もずの独り言・goo版

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【みんな生きている】申東赫編/NHK

2014-01-31 04:58:42 | 日記
北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさんの両親と、北朝鮮の強制収容所で生まれ、その後、脱出した男性が面会し、北朝鮮による人権侵害は今も続いているとして、事態の改善に向け国際社会への働きかけを強めていくことを確認しました。
横田めぐみさんの両親は1月27日、東京都内で、北朝鮮の強制収容所で生まれ8年前に脱出した申東赫(シン・ドンヒョク)さん(31歳)と面会しました。
両親と申さんが面会するのは初めてで、申さんは
「私や私の家族が味わった苦しみと、めぐみさんやご両親の苦痛は、北朝鮮の人権侵害による被害者という意味で同じだ」
と呼びかけました。
これに対し、めぐみさんの母親の早紀江さんは
「娘の帰国を待ち続けているが事態は全く進展していません。私たちも申さんと同じ気持ちです」
と応じました。
拉致や強制収容所の存在等、北朝鮮による人権侵害を巡っては、去年、国連の人権理事会に、実態調査を行う特別委員会(COI)が新しく設置され、ことし3月に最終報告書がまとめられることになっています。
申さんは、3月の人権理事会でスピーチする機会を与えられているということで、面会では、事態の改善に向け国際社会への働きかけを強めていくことを確認しました。
横田早紀江さんは面会のあと
「国際社会に実情を知ってもらうことが拉致問題解決にとっても大きな力になると思います」
と話しました。

◆昭和52(1977)年11月15日
少女拉致容疑事案
被害者:横田めぐみさん(拉致被害時13歳)
新潟市において下校途中に失踪。
平成16年11月に開催された第3回実務者協議において、北朝鮮側はめぐみさんが1994(平成6)年4月に死亡したとし「遺骨」を提出したが、めぐみさんの「遺骨」とされた骨の一部からは同人のものとは異なるDNAが検出されたとの鑑定結果を得た。
平成18年4月には日本政府の実施したDNA検査により、横田めぐみさんの夫が昭和53年に韓国より拉致された当時高校生の韓国人拉致被害者・金英男(キム・ヨンナム)氏である可能性が高いことが判明した。

《参考・北朝鮮人権・難民問題国際会議》

【人身売買に虐待。脱北女性の人権を守れ!(2010年)】

北朝鮮による人権侵害を告発し、国際社会とともに改善策を話し合う第10回北朝鮮人権・難民問題国際会議が8月21日、カナダのトロントで行われた。
カナダのオブライ外務政務官は基調演説で

「北朝鮮で行われている恣意的な処罰や、海外からの援助食糧の差別的分配等の人権侵害行為に深い憂慮を表明する」

と述べた。
北韓人権市民連合のユン・ヒョン理事長は

「北朝鮮の人権改善運動を全世界の市民運動として展開するためには、青年たちによる活動が重要だ」
と訴えた。


◆脱北女性、中国で受難

会議では中国国内での脱北女性に対する人権侵害問題が集中的に話し合われた。
韓国関東大学(江原道)の李元雄(イ・ウォンユン)教授(政治外交学)は

「脱北者の70%が女性で、大半が人身売買や強制労働に苦しんでいる。脱北女性は中国内陸部に暮らす農夫の妻として売られて過酷な労働を強いられたり、都市で性的奴隷として働いている」

と指摘した。
会議に出席した脱北女性は

「豆満江(中国名・図們江)を越えると、向こう岸に中国の人身売買犯が待機している。中国で頼る先もなく、公安に摘発されれば強制送還されるため、大半の脱北女性は抵抗も出来ずに性的暴行を受けて売られていく」

と語った。
脱北女性は20代女性で8,000元(約10万1000円)以上、年齢がそれより上の場合は2,000元(約2万5000円)程度で売買されるという。


◆強制送還後の悲惨な収監生活

脱北女性たちは

「強制送還されたあと、北朝鮮の国境地域にある国家安全保衛部に到着するや、ゴム手袋をはめた軍医官に子宮や肛門に手を入れられて現金を隠し持っていないか調べられる。妊婦か処女かも関係ない。そして、立ったり座ったりの動作を100回近くさせられる」

と語った。
キム・ミランさんは

「北朝鮮の保衛部員は中国で捕まった妊婦を見ると、『犬の子を孕んだ』と言って外に連れて行って強制的に中絶させる。堕胎によって監獄で大量に出血しても、まともな治療を受けられずに死んでいく女性が多い」

