私が育児で心掛けていることは、唯一つ。
抑制的であること、である。
放置するのではなく、干渉するのでもなく、必要に応じて環境を整えるだけである。
なぜ、そうなったか。
私が反省しているのは、Jr1が生まれた時、日に日に成長することが嬉しく、いろいろ世話を焼いていたのだが、ある時、それがJr1の負担になっているなと思うことがあったからだ。
自分の期待に成長のスピードを合わせようとしてしまった。
これはいけないと思ったからだ。
その点、妻は、子供たちとの触れ合い方が上手で、私は足元にも及ばない。
だから、一歩引いた所で見ている方がよいと思ったのである。
今の所、それはいい方向に働いていると思う。
実はもう一つ理由があるのだが、それは、学校の成績と社会に出てからの人生とは、必ずしも相関していないと感じるからだ。
従来のこうしたら将来は安泰という方程式が成り立たなくなって来ていて、自分の価値観が、今の世の中と乖離していないという絶対的な自信が持てないのに、あれしておけこれしておけと言ったって、無駄な投資となる可能性も十分にある。
だから、ある程度の水準で教育を受ける必要は感じるが、それが絶対的な最優先される条件ではないと考えている。
言い換えれば、そこまでが親の責任で、後は子供たちがどう判断するかなのかなと。
未だに何がいいのかわからないから、ニュートラルにしているだけだと言われれば、そうなのかもしれない。