博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

モスクワ放送(現ロシアの声)の思い出

2013年03月12日 | 思い出

以前、このブログで私が中学から高校の頃に、海外短波放送の受信に凝っていた思い出を披露しました。

これです ⇒「モニタリング-BCL」 http://blog.goo.ne.jp/ss18m/e/3077b29f6e17760a84da7bda9e0ee903

当時は短波ラジオのスイッチを入れただけで勝手に受信できる位、強力な放送を行っていたのが、モスクワ放送(現「ロシアの声(VOR)」)と北京放送、北朝鮮の平壌中央放送でした。

大体この共産圏の3局は中波でも受信可能で、日本の局を聴取していると混信して割り込んできた位でした。ですからこの3局は割とよく聞いていたのです(イデオロギーとか無関係にです)。モスクワ放送は、今年は作家プーシキンの生誕何年とか、民話とか、バレエとかの文芸関係の話題が多く、政治宣伝のようなものは少なかったかったような記憶があります(単に記憶に残らなかっただけかもしれません)。

 そのモスクワ放送の時代から現在まで40年にわたって日本語放送を運営されてきた、リップマン・レーヴィン氏が6日、逝去されました。享年88歳でした。「ロシアの声」によれば-レーヴィン氏は、1925年5月31日にベラルーシのホメリ州で生まれた。青年期は戦争を体験し、その後、モスクワ東洋学院を卒業、1959年にソ連国家テレビラジオに「お便り担当者」として入局した。レーヴィン氏は1967-2009年まで日本語課の課長を務め、ロシアからの日本語放送に大きな貢献を果たした。レーヴィン氏は卓越した言語能力を有しており、日本の書籍90冊以上を翻訳したほか、ソ連と日本の2カ国間協議を含めたハイレベル会談でも通訳として活躍した-とのことです。レーヴィン氏のご冥福をお祈りします。

ロシアの声の報道 ⇒ http://japanese.ruvr.ru/2013_03_10/107461807/ 写真は当時の受信器「スカイセンサー」です。


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