と証言した。『犬』は中国人のことを指す。
キムさんはまた、

「平安南道の甑山教化所に収監されていた頃、遺体を埋める裏山を『花の山』と呼んでいた。人が死ねば埋葬しなくてはならないが、冬になると地面が凍って深く掘ることが出来ず、人の手足を折って簡単に土を被せるだけだった。その際、蕾のような起伏が出来ていたからだ」

とも話した。


◆脱北者を難民認定すべき

アメリカ・ブルッキングス研究所のロベルタ・コーヘン上級研究員は

「中国は難民の地位に関する条約の締結国でありながら難民認定の手続きがなく、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に対しても中国にいる脱北者との接触を認めていない。他国の難民には中国定住を認める一方で、搾取や人身売買にさらされた脱北者に難民の地位を認めないのは国際法に違反する行為だ」

と指摘した。
会議の出席者は北朝鮮の人権改善に向けて、国連組織とともに脱北者の強制送還等人権侵害の実態を世界各国に伝えていく努力を続けることで一致した。
今回の会議は韓国の北韓人権市民連合とカナダの北朝鮮人権問題に関する青年団体・ハンボイスが共催したもので、アメリカ国立民主主義基金や朝鮮日報社等が後援した。
ハンボイスは韓国系2世の青年たちが中心となり、北朝鮮の人権問題に対する怒りから2007年にトロントで設立された団体で、約200人のメンバーが活動している。
ハンボイスにはユダヤ人3世等、外国人も20%含まれている。



※脱北者Fさんは恵山保衛部に拘禁された当時、中国から強制送還された妊婦がいた。
Fさんは「9ヶ月目に入った妊婦が真夜中に呼び出され、3、4時間後に戻って来ると泣いてばかりいた。病院で中絶の注射を打たれたという。その少しあとで男の子を死産した。赤ちゃんを裸のまま見送ることが出来なかった母親は、垢がついたランニングシャツを脱いで赤ちゃんをくるんだ。そして、プラスチックの盥に入れようとした瞬間、抑えていた怒りを堪えきれず嗚咽した。しかし、保衛部職員は“中国の種子”などと暴言を吐いてその女性の顔を殴った」と記した。
(脱北者の手記集より)



【拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日(キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員の辛光洙(シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県の曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。

【みんな生きている】申東赫編/JNN

2014-01-31 04:54:30 | 日記
北朝鮮の政治犯強制収容所で生まれ育った脱北者が横田 滋さん・早紀江さん夫妻と面会し、ともに北朝鮮から人権抑圧を受けた被害者として、力を合わせて活動することを確認しました。
自らの体験を描いた映画が3月から上映されるのを前に日本を訪れている申東赫(シン・ドンヒョク)氏。1982年、北朝鮮・平安(ピョンアン)南道にある政治犯強制収容所で結婚させられた両親から生まれ、幼い頃から強制労働と拷問、母や兄の公開処刑などの過酷な経験をした後、2005年に脱北しました。
横田さん夫妻と面会した申東赫氏は、
「めぐみさんの夫や娘が放送で出演しているのを北朝鮮で見たことがある。内容は独裁者のシナリオ通りで信用できないが衝撃を受けた」
と話した上で、今後も国際社会に対し、北朝鮮の人権抑圧をアピールしていくことを強調しました。

「私が今回、日本に来たのは、横田さんのご両親とお会いし、ともに北朝鮮の独裁体制に苦しめられた被害者の立場から国連や国際社会にアピールすることで、大きな力になると期待したからです」
(北朝鮮の政治犯強制収容所にいた脱北者・申東赫氏)
「大変な地獄のようなことが行われている国なんだということが本当にわかって、そういう国にたくさんの日本の若者たちが連れて行かれたままで」
(横田早紀江さん。拉致被害者・横田めぐみさんの母)

国連では、来月以降、北朝鮮の人権抑圧に関する調査報告書をまとめ、決議もすることにしていますが、申東赫氏は3月、ジュネーブの国連人権理事会で強制収容所に関して証言するということです。

《参考・北朝鮮人権・難民問題国際会議》

【人身売買に虐待。脱北女性の人権を守れ!(2010年)】

北朝鮮による人権侵害を告発し、国際社会とともに改善策を話し合う第10回北朝鮮人権・難民問題国際会議が8月21日、カナダのトロントで行われた。
カナダのオブライ外務政務官は基調演説で

