goo blog サービス終了のお知らせ 

博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

祝 イトカワ試料採取成功

2010年11月18日 | 宇宙開発・天文
 既に報道されていますが、JAXAの発表によれば、無人小惑星探査機「はやぶさ」は小惑星イトカワの表面物質の試料採取に成功したとのことです。

ソース・詳細はこちら ⇒ http://www.jaxa.jp/press/2010/11/20101116_hayabusa
_j.html

 この快挙は何に役立つかというと、将来の小惑星のリスク回避に役立つでしょう。リスク回避とは、小惑星が地球に激突するような事態です。映画の「アルマゲドン」(1998年)や古くは「メテオ」(1979年)のように核爆弾を使って小惑星自体を爆破したり、軌道を変更させたりといった対策が実際に考えられています。しかし小惑星といっても様々な組成があり、例えば太陽から遠い小惑星は氷を多く含むなどの特徴があります。氷を多く含む「やわらかい」小惑星で核爆発を起こした場合、ばらばらになって、しかし地球大気との摩擦では燃え尽きないサイズの破片が大量に地上にふりそそいで被害の拡大につながる場合も想定されています。適切な対策を立てるには小惑星の様々な組成や特徴を良く知っておく必要があります。イトカワという小惑星はかんらん石など石質主体であることが分かりました(イトカワそのものは地球に衝突する心配はありませんが、同じ種類の小惑星は沢山ありそうです)。これは大きな前進です。また将来、小惑星の資源を活用するような際にも重要な情報が入手できたと言えるでしょう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。