拉致被害者の家族とその支援団体が4月28日、東京都千代田区の日比谷公会堂で集会を開きました。
「拉致問題は解決したという前提での日・朝交渉は絶対に認められない」
(中井 洽元拉致問題担当大臣)
「時間切れや風化をさせない。我々が見たいのは、拉致被害者と被害者家族が抱き合う姿。絆を見たいのだ」
(松原 仁拉致問題担当大臣)
「日本の大切な若者たちが忍び込んで来た工作員によって袋詰めにされて連れ去られた。拉致問題より日・朝国交正常化を優先させる勢力を押さえつけ、監視しなければならない」
(中山恭子元拉致問題担当大臣)
集会では新旧拉致問題担当大臣から発言が相次ぎ、3人とも「拉致問題の解決なくして日・朝国交正常化は無い」と主張しました。
また、救う会の西岡 力会長は「圧力が足りません」と主張し、さらなる制裁強化を訴えました。
「北朝鮮への送金は10万円以上は届け出れば送金出来ます。平成23年12月~平成24年2月の間に1億3000万円が正式に届け出されていた。また、4月には朝鮮総連が日本全国で11億円の募金を集めた」
(西岡 力・救う会会長)
さらに西岡会長は「日・朝間でヒトとカネが自由に行き来している」と指摘しました。
「朝鮮総連の副議長5人のうち3人がほぼ1ヶ月に1回訪朝し、現金を持って行っている。現金を渡す先は朝鮮労働党39号室。このカネを断たなければならない。向こうが痛みを覚えなければ交渉は始まらない」
(西岡会長)
西岡会長は5人の副議長について、南昇祐(ナム・スンウ)、朴久好(パク・グホウ)、高徳羽(コ・ドクウ)、ペ・イクチュ、ペ・ジングの5人の実名を挙げ、
「南昇祐、朴久好、ペ・イクチュの3人がほぼ1ヶ月に1回訪朝している」
と述べました。
この5人について西岡会長は
「北朝鮮へ渡航後、日本への再入国を禁止すべきだ」
と主張、集会に参加した公明党拉致問題対策委員長の竹内 譲衆議院議員も
「朝鮮総連副議長5人の再入国不許可に踏み切るべきだ」
と強い口調で訴えました。
さらに西岡会長は
「北朝鮮の国家安全保衛部に日本人拉致被害者が約10人、朝鮮労働党の工作機関に日本人拉致被害者が約30人管理されている。このうち、保衛部に管理されている日本人拉致被害者2名については朝鮮名が『カン・クンナム』と『リ・チョルヨン』であることはわかっている。そして管理されている拉致被害者が資料の翻訳等の仕事をさせられていることもわかっている」
と述べ、拉致被害者は生きていることを示しました。
【拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日(キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員の辛光洙(シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県の曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。
「拉致問題は解決したという前提での日・朝交渉は絶対に認められない」
(中井 洽元拉致問題担当大臣)
「時間切れや風化をさせない。我々が見たいのは、拉致被害者と被害者家族が抱き合う姿。絆を見たいのだ」
(松原 仁拉致問題担当大臣)
「日本の大切な若者たちが忍び込んで来た工作員によって袋詰めにされて連れ去られた。拉致問題より日・朝国交正常化を優先させる勢力を押さえつけ、監視しなければならない」
(中山恭子元拉致問題担当大臣)
集会では新旧拉致問題担当大臣から発言が相次ぎ、3人とも「拉致問題の解決なくして日・朝国交正常化は無い」と主張しました。
また、救う会の西岡 力会長は「圧力が足りません」と主張し、さらなる制裁強化を訴えました。
「北朝鮮への送金は10万円以上は届け出れば送金出来ます。平成23年12月~平成24年2月の間に1億3000万円が正式に届け出されていた。また、4月には朝鮮総連が日本全国で11億円の募金を集めた」
(西岡 力・救う会会長)
さらに西岡会長は「日・朝間でヒトとカネが自由に行き来している」と指摘しました。
「朝鮮総連の副議長5人のうち3人がほぼ1ヶ月に1回訪朝し、現金を持って行っている。現金を渡す先は朝鮮労働党39号室。このカネを断たなければならない。向こうが痛みを覚えなければ交渉は始まらない」
(西岡会長)
西岡会長は5人の副議長について、南昇祐(ナム・スンウ)、朴久好(パク・グホウ)、高徳羽(コ・ドクウ)、ペ・イクチュ、ペ・ジングの5人の実名を挙げ、
「南昇祐、朴久好、ペ・イクチュの3人がほぼ1ヶ月に1回訪朝している」
と述べました。
この5人について西岡会長は
「北朝鮮へ渡航後、日本への再入国を禁止すべきだ」
と主張、集会に参加した公明党拉致問題対策委員長の竹内 譲衆議院議員も
「朝鮮総連副議長5人の再入国不許可に踏み切るべきだ」
と強い口調で訴えました。
さらに西岡会長は
「北朝鮮の国家安全保衛部に日本人拉致被害者が約10人、朝鮮労働党の工作機関に日本人拉致被害者が約30人管理されている。このうち、保衛部に管理されている日本人拉致被害者2名については朝鮮名が『カン・クンナム』と『リ・チョルヨン』であることはわかっている。そして管理されている拉致被害者が資料の翻訳等の仕事をさせられていることもわかっている」
と述べ、拉致被害者は生きていることを示しました。
【拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日(キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員の辛光洙(シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県の曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。