記念日・年中行事
□新嘗祭(福岡県添田町・英彦山[ひこさん]神宮、11/23(月・祝) 午前11時~)
五穀豊穣を感謝する祭り。
英彦山は、羽黒山や熊野大峰山と並ぶ日本三大修験場の一つ。標高1200mの霊峰で古くから信仰を集めてきた。
山内には、スロープカー(有料)があり、階段を使わずに英彦山神宮奉幣殿へ参拝できる。
○第54回 曽木の滝公園もみじ祭り(鹿児島県伊佐市・曽木の滝公園内 10:00~16:00)
東洋のナイアガラと呼ばれる曽木の滝公園で、約600本のモミジやイチョウの紅葉に合わせもみじ祭りが開催される。
夜は、滝や紅葉が幻想的にライトアップされるほか、本祭りでは各種ステージイベントや特産品販売が行われる。※ライトアップは、11月21日(土)・22日(日)の2日間のみ。17時30分~21時。
○新嘗祭(鹿児島県霧島市・霧島神宮)
新穀を得たことを神さまに感謝する祭り。
御神輿や奉納棒踊りが行われ、甘酒やこんにゃくなども振舞われる。10時からの神事に引き続き、境内で種々神振行事が行われる。
□末吉豊祭(鹿児島県曽於[そお]市・住吉神社
豊祭奉納として300mの住吉神社の参道を駆け抜け、途中3つの的を射る流鏑馬や、武道大会、油竹登りなどを開催する。
○第39回 鹿屋市農業まつり(鹿児島県鹿屋[かのや]市・霧島ケ丘公園広場(かのやばら園隣り)※9~16時)
会場では地元産の安全安心な農・畜・林・水産物の展示卸売などが開催される。
また、農業に関する5つの競技を行なう「第2回農業5種まつりinかのや」も開催される。
ピラカンサ(トキワサンザシ[常盤山査子]) fire thorn
【花言葉】「慈悲」「防衛」「燃ゆる想い」
【概要】
トキワサンザシ属とはバラ科の属の一つ。学名Pyracantha。ラテン名のままピラカンサ属ともいう。
日本ではトキワサンザシ、タチバナモドキ、カザンデマリの3種類が多く栽培されており、これらをピラカンサと呼んでいるが、単に「ピラカンサ」というとトキワサンザシを指すことが多い。
トキワサンザシ(常盤山査子、Pyracantha coccinea)は、南ヨーロッパ、アジア西部原産。日本へは明治時代の中期に渡来した。
和名の由来は山査子(サンザシ)に似て常緑であることからきている。 流通名は属名から「ピラカンサ」とも呼ばれる。
属名「Pyracantha(ピラカンサ)」は、ギリシャ語の 「pyro(炎) + acantha(刺)」が語源。火のような真っ赤な実をつけ、枝にはいっぱい刺があるところから来ている。種小名の「coccinea」は「紅色の、緋紅色の」を意味している。
【特徴】
枝は蔓状に大きく伸びて樹高は30cm~7mになり、枝はタチバナモドキに比べて密にでないので、あまり余り生け垣に用いられることは少ない。茎からでる枝の先端は、やや刺状になるが痛いほどにはならない。若枝には毛がある。
葉は茎に対して互い違いに生える互生で長さが3~4.5cm、幅は0.8~2.5cmで、狭倒卵形の葉が多いが、時として楕円形の大きな葉が出ることもある。成葉は両面無毛であるが、若葉では裏面に毛があり、時として中脈腋に毛が残る。葉の縁には低いギザギザの鋸歯がある。若い葉では、葉柄が紅色を帯びるが成葉では緑色である。
5月~6月ごろに、短い枝先に散房花序をだし 直径約8mmの白い小さな花を多数つける。花弁と萼は5個。果実は直径約6cmの球形で10月ごろ鮮紅色に熟して、先端には萼片が残っている。
果実が鮮紅色に熟す点は、同じ属のタチバナモドキ(橘擬)とは異なり分かり易いが(黄色く熟すトキワサンザシ(常盤山櫨子)もある)、ヒマラヤトキワサンザシ(ヒマラヤ常盤山櫨子)とは区別しにくい。ヒマラヤサンザシ(ヒマラヤ常盤山櫨子)はより紅色が濃く、ほとんど橙色を帯びていない濃紅色である点や、果実と果実が離れずに密集している点で区別できるが難しい。
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/3/39/Feuerdorn_%28Pyracantha_coccinea%29.JPG
・葉
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/rosaceae/tokiwasanzasi/tokiwasanzasi12.jpg
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/72/a6457db3fb3fcb60ab5d92339e353ded.jpg
・花
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/41/Pyracantha_111.JPG