「北朝鮮で行われている恣意的な処罰や、海外からの援助食糧の差別的分配等の人権侵害行為に深い憂慮を表明する」

と述べた。
北韓人権市民連合のユン・ヒョン理事長は

「北朝鮮の人権改善運動を全世界の市民運動として展開するためには、青年たちによる活動が重要だ」
と訴えた。


◆脱北女性、中国で受難

会議では中国国内での脱北女性に対する人権侵害問題が集中的に話し合われた。
韓国関東大学(江原道)の李元雄(イ・ウォンユン)教授(政治外交学)は

「脱北者の70%が女性で、大半が人身売買や強制労働に苦しんでいる。脱北女性は中国内陸部に暮らす農夫の妻として売られて過酷な労働を強いられたり、都市で性的奴隷として働いている」

と指摘した。
会議に出席した脱北女性は

「豆満江(中国名・図們江)を越えると、向こう岸に中国の人身売買犯が待機している。中国で頼る先もなく、公安に摘発されれば強制送還されるため、大半の脱北女性は抵抗も出来ずに性的暴行を受けて売られていく」

と語った。
脱北女性は20代女性で8,000元(約10万1000円)以上、年齢がそれより上の場合は2,000元(約2万5000円)程度で売買されるという。


◆強制送還後の悲惨な収監生活

脱北女性たちは

「強制送還されたあと、北朝鮮の国境地域にある国家安全保衛部に到着するや、ゴム手袋をはめた軍医官に子宮や肛門に手を入れられて現金を隠し持っていないか調べられる。妊婦か処女かも関係ない。そして、立ったり座ったりの動作を100回近くさせられる」

と語った。
キム・ミランさんは

「北朝鮮の保衛部員は中国で捕まった妊婦を見ると、『犬の子を孕んだ』と言って外に連れて行って強制的に中絶させる。堕胎によって監獄で大量に出血しても、まともな治療を受けられずに死んでいく女性が多い」

と証言した。『犬』は中国人のことを指す。
キムさんはまた、

「平安南道の甑山教化所に収監されていた頃、遺体を埋める裏山を『花の山』と呼んでいた。人が死ねば埋葬しなくてはならないが、冬になると地面が凍って深く掘ることが出来ず、人の手足を折って簡単に土を被せるだけだった。その際、蕾のような起伏が出来ていたからだ」

とも話した。


◆脱北者を難民認定すべき

アメリカ・ブルッキングス研究所のロベルタ・コーヘン上級研究員は

「中国は難民の地位に関する条約の締結国でありながら難民認定の手続きがなく、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に対しても中国にいる脱北者との接触を認めていない。他国の難民には中国定住を認める一方で、搾取や人身売買にさらされた脱北者に難民の地位を認めないのは国際法に違反する行為だ」

と指摘した。
会議の出席者は北朝鮮の人権改善に向けて、国連組織とともに脱北者の強制送還等人権侵害の実態を世界各国に伝えていく努力を続けることで一致した。
今回の会議は韓国の北韓人権市民連合とカナダの北朝鮮人権問題に関する青年団体・ハンボイスが共催したもので、アメリカ国立民主主義基金や朝鮮日報社等が後援した。
ハンボイスは韓国系2世の青年たちが中心となり、北朝鮮の人権問題に対する怒りから2007年にトロントで設立された団体で、約200人のメンバーが活動している。
ハンボイスにはユダヤ人3世等、外国人も20%含まれている。



※脱北者Fさんは恵山保衛部に拘禁された当時、中国から強制送還された妊婦がいた。
Fさんは「9ヶ月目に入った妊婦が真夜中に呼び出され、3、4時間後に戻って来ると泣いてばかりいた。病院で中絶の注射を打たれたという。その少しあとで男の子を死産した。赤ちゃんを裸のまま見送ることが出来なかった母親は、垢がついたランニングシャツを脱いで赤ちゃんをくるんだ。そして、プラスチックの盥に入れようとした瞬間、抑えていた怒りを堪えきれず嗚咽した。しかし、保衛部職員は“中国の種子”などと暴言を吐いてその女性の顔を殴った」と記した。
(脱北者の手記集より)



◆昭和52(1977)年11月15日
少女拉致容疑事案
被害者:横田めぐみさん(拉致被害時13歳)
新潟市において下校途中に失踪。
平成16年11月に開催された第3回実務者協議において、北朝鮮側はめぐみさんが1994(平成6)年4月に死亡したとし「遺骨」を提出したが、めぐみさんの「遺骨」とされた骨の一部からは同人のものとは異なるDNAが検出されたとの鑑定結果を得た。
平成18年4月には日本政府の実施したDNA検査により、横田めぐみさんの夫が昭和53年に韓国より拉致された当時高校生の韓国人拉致被害者・金英男(キム・ヨンナム)氏である可能性が高いことが判明した。



【拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日(キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員の辛光洙(シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県の曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。

