もずの独り言・goo版

半蔵ともず、gooでも独り言です。『もずの独り言』はこれからも戦い続けます。

【みんな生きている】金賢姫インタビュー編

2010-07-23 23:32:46 | 日記
拉致被害者の家族との面会を終えた金賢姫(キム・ヒョンヒ)元死刑囚。帰国を前にNHKのインタビューに応じました。
拉致被害者・横田めぐみさんと北朝鮮で会ったときの詳しい様子、そして、田口八重子さんが「平壌で生きている」という情報を聞いたことを明らかにしました。
帰国前の7月23日午前、1時間にわたってNHKのインタビューに応じた金元死刑囚は、来日したときの気持ちをこう語りました。
「ここが田口さんやめぐみさんが“帰りたい”と夢にまで見ているところなんだと。私が2人の代わりに先に日本に来たと思うと、胸がいっぱいで涙が出ました」

7月21日、横田めぐみさんの家族と長野県軽井沢町の別荘で初めて面会しました。横田早紀江さんに握手を求められた金元死刑囚は、感極まって涙ぐみました。
「めぐみさんの両親に会えて感激しました。特に、お母さん(早紀江さん)を見たときは自分の母親を見ているようでした。北朝鮮に残した母親を思い出して、(早紀江さんと)抱き合って涙を流しました」

1984年6月頃、平壌の招待所で1人で暮らしていためぐみさんのもとを金淑姫(キム・スクヒ)という仲間の工作員とともに訪ねたといいます。めぐみさんは当時19歳、一緒にいたのは数十分だったということです。
「(めぐみさんは)年齢の割に若く見え、色白でかわいかったです。おとなしい感じでした。初めて話したのであまり話が進まず、雰囲気がぎこちなかったので“歌でも歌おう”ということになったのですが、めぐみさんはなかなか自分から歌おうとしないので仲間の工作員と一緒に『君が代』を歌いました。声もきれいだったし、童謡によく合う声をしていました」

また、田口八重子さんの消息については「韓国の拉北者家族会の情報とは別の話だ」として、次のように述べました。
「私が韓国に来てからも、“田口さんが平壌で生きている”という話を聞きました。正確にどこにいるか言いづらいのですが、“健康に暮らしているはずだから、希望を失わないで”と(家族に)伝えました」

滞在中、八重子さんの家族と面会した際には長男の飯塚耕一郎さんと料理をしたりしてひと時を過ごしました。
「一緒に食事をしながら田口さんについて話ました。本当の家族のように感じました。“田口さんが帰ったら、もっとおいしい料理を作ってくれますよ”と話しました」

一方で、今回の来日では大韓航空機(KAL機)爆破事件の実行犯を政府が特別に入国させたことに批判も出ました。金元死刑囚自身は、どう受け止めているのでしょうか?
「私が死んでいたら、大韓航空機爆破事件や日本人拉致事件は明るみに出なかったでしょう。大韓航空機事件や拉致事件を証言するために生かされたのではないでしょうか。(特別に入国の)許可が出て、日本に来て被害者の家族に会って、話をして、慰めることが出来ました。拉致被害者が帰国するときまで何でも手助けしたい」



※「拉致被害者たちは必ず飛行機に乗って帰国出来ると信じています。帰国するまで必要なことがあれば手伝いたい」
こう言い残して、金元死刑囚は日本を後にした。

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【みんな生きている】金賢姫面会編(1)

2010-07-23 20:17:56 | 日記
■金賢姫氏との面会概況1

7月22日午後3時から4時半まで、都内で6家族9人の家族会メンバーが金賢姫氏と懇談した。
懇談に参加したのは
飯塚繁雄家族会代表
有本明弘同副代表
有本嘉代子
増元照明同事務局長
平野フミ子
市川健一
斉藤文代
松木信宏
松本 孟
の9人と救う会の西岡 力会長の合わせて10人。
政府側から中井 洽大臣ら対策本部幹部たちが出席した。また韓国側随行者が陪席した。

懇談の概要は以下の通り。


・すでに面会を終えている飯塚代表以外の家族がそれぞれの被害者ついての情報を求めたが、金賢姫氏は「会ったことも話を聞いたこともない」と明言した。

・次に、ここに来ている家族の肉親以外の認定拉致被害者や特定失踪者などについて知っているかと特定失踪者調査会の作成したポスターを開いて質問したが、それに対しても金賢姫氏は「会ったことも話を聞いたこともない」と明言した。

