博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

菊池恵楓園の園内通用券

2018年06月29日 | 文化・社会

 上の写真は菊池恵楓園の内部で園内でのみ通用した特殊通貨です。園内通用券と呼ばれていたそうです。ハンセン病患者は園内に収容されると強制的に所持金を、この園内通用券に交換させられていたそうです。このような措置が取られた理由は、外界との隔離を徹底する、患者の逃亡防止、酒類の購入や賭博の防止などがあるそうです。また失明した患者の現金が盗まれないようにするという目的もあったようです。全国の他の療養所でも同様の特殊通貨が、何と昭和30年まで使用されていたのだそうです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。