【みんな生きている】申東赫編/毎日新聞

2014-01-31 04:50:37 | 日記
北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさん(拉致被害時13歳)の両親が1月27日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で、脱北者の申東赫(シン・ドンヒョク)さん(31歳)と面会した。
申さんは3月にスイス・ジュネーブで開かれる国連人権理事会で、めぐみさんたち拉致被害者の救出について国際社会に訴えていく考えを示した。
申さんは面会後、報道陣の取材に

「問題を国際社会にアピールするためにお互いに協力していきたい。全世界の代表の前で強力に要求する」

と語った。
めぐみさんの母・早紀江さん(77歳)は

「多くの脱北者、強制収容所から逃れてきた人が団結して国連の場で証言すれば、拉致問題にとっても大きい」

と応じた。
申さんは北朝鮮の政治犯収容所内で生まれ育ち、22歳で脱出するまで一歩も外に出たことがなかったという。収容所の壮絶な実態を描いたドキュメンタリー映画が、3月に日本で公開されるのを前に来日した。

《参考・北朝鮮人権・難民問題国際会議》

【人身売買に虐待。脱北女性の人権を守れ!(2010年)】

北朝鮮による人権侵害を告発し、国際社会とともに改善策を話し合う第10回北朝鮮人権・難民問題国際会議が8月21日、カナダのトロントで行われた。
カナダのオブライ外務政務官は基調演説で

「北朝鮮で行われている恣意的な処罰や、海外からの援助食糧の差別的分配等の人権侵害行為に深い憂慮を表明する」

と述べた。
北韓人権市民連合のユン・ヒョン理事長は

「北朝鮮の人権改善運動を全世界の市民運動として展開するためには、青年たちによる活動が重要だ」
と訴えた。


◆脱北女性、中国で受難

会議では中国国内での脱北女性に対する人権侵害問題が集中的に話し合われた。
韓国関東大学(江原道)の李元雄(イ・ウォンユン)教授(政治外交学)は

「脱北者の70%が女性で、大半が人身売買や強制労働に苦しんでいる。脱北女性は中国内陸部に暮らす農夫の妻として売られて過酷な労働を強いられたり、都市で性的奴隷として働いている」

と指摘した。
会議に出席した脱北女性は

「豆満江(中国名・図們江)を越えると、向こう岸に中国の人身売買犯が待機している。中国で頼る先もなく、公安に摘発されれば強制送還されるため、大半の脱北女性は抵抗も出来ずに性的暴行を受けて売られていく」

と語った。
脱北女性は20代女性で8,000元(約10万1000円)以上、年齢がそれより上の場合は2,000元(約2万5000円)程度で売買されるという。


◆強制送還後の悲惨な収監生活

脱北女性たちは

「強制送還されたあと、北朝鮮の国境地域にある国家安全保衛部に到着するや、ゴム手袋をはめた軍医官に子宮や肛門に手を入れられて現金を隠し持っていないか調べられる。妊婦か処女かも関係ない。そして、立ったり座ったりの動作を100回近くさせられる」

と語った。
キム・ミランさんは

「北朝鮮の保衛部員は中国で捕まった妊婦を見ると、『犬の子を孕んだ』と言って外に連れて行って強制的に中絶させる。堕胎によって監獄で大量に出血しても、まともな治療を受けられずに死んでいく女性が多い」

と証言した。『犬』は中国人のことを指す。
キムさんはまた、

「平安南道の甑山教化所に収監されていた頃、遺体を埋める裏山を『花の山』と呼んでいた。人が死ねば埋葬しなくてはならないが、冬になると地面が凍って深く掘ることが出来ず、人の手足を折って簡単に土を被せるだけだった。その際、蕾のような起伏が出来ていたからだ」

とも話した。


◆脱北者を難民認定すべき

アメリカ・ブルッキングス研究所のロベルタ・コーヘン上級研究員は

「中国は難民の地位に関する条約の締結国でありながら難民認定の手続きがなく、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に対しても中国にいる脱北者との接触を認めていない。他国の難民には中国定住を認める一方で、搾取や人身売買にさらされた脱北者に難民の地位を認めないのは国際法に違反する行為だ」

と指摘した。
会議の出席者は北朝鮮の人権改善に向けて、国連組織とともに脱北者の強制送還等人権侵害の実態を世界各国に伝えていく努力を続けることで一致した。
今回の会議は韓国の北韓人権市民連合とカナダの北朝鮮人権問題に関する青年団体・ハンボイスが共催したもので、アメリカ国立民主主義基金や朝鮮日報社等が後援した。
ハンボイスは韓国系2世の青年たちが中心となり、北朝鮮の人権問題に対する怒りから2007年にトロントで設立された団体で、約200人のメンバーが活動している。
ハンボイスにはユダヤ人3世等、外国人も20%含まれている。



