饅頭(まんじゅう)・・・小麦などを練って作った皮(生地:きじ)で、小豆餡(あずきあん)などの具を包み蒸し
た菓子。中国の饅頭(まんとう)が変化して出来た和菓子の一種で、「万十」、「万頭」、「曼頭」などと書くこともあ
る。漢字の饅頭は、看護「饅頭(まんとう)」の借用語で、「頭」を「じゅう}と唐音読みして「まんじゅう」になった。
●饅頭(まんとう)の起源は中国にあり、諸葛孔明(しょかつこうめい)が南征した際、河の神に人身御供(ひとみ
ごくう)として人の頭を捧げれば鎮まるという風習を改めさせるため、羊や豚などの肉を小麦粉で作った皮でくる
んだものを人頭に見立て神に捧げたことに由来するといわれる。当初は蛮人の頭の意から「蛮頭(まんとう)」が
用いられたが、祭壇に供えた後それを食べるようになったことから「饅」の字が当てられ「饅頭(まんとう)」になっ
た。 この歴史的な饅頭は、中国の小麦地帯では主食とされ、中に具として肉や野菜を入れるのが普通であっ
た。
●日本の饅頭(まんじゅう)の起源
1349年に宋から渡来した林浄因(りんじょういん)が奈良で作った「奈良饅頭」が始まりと言われる。仏教では
肉食が禁じられ肉のかわりに餡(あん)を用いたことから、日本では餡が入ったものを指すようになった。室町時
代には「菜饅頭(さいまんじゅう)」があったが、主食として粉食が好まれなかったため菓子として食べる甘い饅頭
が残ったとされる。
饅頭(まんとう)/中国
小麦粉に酵母を加えて発酵させた後、蒸して作る中国の「蒸しパン」のことを「マントウ」と言う。
一般に4cmから15cm程度の半球状または6~7cmの短い蒲鉾型で、歴史的には、中に具が入っていたが、
現在のマントウは中になにも入っていないのが普通である。華北、東北の小麦地帯では、伝統的に麺類やまん
とうが主食として食べられる。華中・華南の稲作地帯のマントウは小さめで、主食ではなく軽食(点心:てんしん)
として食べられる。
*包子(パオズ)・・・点心の一種。小麦粉の生地(きじ)を蒸して作る伝統的食品で、通常、中に具を包んでいる
ものを「パオズ」、中に具のないものを「マントウ」と称して区別する。日本の「中華まん」がこれに当たる。
*点心(てんしん)・・・中華料理の1つで、菜(中華料理の主菜)と湯(タン:中華スープ)以外の菓子や間食、軽
食の類は全て「テンシン」と呼ばれる。
ひよ子・・・毎月14・15日が「ひよ子の日」
ひよ子は、1912年に福岡県の吉野堂で生まれた、空を見上げているようなひよこの形をした菓子で、現在は
株式会社ひよ子が製造販売する。大手亡(おおてぼ)という白インゲン豆から作られる黄身餡を、小麦粉と卵
などから作られる皮にくるんでいる。現在は東京土産として有名。
こっこ
こっこは、株式会社ミホミ(静岡市駿河区)が製造・販売する静岡銘菓。名称とひよこをモチーフにしたパッケー
ジのデザインから福岡銘菓ひよ子が連想されるが、ミルククリームの入った蒸しケーキである。
種類:こっこ、玉露小豆こっこ、バナナこっこ、チョコバナナこっこ、銀のいちごこっこ(冬季限定)、こっこゴールド
キャラクターこっこちゃん*誕生日:5月25日 *好きなもの;黄色いものと甘いもの *口ぐせ:「つまらないも
のですが...」 *性格:まじめでけんきょ *しょうらいの夢:りっぱな手みやげになること
こっこCM: http://www.youtube.com/watch?v=7Nh7O2xHQNE
★方言「こっこ」の意味:
*北海道方言・・・人間を除くこども。魚介類の卵巣。
*下北弁・・・犬、猫などの動物の子ども。「隣の犬こっこなした」(隣の犬が子どもを産んだ)
*仙台弁・・・虫の幼虫、魚の幼魚、卵、動物の仔。 「べごっこ」(牛の仔)
*四日市西郷地区方言・・・「こっこ↑」(幼児語:おしまい、御馳走さん) 「こっこ↓」(幼児語:鶏;共通語)
*京言葉・・・下駄(「かっか」とも言う)
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