上の写真は菊池恵楓園に1917年(大正6年)から1955年(昭和30年)まで設置されていた、「監禁室」を復元した建物です。これも収容されたハンセン病患者の苦難を物語る遺構として展示されています。許可なく外出した患者、規則違反をした患者を30日以内(そして7日間食事を減らす)で監禁したそうです。建物の中には入れませんが入り口から中を覗くと江戸時代の牢屋のようでした。
下の写真は、患者の脱走防止のためにかつて同園を取り巻いていた壁の一部です。同園管理棟の1階にある社会交流会館(歴史資料館)内に展示されています。まるでかつての「ベルリンの壁」のようでした。