※脱北者Fさんは恵山保衛部に拘禁された当時、中国から強制送還された妊婦がいた。
Fさんは「9ヶ月目に入った妊婦が真夜中に呼び出され、3、4時間後に戻って来ると泣いてばかりいた。病院で中絶の注射を打たれたという。その少しあとで男の子を死産した。赤ちゃんを裸のまま見送ることが出来なかった母親は、垢がついたランニングシャツを脱いで赤ちゃんをくるんだ。そして、プラスチックの盥に入れようとした瞬間、抑えていた怒りを堪えきれず嗚咽した。しかし、保衛部職員は“中国の種子”などと暴言を吐いてその女性の顔を殴った」と記した。
(脱北者の手記集より)



◆昭和52(1977)年11月15日
少女拉致容疑事案
被害者:横田めぐみさん(拉致被害時13歳)
新潟市において下校途中に失踪。
平成16年11月に開催された第3回実務者協議において、北朝鮮側はめぐみさんが1994(平成6)年4月に死亡したとし「遺骨」を提出したが、めぐみさんの「遺骨」とされた骨の一部からは同人のものとは異なるDNAが検出されたとの鑑定結果を得た。
平成18年4月には日本政府の実施したDNA検査により、横田めぐみさんの夫が昭和53年に韓国より拉致された当時高校生の韓国人拉致被害者・金英男(キム・ヨンナム)氏である可能性が高いことが判明した。



【拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日(キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員の辛光洙(シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県の曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。

【みんな生きている】日・朝非公式会合編(1)/毎日新聞

2014-01-30 05:04:33 | 日記
日本と北朝鮮の外交当局が先週末、ベトナムの首都ハノイで非公式協議を行ったことが1月28日分かった。日・朝間の協議は2012年11月、モンゴルの首都ウランバートルで外務省局長級協議が行われて以来で、第2次安倍政権では初めて。日・朝協議は12年12月の北朝鮮の弾道ミサイル発射で中断しており、拉致問題や公式協議の再開等について話し合われたとみられる。
協議は1月25、26両日に行われ、日本側は伊原純一アジア大洋州局長や小野啓一北東アジア課長ら、北朝鮮側は宋日昊(ソン・イルホ)朝・日国交正常化交渉担当大使らが出席したとみられる。
菅 義偉官房長官は28日午前の記者会見で「そのような事実は一切ない」と否定。そのうえで「安倍晋三首相の決意の下に、ありとあらゆる可能性を模索しながら今、全力で対応している」とも述べた。
アメリカのグリン・デイビース北朝鮮担当特別代表は現在、北朝鮮情勢について協議するため中国を訪問中で、その後に韓国を訪れ、伊原氏とは東京都内で30日に協議を行う予定だ。

◆昭和53(1978)年6月頃
元飲食店店員拉致容疑事案
被害者:田中 実さん(拉致被害時28歳)
欧州に向け出国したあと失踪。
平成14年10月にクアラルンプールで行われた日・朝国交正常化交渉第12回本会談及び平成16年に計3回行われた日・朝実務者協議において我が方から北朝鮮側に情報提供を求めたが、第3回協議において北朝鮮側より北朝鮮に入境したことは確認できなかった旨回答があった。
平成17年4月に田中 実さんが拉致認定されて以降、政府は北朝鮮側に対し即時帰国及び事案に関する真相究明を求めてきているが、これまでに回答はない。

《特定失踪者・金田竜光さんについて》
◆氏名:金田 竜光
(かねだたつみつ)
◆失踪年月日:昭和54(1979)年ごろ
◆生年月日:昭和27(1952)年
◆性別:男
◆当時の年齢:26歳
◆身長:180cm
◆当時の身分:ラーメン店店員
◆当時の住所:兵庫県神戸市東灘区青木
◆失踪場所:神戸市東灘区

【失踪状況】
金田さんは韓国籍。
田中 実さん(昭和53年に拉致)と同じ施設で育った。
昭和52年ごろ、田中 実さん拉致実行犯・韓竜大(ハン・ヨンデ)が経営するラーメン店「来大」に就職。昭和53年に田中 実さんを「来大」に紹介し、ともに働く。同年、韓竜大の誘いにより、田中 実さんがオーストリア・ウィーンに出国。
半年ほどして、田中 実さんが差出人になっているオーストリアからの国際郵便を受け取る。その内容は「オーストリアはいいところであり、仕事もあるのでこちらに来ないか」との誘いであった。
田中さんの誘いを受け、打ちあわせと言って東京に向かったが、以後一切連絡がなく、行方不明となる。
連絡がないことを不思議に思った友人が、この間の事情を知る韓竜大に再三説明を求めたが、「知らない」と繰り返す。
その後失踪した2人を知る友人たちの間で「2人は北朝鮮にいる」との噂が広まり、韓竜大に近づく者がいなかった。
「救う会兵庫」は平成14年10月に韓竜大、15年7月にその共犯である曹廷楽(チョ・ジョンガリ)についての告発状を兵庫県警に提出している。