・増元さんが、「昨年、韓国で日本の警察と面談した際、金賢姫氏は招待所のおばさんからめぐみさんと別の日本人と思われる女性が2人で写っている写真を見た、その女性は増元るみ子さんと似ていたと話していた」と聞いている。そのことについて教えて欲しいと質問した。金賢姫氏は警察と詳しく検討し、記憶をたぐり寄せた結果、その女性は化粧品を扱っていた美容師だったと聞いたことを思い出す。被害者の写真を見直した結果、るみ子さんと似ている蓮池祐木子ではないかと考えている。蓮池祐木子さんに照会したところ、めぐみさんと多くの写真を撮ったのでどの写真か分からないとの回答を得たという。なお、増元さんは、金賢姫氏がそのように判断を変えた経過についても警察から報告を受けていたという。

・マカオ人拉致被害者孔レイオウさんの写真を見せたところ、金賢姫氏は「この人は知っている、自分と金淑姫(キム・スクヒ)の中国語の先生だ。彼女から中国語を習っていたときに、近くにいためぐみさんのところに秘密で淑姫と訪問した」と話す。

・時期を確認すると、1984年と明言した。そのときは話の流れで月日については尋ねられなかった。なお、金賢姫氏はすでに趙甲済(チョ・ガプチェ)氏に対して孔レイオウさんから中国語を学んだ時期は1984年6月~7月と話している。その時期、金賢姫と金淑姫は龍城区域龍城洞所在龍城40号招待所にいた。したがって、同じ時期にめぐみさんもその近くにいたということになる。なお、懇談後、西岡が横田早紀江さんに電話で確認したところ、軽井沢で金賢姫氏は1984年にめぐみさんに会ったと言っていたと話した。



※金賢姫氏については
【みんな生きている】
金賢姫編
(7月19日掲載)
趙甲済氏については
【みんな生きている】
ファン・ジャンヨプ編
(au版、ライブドア版・2009年9月25日掲載)
をご覧下さい。

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【みんな生きている】金賢姫面会編(2)

2010-07-23 20:14:37 | 日記
■北朝鮮の嘘が満天下にあばかれた
-金賢姫氏との面会概況2-
(金賢姫氏との面会概況1のつづき)

◆金正日が拉致指令
-「まさに私たちがその1期生です」-


・招待所のおばさんなどから、「日本人の夫婦がいるという話を聞いている。それも一組じゃないと聞いている」「男の工作員が日本人の夫婦から日本語を学んでいるという話を聞いた」と証言。

・「田口八重子さんが金賢姫を教え、めぐみさんが金淑姫(キム・スクヒ)を教えた。それは1976年に金正日(キム・ジョンイル)が『指導核心工作員を作りなさい』、『その指導核心工作員は現地化しなければいけない』と指令したことによるものか」と聞いたら、「まさに私たちがその1期生です。金正日から直接は聞いていませんが、教官たちから聞いていました」と答え、1976年の金正日の拉致指令を確認した。

・「あなたの同級生の男性があと6人いた。その人たちも日本人化教育を受けたのですか」と聞きましたら、「その人たちは日本人化教育ではなく、東南アジア担当だった」と答えた。東南アジア人化教育が並行して行われていた可能性が出てくる。そして、「自分と金淑姫が日本人化教育を受けた。女性がもう一人いたが、その人は中国人化教育を受けたのじゃないか」と証言した。

・「他に日本人化教育を受けた人はどれくらいいたのか」と聞いたら、「分かりません」ということでした。

・家族の各人に対して繰り返し「生きていますよ」、「皆さん生きていますよ」、「希望を持って生きてください」という話をした。その根拠としては、まず、「外国人としてきちんと待遇をする」ということで、増元さんが、「処刑というのはどうですか」と聞いたら、「外国人は処刑しません」と答えた。

・男の拉致被害者は、最初は「ひどい目にあわされる」「ひどい目にあわされ、言うことを聞くようになれば外国人としての待遇がなされるので、そんな簡単に死ぬようなことはありません」と証言。

・「北朝鮮の体制に関わるような秘密、重要なことをさせられているので、生きている人が『死んだ』とされている。しかし、北朝鮮という国は日本のようなきちんとした国じゃないから、ある日、『やっぱり生きていました』ということは十分あり得る。希望を持ってください。とにかく皆さんと会えて嬉しかった」と話す。

・「工作機関の内部で、『当初は拉致した人たちを教育して工作員として使う計画だった。しかし、試してみたら心変わりして使えなかった。やはり外国人は信用できない、ということで方針が変わって、教官として使うことになった。そして工作員の先生として使うことになった』と聞いた」と証言。