http://pds.exblog.jp/pds/1/200605/27/03/e0039703_1935458.jpg
・実
http://forest17.com/d47/d47m_5215.jpg
http://file.kisetunohana2.blog.shinobi.jp/1644c164.jpg
【主な原種・園芸品種】
‘ハーレ・クィーン’ (Pyracantha 'Harlequin')
クリーム色やピンクの斑の入る葉を鑑賞する小型品種。鉢花用に適する。
http://item.shopping.c.yimg.jp/i/l/hanakouboutanpopo_ukjt-0006
http://www.tuberflora.co.za/flowers/p43.jpg
‘モハベ’ (Pyracantha 'Mohave')
トキワサンザシと台湾産のトウカマツカ(Pyracantha koizdumii)の交配種。 葉は厚く、赤く光沢のある実が密につく。生垣や鉢植えで栽培される。
http://la-jardineria.net/wp-content/uploads/2010/06/pyracantha-coccinea-orange.jpg
タチバナモドキ(橘擬き、Pyracantha angustifolia)
和名の由来は、実の色が橘(タチバナ)に似ていることからきている。別名ホソバノトキワサンザシ(細葉常盤山査子)。中国原産。花期は4~5月頃、11月頃に果実が橙色に熟す。 種小名「angustifolia(アングスティフォリア)」は「細葉の」という意味である。
http://www.zimbabweflora.co.zw/speciesdata/images/12/125340-1.jpg
http://www.gardensonline.com.au/Uploads/Plant/1587/PyracanthAngustifoliaCu420.jpg
カザンデマリ(崋山手毬、Pyracantha crenulata)
和名は、原産地が中国陝西省の崋山(ホワシャン)であることによる。ヒマラヤが原産で、わが国には昭和時代の初めに渡来した。別名ヒマラヤピラカンサ、インドトキワサンザシ。
5月から6月ごろ、短い枝先の散房花序に白い花を咲かせる。果実は平たい球形で橙紅色または橙赤色に熟する。 種小名は「やや円鋸歯の」の意。
http://pds.exblog.jp/pds/1/200711/30/74/c0085874_17473696.jpg
http://minamiharima-shizen.com/himarayatokiwasanzasif11.jpg
【詳しい育て方】
■主な作業
剪定:花芽は11月にできる。剪定は、開花後の6月下旬から9月までに行う。よく芽吹くので、生け垣にしたりコンパクトにまとめたい場合は、強剪定も可能である。徒長枝もよく出るので、枝の基部から切り除く。
■栽培環境
日当たりと水はけがよい場所で、乾燥しすぎなければ、土質を選ばずによく生長する。
■水やり
庭植えには特に必要ないが、極端に乾燥する夏の高温期には、朝か夕方に水やりをする。鉢植えでは、枝が伸びる春から秋までは十分に水やりする。
■肥料
寒肥として2月下旬から3月上旬に、固形の油かすか緩効性化成肥料を施す。また、鉢植えでは、開花後の6月中旬から下旬にもお礼肥を施す。
■用土
水はけがよく腐植質に富んだ土を好むので、鉢植えの場合は、赤玉土小粒7:腐葉土3の割合で配合した用土などを用いる。
■植えつけ・植え替え
植えつけは、寒さが終わる3月から4月の新芽が伸び始める前、または10月から11月が適期。庭植えの場合は、深さ、幅ともに根鉢の2倍以上の植え穴を掘り、腐葉土や元肥を混ぜて、深植えしないように植えつける。
鉢植えの場合は、2年に1回を目安に、根を1/3ほど整理して、一回り大きな鉢に植え替える。また、鉢の大きさとのバランスを考えて、枝も切り詰める。適期は庭植えに準じる。
■ふやし方
さし木:6月から7月、その年に伸びて堅くなった枝を使い、鹿沼土や赤玉土小粒や、さし木用の用土にさしてふやす。
タネまき:10月中旬から12月、熟した果実を採取し、果肉を洗って取り除いたものをまく。冬の間に発芽した場合は、寒風が当たらない無暖房の室内などに置き、春に鉢上げする。
■病気と害虫
病気:ほとんどない。
害虫:ハマキムシ
葉を食害するハマキムシが春と秋に発生するので、発生枝を枝ごと切り取る。
■まとめ
徒長枝(勢いよく長く伸びる枝)を切り落とす
日当たりの良い場所を好む
肥料はさほど必要ない
https://www.youtube.com/watch?v=7WCwjFUs5ng
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