《特定失踪者・藤田 進さんについて》
※国連人権理事会が調査要請を受理した事案
◆氏名:藤田 進
(ふじたすすむ)
◆失踪年月日:昭和51(1976)年2月7日
◆生年月日:昭和31(1956)年6月16日
◆性別:男
◆当時の年齢:19歳
◆当時の身分:東京学芸大学教育学部1年生
◆当時の住所:埼玉県川口市南町
◆特徴:
1)家ではあまりしゃべらないタイプ
2)ギターがうまかった
◆失踪場所:埼玉県川口市の自宅

【失踪状況】
失踪当日6:30~7:00頃、以前から言っていた新宿のガードマンのバイトに行くといって服を持って家を出たまま帰らず。
後に新宿にある全ての警備会社に電話で問い合わせたが該当者はいなかった。
脱北者が北朝鮮から持ち出した写真が鑑定の結果、藤田 進さんである可能性が極めて高いことが判明。
平成16年1月28日、埼玉県警に告発状提出。

《特定失踪者・川合健二さんについて》
◆氏名:川合 健二
(かわいけんじ)
◆失踪年月日:昭和54(1979)年4月4日
◆生年月日:昭和22(1947)年2月6日
◆性別:男
◆当時の年齢:35歳
◆身長:167cm
◆体重:55kg
◆当時の身分:会社員
◆当時の住所:山梨県中巨摩郡(現・山梨県甲斐市)
◆特徴:左利き
◆失踪場所:山梨県中巨摩郡

【失踪状況】
車で接触事故を起こし、被害者を病院に送り届けてから行方不明。
車も見つかっていない。
失踪直前、10万円くらい小分けにして300万円が引き出されていた。

《特定失踪者・山本美保さんについて》
◆氏名:山本 美保
(やまもとみほ)
◆失踪年月日:昭和59(1984)年6月4日
◆生年月日:昭和39(1964)年3月3日
◆性別:女性
◆当時の年齢:20歳
◆身長:160cm
◆体重:51kg
◆当時の身分:大学受験生
◆当時の住所:山梨県甲府市
◆特徴:
1)左目の下に3針縫った跡
2)左手にしもやけの軽いケロイド
◆靴のサイズ:23.5cm
◆失踪場所:山梨県甲府市の自宅を出て以来消息不明

【失踪状況】
「図書館に行く」と言ってバイクで出かけたまま失踪。甲府駅前にバイクが置かれているのが発見された。
4日後、新潟県柏崎市荒浜海岸にセカンドバックが落ちていたとの連絡。
失踪半年後の11月6日から無言電話が4年半ほど続く。
無言電話はほとんど数秒で切れるものだったが、失踪から3年4ヶ月後と3年6ヶ月後の2回の電話は10分~15分ほど続き、相手はじっと聞いている様子だった。
3年6ヶ月後の電話はすすり泣くような声が聞かれた。
平成16年1月29日、山梨県警に告発状提出。

《特定失踪者・角田麻衣さんについて》
◆氏名:角田 麻衣
(つのだまい)
◆失踪年月日:平成14(2002)年11月13日
◆生年月日:昭和57(1982)年2月12日
◆性別:女性
◆当時の年齢:20歳
◆身長:153cm
◆体重:44kg~46kg
◆当時の身分:大学3年生
◆失踪場所:東京または山梨

【失踪状況】
11月11~13日は学校を休んでいたが、それまで連絡なしで学校を休んだことはなかった。
13日朝7時頃、兄が起きたときはすでに姿がなかった。
失踪後の11月13日、山梨県で携帯電話の電波を交換機がキャッチするも、その後は交信無し。



【拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日(キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員の辛光洙(シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県の曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。

【みんな生きている】日・朝非公式会合編(2)/毎日新聞

2014-01-30 05:00:28 | 日記
日本と北朝鮮の外交当局が先週末、ベトナムの首都ハノイで非公式に協議していたことが分かった。拉致問題や公式協議の再開等について話し合ったとみられる。日本側には北朝鮮の出方を探る狙いがあり、北朝鮮側には米・中との対話が進まない中、日本に接近する思惑があるが、北朝鮮の今後の動向は不透明で、拉致問題が進展するかどうかは予断を許さない。


