【みんな生きている】ＲＦＡ編

《張成沢行政部長、元山で貨幣改革失敗の「後始末会議」》

北朝鮮が事実上失敗した貨幣改革の後始末をするため、１月末に江原道元山の某所に北朝鮮国内最高の経済専門家たちを集めて数回にわたり非常対策会議を開催したことがわかった。
この会議についてアメリカの自由アジア放送（ＲＦＡ）は２月１２日、

「金正日（キム・ジョンイル）総書記の義弟・張成沢（チャン・ソンテク）行政部長が召集した貨幣改革の失敗原因の分析と経済回復策を話し合う場だった」

と報じた。
ＲＦＡによると、会議には平壌にある人民経済大学や元山経済大学の教授陣、金策製鉄連合企業所や黄海製鉄連合企業所の支配人等、北朝鮮の経済学会・産業界で最高の専門家数十人が参加したという。会議の直後には経済の専門家からなる非常機構（仮称「緊急対策委員会」）が立ち上げられるとのことだ。
韓国安全保障関連部局当局者は

「十分にあり得ることだ。貨幣改革は張行政部長の『作品』だという話もあるだけに、『結者解之』という次元から収集策を指揮するのではないか」

と語った。
この会議でいかなる対策が提示されたのかは明らかになっていない。
ただし、ＲＦＡは対北朝鮮消息筋の話を引用し

「社会主義経済原則の枠内で民生安定と経済を発展させ得る代案を模索した」

と報じた。
最近、北朝鮮は貨幣改革によってもたらされた民衆の怒りを和らげるために破格の措置を相次いで断行している。１月中旬には北朝鮮の計画経済の司令塔である朴南基（パク・ナムギ）計画財政部長が貨幣改革失敗の責任を負わされて電撃的に解任され、続いて２月５日には金英逸（キム・ヨンイル）首相が人民班長たちの前で貨幣改革の失敗による混乱について謝罪したことがわかっている。



【結者解之】
自分がやったことは自分で解決するという意味。

※金総書記も責任を取りなさい。