【7月22日面会後の記者会見における西岡 力救う会会長のコメント】

◆暴かれた北朝鮮の嘘
-大韓機事件はでっち上げで金賢姫は北朝鮮人ではない-

一点私の所感を申し上げます。今回の訪日は大変意味があったと思っています。
世論喚起という意味もありますが、それよりも、未だに北朝鮮は大韓機爆破事件を認めてないのです。「金賢姫氏は偽者だ」と言っています。「北朝鮮人じゃない」と言っています。その金賢姫氏が覚えていた横田めぐみさんの特徴で横田さんのご両親が感動したこと、あるいは飯塚さんが覚えている妹の八重子さんの特徴と、金賢姫氏が現地で会った特徴が合って、だからこそ心の交流がどんどん深まっていっている。金賢姫氏が偽者だったら我々全部がだまされたことになります。
そんなことはないということで、日本政府が公式に、本者だという前提で呼び、北朝鮮で聞いたことについて当事者が聞いたら、失踪する前の状況と合っているということが確認された。
ここで、北朝鮮に言いたい。「大韓機事件はでっち上げだという嘘はもう通じないですよ」と。

通じなくなった嘘、金賢姫氏も言っていましたが、30年前の嘘にこだわらなくなれば田口八重子さんや横田めぐみさんが帰ってくる可能性が出てくる。そこは私と金賢姫氏の意見が一致したのですが、秘密が秘密でなくなってしまうようにすれば死亡とされた被害者が帰って来れる道ができる。
そういう点で今回、金賢姫さんが偽者だという北朝鮮の嘘は、完全に、完膚なきまで否定されました。
心と心の交流が、飯塚さんや横田さんたちにできたということが、「金賢姫偽者説」の嘘を暴露したことになったのです。心と心が通じたということは、偽者だったらありえないのです。つまり北朝鮮の嘘を一つ、満天下に暴くことができたということで、大変、戦略的に意味があったと思います。
ですから、家族が心と心の交流ができたというのは、家族だけがよかったのではなく、そのことに本当に意味があったということを強調しておきたいと思います。

以上



※太陽政策の廬武鉉(ノ・ムヒョン)政権下で、金元死刑囚は精神的に追いつめられて自害させられそうになった。
しかし、彼女は自害しなかった。彼女よりも先に彼女が死ぬように仕向けた廬武鉉氏のほうが先に自害した。
「私は死ななかった!」
金元死刑囚の来日は、北朝鮮と日・韓両国にいる「親北左派」の連中に対する勝利宣言なのだ。

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【みんな生きている】金賢姫編

2010-07-23 10:38:53 | 日記
金賢姫(キム・ヒョンヒ)元死刑囚が7月22日夜、中井 洽拉致問題担当大臣主催の夕食会に参加し、衆・参両院の拉致問題特別委員会の委員長たちと意見を交わしました。
夕食会に参加した中山義活衆議院拉致問題特別委員長は
「拉致問題解決への議論を高めたことに今回の来日の意義がある」
と述べました。



※金元死刑囚については
【みんな生きている】
金賢姫編
(7月19日掲載)
も合わせてご覧下さい。

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【みんな生きている】ヒラリー・クリントン編

2010-07-23 10:31:25 | 日記
韓国の哨戒艦沈没事件を巡ってアメリカ政府は7月21日、北朝鮮に対する新たな独自の制裁措置を取ると発表し、圧力を強化する姿勢を鮮明にしました。

「新たな制裁措置は、北朝鮮の市民に向けられたものではありません」
(ヒラリー・クリントン国務長官)

アメリカの新たな独自制裁には明確なメッセージが込められています。
アメリカは制裁の標的を「北朝鮮住民ではなく、金正日(キム・ジョンイル)体制だ」としています。

「韓国は驚くべき発展を遂げました。韓国には国民の幸福を考えるリーダーがいます。対照的に、北朝鮮は孤立の中で沈滞しています」
(クリントン国務長官)

さらに注目されるのは、米・韓が合同軍事演習を数ヶ月にわたって実施することで合意したことです。
北朝鮮は今後、金総書記の後継体制作りを本格化させますが、アメリカはこの過程で再び北朝鮮が挑発的な行動に出る可能性があると見ています。
このため、アメリカは数ヶ月にわたって軍事演習を行うことと追加制裁を加えるという圧力をかけることで、北朝鮮指導部、ひいては金総書記の後継者に対して「軍事挑発は許さない」とのメッセージを送った格好です。
アメリカとしては当面、経済・軍事の両面から圧力を加えながら金正日体制を揺さぶる方針です。



※哨戒艦沈没事件については
【みんな生きている】
天安沈没事故編
(5月6日掲載)
も合わせてご覧下さい。

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