◇日本側、「局長級」再開を模索

1月25、26両日の非公式協議には、日本から外務省の伊原純一アジア大洋州局長ら、北朝鮮から宋日昊(ソン・イルホ)朝・日国交正常化交渉担当大使らが出席したとみられる。日・朝間の協議は2012年11月に外務省局長級協議が行われて以来となる。
拉致問題を巡っては、野田政権下の12年11月の局長級協議で、北朝鮮が従来の「拉致問題は解決済み」との立場を変更する可能性に言及。当時の首相・野田佳彦氏はその後、毎日新聞のインタビューに、「拉致問題の再調査をさせるところまで戻せるチャンスがあった」と語り、進展する可能性が高まっていた。しかし、同年12月に北朝鮮が弾道ミサイルを発射し協議は中断したままだった。
ここにきて日本が非公式協議に踏み込んだのは、局長級協議の再開にこぎ着け、行き詰まった状況を打開したいとの意向があるからだ。拉致被害者の家族は高齢化しており、早期解決は待ったなしの状況ともいえる。安倍晋三首相は28日の衆院本会議で、「関係各国と連携しつつ、拉致問題の解決に全力を尽くす」と改めて解決へ強い意欲を示した。
ただ、北朝鮮には核開発・ミサイル問題もあり、日本が突出すれば米・韓の反発を招く。また、北朝鮮はこれまで対話姿勢と強硬姿勢を交互に繰り返しており、先行きは不透明だ。日・朝外交筋は「北朝鮮は親中派だった張成沢(チャン・ソンテク)元国防副委員長を処刑後、対中関係が悪化している。日本を対中外交のカードに使う意味合いがあるのではないか」と指摘した。


◇孤立に危機感…北朝鮮

北朝鮮が日本との非公式協議に乗り出した背景には、安倍政権の自国に対する政策を正確に把握するとともに、張成沢(チャン・ソンテク)元国防副委員長の粛清によって自国内に動揺がないことを説明する意図があったとみられる。北朝鮮は最近、韓国に対しても融和姿勢を見せており、日本も合わせた周辺国との関係改善の糸口を探り、経済再建の道筋をつかみたい考えのようだ。
北朝鮮にとって日本との関係改善は「金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が最高指導者になられた直後から強く求めてきた優先事項」(指導部に近い関係者)とされる。
北京の外交関係者によると、昨秋以後、中国やモンゴル等で数回にわたり、日本政府当局者と北朝鮮外務省関係者による水面下の接触が進められてきたという。同関係者は「北朝鮮側には、対外的に強気の発言を繰り返す安倍政権が対北朝鮮交渉を本気で進める意思があるのか、日本側は張氏粛清の余波がどの程度深刻なのか確認する狙いがあった」と説明する。
北朝鮮では、金第1書記による唯一指導体系を徹底させる一方、新たな経済改革措置の実施に向けた準備が進められている。ただ、これを軌道に乗せるため、周辺国との関係改善を図る必要がある。
最近、北朝鮮は消極的だった離散家族再会に応じる等、南北関係改善に前向きな姿勢を見せている。対日関係でも融和ムードを演出したい考えだが、拉致問題等重要懸案で具体的な措置を取る決断ができているかは明らかではない。

◆昭和53(1978)年6月頃
元飲食店店員拉致容疑事案
被害者:田中 実さん(拉致被害時28歳)
欧州に向け出国したあと失踪。
平成14年10月にクアラルンプールで行われた日・朝国交正常化交渉第12回本会談及び平成16年に計3回行われた日・朝実務者協議において我が方から北朝鮮側に情報提供を求めたが、第3回協議において北朝鮮側より北朝鮮に入境したことは確認できなかった旨回答があった。
平成17年4月に田中 実さんが拉致認定されて以降、政府は北朝鮮側に対し即時帰国及び事案に関する真相究明を求めてきているが、これまでに回答はない。

《特定失踪者・金田竜光さんについて》
◆氏名:金田 竜光
(かねだたつみつ)
◆失踪年月日:昭和54(1979)年ごろ
◆生年月日:昭和27(1952)年
◆性別:男
◆当時の年齢:26歳
◆身長:180cm
◆当時の身分:ラーメン店店員
◆当時の住所:兵庫県神戸市東灘区青木
◆失踪場所:神戸市東灘区

