したいと思う」と述べました。

「(金元死刑囚来日は)120点くらいだったと思います。100点満点で」
(中井 洽拉致問題担当大臣)
一方、中井大臣は閣議後の記者会見で金元死刑囚の来日についてこのように述べ、想像以上の成果が挙げられる可能性があると評価しました。
また、大韓航空機(KAL機)爆破事件を未だに認めていない北朝鮮が金元死刑囚を「裏切り者」と述べて初めて存在を認めたことについて、中井大臣は「意味は大きい」と述べました。



※「拉致・工作員・KAL機」は3点セットで1つの問題なのだ。この3つは全てつながっている。
金元死刑囚の帰国後、中井大臣には担当大臣としてこれまで以上に積極的に行動することが求められる。

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【みんな生きている】金永春編

2010-07-27 12:39:36 | 日記
《またあの迷惑な核実験を?金永春人民武力部長、3度目の核実験を示唆》

北朝鮮の立場を代弁している在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の機関紙『朝鮮新報』は7月26日、韓・米合同軍事演習に対し北朝鮮国防委員会(委員長・金総書記)が7月24日に発表した声明の「核抑止力に基づく報復聖戦」について、「口だけの単なるこけおどしではない」と強調した。
『朝鮮新報』は「北朝鮮は核実験を核抑止力確保の必須的な工程上の要求とみなしており、これまでも実験が必要だと判断した際には躊躇なく断行した」と報じた。こうした言及は「3回目の核実験の可能性」を示唆するものと見られ、実行に移されるかどうかが注目されている。
北朝鮮の金永春(キム・ヨンチュン)人民武力部長兼国防委員会副委員長もこの日、北朝鮮メディアを通じて「アメリカの核の脅威に対処するため、新たなる発展的な方法で核抑止力をさらに強化していく」と述べた。
この発言について、韓国政府消息筋は

「ウラニウム濃縮を通じた核兵器開発または核実験を意味する可能性がある」

と説明した。
また、金武力部長はこの日、中央報告大会の演説で「もしアメリカと李明博(イ・ミョンバク)政権が新たな侵略戦争を挑発するなら、北朝鮮は核抑止力を含む軍事的潜在力を総動員させて本当の戦争がどんなものかを敵にはっきりと見せつける」と語った。
韓国安全保障関連当局者は

「権力世襲等、北朝鮮内部の必要性による無謀な挑発行為に出る可能性を排除していない」

と話した。



※核実験は究極の迷惑行為だ。

北朝鮮の核実験については
【みんな生きている】
核実験編
(au版・2009年5月27日掲載)
を、金永春人民武力部長については
【みんな生きている】
金永春編
(2009年12月25日掲載)
を合わせてご覧下さい。

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【みんな生きている】番外編

2010-07-26 21:16:48 | 日記
カンボジアは観光名所のアンコールワットで有名ですが、この国で1970年代に200万人もの人たちが時の政権によっていのちを奪われました。

ポル・ポト政権による処刑や拷問、大量虐殺。
その事件に関わった人物に7月26日、初めての判決が言い渡されました。
判決を受けたのは残虐な拷問で知られた強制収容所「S21」の所長だったカン・ケ・イウ被告(67歳)です。カン被告は拷問と人道に対する罪に問われています。
ポル・ポト政権は1970年代に「原始共産主義」を掲げ、都市の住民等を敵視した恐怖政治のもとで大量虐殺を行いました。200万人もの人が虐殺されました。実に国民の1/4が死に追いやられ、人口構成がいびつになりました。

慰霊塔に積み上げられた無数の頭蓋骨。
処刑場の跡は「キリングフィールド」(殺戮の野原)と呼ばれています。
その処刑場に送られる前の「政治犯」が拘束された強制収容所「S21」。そこはどんな場所だったのでしょうか?
畳1畳ほどの薄暗い独房。ここに2万人が収容されていました。
「ここが私の独房でした」
(強制収容所からの生還者、チュン・メイさん)

生還したのはチュン・メイさんたち7人だけでした。
「鞭で打たれて背中が腫れ上がって痛み、仰向けになれず横向きに寝ました。毎晩コオロギやヤモリ等、入ってくるものを何でも捕まえて食べました」
(チュン・メイさん)

手の指を折られ、足の爪を剥がされる。
チュン・メイさんは「様々な拷問を受けた」と言います。

チュンさんは7月26日、判決が言い渡される公判を傍聴するために特別法廷を訪れました。
「あの3年8ヶ月にわたる大量虐殺のような過ちを後の世代が繰り返さないためにも、(被告には)終身刑を望みます」
(チュンさん)

ポル・ポト政権幹部に対する初めての判決は

「被告を禁固35年に処す」
(裁判長)

判決の瞬間、カン被告は起立したまま無表情で裁判長を見つめていました。これまでの未決拘留日数等を差し引くと、カン被告の実際の服役は19年間だといいます。

「短過ぎます。彼の刑期がこれっぽっちで済むなんて、カンボジアの未来はありません」
(チュンさん)



※この世に強制収容所なんていらない。

北朝鮮の強制収容所については
【みんな生きている】
強制収容所編
(1月21日掲載)
【みんな生きている】
北朝鮮人権侵害告発編
(1月27日掲載)
【みんな生きている】
甑山教化所編
(3月24日掲載)
【みんな生きている】
在日朝鮮人帰国者編
(6月22日掲載)
をご覧下さい。

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