今日の午後は2つの講座がありました。
そのうちのひとつ、「日本語講座(2)」を紹介いたします。
内容は
1)漢字書き取り & 読み
2)作文表現
です。
漢字についてはプリントを使用しました。
他スタッフの時よりも、わたくしの採点は厳しいです。(多分)
「とめ」「はね」「はらい」等等…
漢字や文字を書くことが好きなものですから、思わず力が入ります。
あ、また聞こえた。
「就労訓練で漢字?」
はい。そうです。
その人それぞれの得手不得手があって、
必ずしも漢字が書けなくてはならない、と強制しているわけではありません。
でも習得できるならば、それは良いことかと考えています。
鉛筆を使って、丁寧に字を書くこと。
漢字も、文字自体も、
書かないと 書けなくなります。
プリント上部には「小学校4年生の漢字」と書いてあります。
問題文が「毒まむし」って…。
「毒」って、4年生で習うんですね。
右となりの「まほうの粉」も、なんだか気になる表現。
「粉」の漢字の問題で「まほうの粉」…。
こちらも4年生の漢字。
「三億円」という問題も、いいですねー。
あとこちら ↓
5年生の漢字の読み問題。
「カメが暴れる」…なぜ、カメ???
と、漢字以外のところに思いを馳せながら書き取り&読みをいたしました。
後半の作文表現は、「テーマを決めて、それについて表現する」というものです。
箇条書きではなくて、文章にするというのもこの講座のルールです。
今までにも、
「りんご」
「いす」
「仕事」
「雪」
「山」
などのテーマがありました。
人に何かを伝える場合、私達は自分の中で考えをとりまとめて表現(表出)しています。
とりまとめるのが苦手な人もいます。
頭の中ではある程度まとまっていても、話し言葉にするのが苦手な人もいます。
書いて、表現する。
自分の中の思いを、言葉にしてみる。
人に何かを伝えるための練習になります。
辞典を調べるようなものではなく、その人の感じたことを表現します。
そのため、時折 叙情的な表現も登場し、メンバーの豊富な表現力を発見することが多々あります。
話し言葉での表現が苦手であっても、自分のペースで表現できる文章表現がとても豊かな人もいます。
また当たり前ながら、人による視点、感じ方、表現の違いに驚かされ、また感心します。
そして今日のお題は「やばい」です。時間は5分。その後発表です。
皆さんも、「やばい」「やべっ」等など…この言葉を使ったことのある方は多いのではないでしょうか。
「あっ」「うわっ」と同じように、感嘆の言葉として思わず口に出てしまいがちなこの言葉。
でも、仕事場面で使用するのはいかがなものでしょうか…。
物体ではないので、作文表現しづらかったかもしれません。
それでも、みなさんそれぞれの角度から捉え、表現してくれました。
文章の中から、一部だけ書かせていただくと…
「危険なこと、意外なことが起きた時に使う」
「不具合を知らせる」
「最近の若い人たちは肯定的な表現としても使う」
「最後に『よ』をつけると出川哲郎さんの口癖」
「厳冬期に水おとしをしなかったりすること」(←「やばい」状況の例えを教えてくれている…)
「思わず発してしまう」
「『やばい』ではなく『まずい』が適していると思う」
etc…ユニークでしたよ。
最後に、
☆仕事場面では適していない表現であること
☆「やばい」を変換して…「危ない」「まずい」「不都合」
「すごい」←これは、90年代以降の若者表現とのこと。肯定的な意味で使われる「やばい」
など確認しあいました。
終了!
いずみまさこ
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