【失踪状況】
金田さんは韓国籍。
田中 実さん(昭和53年に拉致)と同じ施設で育った。
昭和52年ごろ、田中 実さん拉致実行犯・韓竜大(ハン・ヨンデ)が経営するラーメン店「来大」に就職。昭和53年に田中 実さんを「来大」に紹介し、ともに働く。同年、韓竜大の誘いにより、田中 実さんがオーストリア・ウィーンに出国。
半年ほどして、田中 実さんが差出人になっているオーストリアからの国際郵便を受け取る。その内容は「オーストリアはいいところであり、仕事もあるのでこちらに来ないか」との誘いであった。
田中さんの誘いを受け、打ちあわせと言って東京に向かったが、以後一切連絡がなく、行方不明となる。
連絡がないことを不思議に思った友人が、この間の事情を知る韓竜大に再三説明を求めたが、「知らない」と繰り返す。
その後失踪した2人を知る友人たちの間で「2人は北朝鮮にいる」との噂が広まり、韓竜大に近づく者がいなかった。
「救う会兵庫」は平成14年10月に韓竜大、15年7月にその共犯である曹廷楽(チョ・ジョンガリ)についての告発状を兵庫県警に提出している。

《特定失踪者・藤田 進さんについて》
※国連人権理事会が調査要請を受理した事案
◆氏名:藤田 進
(ふじたすすむ)
◆失踪年月日:昭和51(1976)年2月7日
◆生年月日:昭和31(1956)年6月16日
◆性別:男
◆当時の年齢:19歳
◆当時の身分:東京学芸大学教育学部1年生
◆当時の住所:埼玉県川口市南町
◆特徴:
1)家ではあまりしゃべらないタイプ
2)ギターがうまかった
◆失踪場所:埼玉県川口市の自宅

【失踪状況】
失踪当日6:30~7:00頃、以前から言っていた新宿のガードマンのバイトに行くといって服を持って家を出たまま帰らず。
後に新宿にある全ての警備会社に電話で問い合わせたが該当者はいなかった。
脱北者が北朝鮮から持ち出した写真が鑑定の結果、藤田 進さんである可能性が極めて高いことが判明。
平成16年1月28日、埼玉県警に告発状提出。

《特定失踪者・川合健二さんについて》
◆氏名:川合 健二
(かわいけんじ)
◆失踪年月日:昭和54(1979)年4月4日
◆生年月日:昭和22(1947)年2月6日
◆性別:男
◆当時の年齢:35歳
◆身長:167cm
◆体重:55kg
◆当時の身分:会社員
◆当時の住所:山梨県中巨摩郡(現・山梨県甲斐市)
◆特徴:左利き
◆失踪場所:山梨県中巨摩郡

【失踪状況】
車で接触事故を起こし、被害者を病院に送り届けてから行方不明。
車も見つかっていない。
失踪直前、10万円くらい小分けにして300万円が引き出されていた。

《特定失踪者・山本美保さんについて》
◆氏名:山本 美保
(やまもとみほ)
◆失踪年月日:昭和59(1984)年6月4日
◆生年月日:昭和39(1964)年3月3日
◆性別:女性
◆当時の年齢:20歳
◆身長:160cm
◆体重:51kg
◆当時の身分:大学受験生
◆当時の住所:山梨県甲府市
◆特徴:
1)左目の下に3針縫った跡
2)左手にしもやけの軽いケロイド
◆靴のサイズ:23.5cm
◆失踪場所:山梨県甲府市の自宅を出て以来消息不明

【失踪状況】
「図書館に行く」と言ってバイクで出かけたまま失踪。甲府駅前にバイクが置かれているのが発見された。
4日後、新潟県柏崎市荒浜海岸にセカンドバックが落ちていたとの連絡。
失踪半年後の11月6日から無言電話が4年半ほど続く。
無言電話はほとんど数秒で切れるものだったが、失踪から3年4ヶ月後と3年6ヶ月後の2回の電話は10分~15分ほど続き、相手はじっと聞いている様子だった。
3年6ヶ月後の電話はすすり泣くような声が聞かれた。
平成16年1月29日、山梨県警に告発状提出。

《特定失踪者・角田麻衣さんについて》
◆氏名:角田 麻衣
(つのだまい)
◆失踪年月日:平成14(2002)年11月13日
◆生年月日:昭和57(1982)年2月12日
◆性別:女性
◆当時の年齢:20歳
◆身長:153cm
◆体重:44kg~46kg
◆当時の身分:大学3年生
◆失踪場所:東京または山梨

【失踪状況】
11月11~13日は学校を休んでいたが、それまで連絡なしで学校を休んだことはなかった。
13日朝7時頃、兄が起きたときはすでに姿がなかった。
失踪後の11月13日、山梨県で携帯電話の電波を交換機がキャッチするも、その後は交信無し。



【拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日(キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員の辛光洙(シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県の曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。