異邦人 2008年04月08日 | 読書・映画 これは随分以前に読んだ脱出不能物です。 著者の半村良さんは『戦国自衛隊』など時間SFで有名ですが、SF以外にも幅広い作品を手がけていました。実際SF作家としては初めて直木賞を受賞しましたが、受賞した作品はSFではありませんでした(『雨やどり』1975年)。 半村さんの凄いところは、作品世界のロジックの「もっともらしさ」です。野田昌宏さんの「SFは絵だ」という言葉は有名ですが、私はこれに「もっ . . . 本文を読む