雲仙普賢岳で火砕流が発生した時から,今日で30年目になる。テレビで見た,火砕流の恐ろしい画像はまだ眼の底に焼き付いている。島原市では昨夜,小学生らが2400本のキャンドルに灯を灯して犠牲者を追悼したそうだ。
その後,阪神淡路,中越,東日本,熊本の大地震,各地の水害と,自然災害が続いている。われわれの科学は,宇宙はおろか,地球についてもその一万分の一も解明していないだろう。自然を支配したり,従わせようとしたりしてはいけない。恐る恐る近づき,ご機嫌をうかがいながら付き合うことが肝要である。
2004年の中越地震で山が崩落し,ふもとの集落は壊滅した。2007年新潟県旧山古志村で撮影。