羽花山人日記

徒然なるままに

初夏雑記

2024-07-02 19:34:21 | 日記

初 夏 雑 記 

中国で日本人として:中国の蘇州市で日本人の親子が襲われ、それを守った中国人のガイドさんが亡くなるという痛ましい事件が報じられた。そのニュースを聞いて思い出したことがある。

もう四半世紀も前のことだが、中国の大学を公式訪問した時、中国側が通訳をつけてくれた。明るい女性の方で、大変気持ちよく仕事ができた。

帰国する時は空港まで送ってくれた。その車中で彼女は、「今朝家を出るとき娘に日本の人を空港まで送っていくと話したら、娘がお母さんはそんな恐ろしい人と一緒で怖くないのというので、その方は日本人でもとてもやさしくて親切な人だと説明しました。」とわたしに話してくれた。

わたしへの誉め言葉として言ったことと思うが、非常に複雑な気持ちを覚えた。

今回の蘇州市の事件でも、亡くなったガイドの方を非難する書き込みが中国のネット上で見られるという。歴史上の負の遺産は、なかなか消えないものである。

光る君へ:6月30日の朝日新聞「文化」欄に、『光るアイデア 平安に息吹』と題して、NHK大河ドラマ「光る君へ」の脚本を書いている大石静さんの談話が載っていた。

このドラマ、わたしは毎週観ている。最初は、朝ドラなどでおなじみの俳優さんたちが、スッピンで平安貴族の衣装を着、現代語でしゃべるので違和感を覚えたが、今はそれを面白がるようになっている。

大石さんは脚本を書くにあたって、時代考証を大切にされているという。登場人物の関係や台詞はほぼ全部フィクションであっても、考証会で厳密な点検を受け、あってもおかしくないことだけをストーリーに取り入れているという。紫式部と清少納言、紫式部と藤原道長との関係やそれぞれの人柄もそうで、お墨付きを得た上での大石さんの創作である。『源氏物語』に出てくるエピソードも劇中に取り入れているという。

想像の世界に平安時代の貴族社会を実現させ、実在した歴史上の人物をその中で操る。談話からうかがえる大石さんはとても楽しそうである。

わたしも、源氏物語や枕草子がなんとなく身近に感じられるようになった。

骨密度:カミさんが足を怪我して整形外科にかかっていて、その付き添いで行ったついでに、わたしの骨密度を計ってもらった。

なんと、11年前より増加しているではないか。

腰椎正面が同年比較で153%、若年成人比較で114%。左大腿骨は同年比較で128%、若年成人比較で90%であった。

ちょっといい気分である。

 

カサブランカ

公園に植えた二株目のユリが開花した。

 

STOP WAR!

コメント (6)
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