もずの独り言・goo版

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【みんな生きている】金賢姫編

2010-07-19 21:29:55 | 日記
大韓航空機(KAL機)爆破事件の実行犯・金賢姫(キム・ヒョンヒ)元死刑囚が拉致被害者の家族と面会するため7月20日、初めて来日します。
金元死刑囚は拉致被害者の横田めぐみさんと北朝鮮で会ったと話していて、今回の来日で新たな証言が得られるのか注目されます。

金元死刑囚は去年、NHKのインタビューでこう話していました。
「めぐみさんのご両親に会って、私が知っていることを全部話してあげたいんです。その日がまたあるだろうと思います」

7月20日に初めて来日する金元死刑囚は、4日間滞在して拉致被害者の横田めぐみさんや田口八重子さんの家族たちと面会することになっています。
1987年に起きた大韓航空機爆破事件で金元死刑囚は実行犯の1人でした(もう1人は服毒自殺)。
北朝鮮の工作員だった金元死刑囚は拉致被害者の田口八重子さんから日本語や日本の習慣を教わっていました。金元死刑囚は韓国で死刑判決を受けましたが、その後特赦で刑の執行を免れました。
13年前に結婚したあとは公の場に姿を見せていませんでしたが、去年3月に韓国・釜山で田口八重子さんの家族と面会しました。

政府は今年に入って韓国政府に金元死刑囚の来日を要請しました。
しかし、金元死刑囚は逮捕以降韓国から海外に出たことが無く、また、来日には2つの課題がありました。
1つ目は、金元死刑囚が韓国で死刑判決を受けていることです。日本の出入国管理法では裁判で1年以上の懲役もしくは禁固刑が確定した外国人の日本への上陸は認めていません。
2つ目は金元死刑囚が爆破事件の際、「蜂谷真由美」という日本人名義の偽造旅券を使っていた疑いが持たれていることです。通常であれば、入国にあたって日本の警察当局による事情聴取の対象となります。

こうした課題について、まず、入国について政府は特別に許可することを決めました。金元死刑囚の来日が拉致問題解決に繋がる可能性があるという理由です。
また、偽造旅券についての事情聴取も見送る方針です。警察当局は面会を実現させたい政府の意向を優先したとしています。

では金元死刑囚は拉致被害者の家族にどんな話をするのでしょうか?
金元死刑囚は去年、NHKのインタビューで元同僚の工作員から聞いためぐみさんの様子を証言していました。
「めぐみさんはしっかり者で、北朝鮮の安い化粧品を使い月給を切り詰め、1983年に別の工作員と別れるときワンピースや靴、ハンドバッグを買ってあげていたと聞きました」

さらに金元死刑囚は、日本政府が去年韓国で行なった聞き取りに対し、「横田めぐみさんと北朝鮮で直接会っていた」と証言したこともわかっています。

金元死刑囚は今回実現することになっためぐみさんの家族との面会で、当時の状況についてさらに詳しく証言する可能性があります。
また、去年のインタビューの中で「北朝鮮で田口八重子さんと横田めぐみさん以外の日本人拉致被害者のことも聞いていた」と証言していることから、どのような話が伝えられるのか注目されます。



※ファン・ジャンヨプ元書記に続く「大物来日」。
金総書記に2発目のボディブロウ。

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【みんな生きている】金賢姫編

2010-07-19 15:59:15 | 日記
「横田めぐみさんと会った」
こう証言している北朝鮮の元工作員・金賢姫元死刑囚が7月20日に初めて来日し、横田 滋さん夫妻や飯塚耕一郎さんたちと面会することになりました。

「『金淑姫(キム・スクヒ)という女性工作員に日本語を教えていたのがめぐみさんだった』と。(金元死刑囚が)最近はっきりと『めぐみさんも一緒の場所にいて、淑姫に教えているときにいろんなことを話したり聞いたりした』と」
(拉致被害者・横田めぐみさんの母親の早紀江さん)

金元死刑囚は去年、韓国で行われた日本の警察庁と外務省の聞き取り調査に対し、
「北朝鮮で横田めぐみさんと会い、いろいろな話をした。めぐみさんのご両親に会ってお話ししたい」
と証言しました。

こうした証言を受けて、日本政府は韓国政府に対し金元死刑囚を日本に招く交渉を続けて来ました。

「金元死刑囚を日本に呼ぶことが出来れば、拉致問題の解決の支えになると思っています。特に、大韓航空機爆破事件等は忘れられているような感がないわけでもありません。しかし、今回の北朝鮮による哨戒艦爆破事件、『何十年経っても北朝鮮は同じことをやるじゃないか』と」
(中井 洽拉致問題担当大臣)

金元死刑囚が1987年の大韓航空機爆破事件で日本人「蜂谷真由美」として偽造パスポートを使った容疑は公訴時効が成立していませんが、すでに警察庁は韓国に出向いて金元死刑囚からの事情聴取を終えており、金元死刑囚の入国については千葉景子法務大臣の裁量により入国許可が出される見通しです。

「もし、会うことになれば、約1年4ヶ月ぶりにようやくお会い出来る」
(拉致被害者・田口八重子さんの長男の飯塚耕一郎さん)

金元死刑囚は7月20日から23日まで滞在し、飯塚耕一郎さんや横田 滋さん・早紀江さん夫妻と面会することになっています。



※田口八重子さんと横田めぐみさんについては過去の【みんな生きている】をご覧下さい。

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【みんな生きている】医療崩壊編

2010-07-19 11:17:08 | 日記
《まるで狂気の沙汰!北朝鮮の病院が麻酔なしで切断手術》

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルが7月15日に発表した報告書で、北朝鮮の医療態勢の危機的な状況の一端が明らかになった。
報告書は「北朝鮮政府は国民が生存するための基本的なニーズを満たせていない」と指摘。国際社会からの援助を受けられるよう、開かれた体制を確立するよう求めた。
北朝鮮の医療制度は表向き「完全無料」を謳っている。しかし、報告書によると1990年代以降は医師にたばこや酒、食料品を渡さないと基本的な診察さえ受けられず、検査や手術には現金が必要になった。このため、多くの住民は病院に行かずに市場で直接医薬品を購入。依存性が非常に強い鎮痛剤が「万能薬」として広く出回る事態となり、北朝鮮当局は最近になってそれを禁止したという。
一部の病院では注射針や不潔なベッドシーツの使い回しが常態化していて、さらには麻酔なしでの切断手術等の事例がある。また、少なくとも人口の5%が結核に感染しているとのデータも報告書では紹介されている。
食糧事情も深刻で、昨年実施したデノミネーション以降は米価が2倍以上に急騰。ある行政区では今年の1月から2月にかけて数千人が餓死したという。
報告書は2004年~2009年に脱北した住民約40人や、北朝鮮で働いた経験のある医療専門家たちの証言をもとにまとめられた。



※今回の記事については
【みんな生きている】
北朝鮮幼児発育編
(au版・2009年7月9日掲載)
【みんな生きている】
脱北者健康状態編
(2月23日掲載)
も合わせてご覧下さい。

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