記念日・年中行事
○洋服記念日
全日本洋服協同組合連合会が1972(昭和47)年に制定。1872(明治5)年のこの日、「礼服ニハ洋服ヲ採用ス」という太政官布告が出され、それまでの公家風・武家風の和服礼装が廃止された。
○皮膚の日
日本臨床皮膚科医会は1989年に11月12日(イイヒフ)を「皮膚の日」に制定した。
そして、日本皮膚科学会と協力して、皮膚についての正しい知識の普及や皮膚科専門医療に対する理解を深めるための啓発活動を行ってきた。
毎年「皮膚の日」の前後の時期には全国各都道府県において、一般の方々を対象に講演会や皮膚検診、相談会を多数開催している。
参加はすべて無料。
○四季の日
「くらしの中にクラシック」をモットーに2007年3月29日に愛知県名古屋市にオープンした宗次ホール。
その代表の宗次徳二氏が結婚前の1970年4月18日に妻の直美さんに、自身がクラシック好きになるきっかけとなったヴィヴァルディの「四季」をプレゼントしたことから、二人にとって40回目の結婚記念日である2010年11月12日にその記念日を制定。
宗次ホールではこの日にカップルや夫婦で「四季」を聴き、四季の移ろいを二人で力を合わせて歩んでもらおうとコンサートを開催する。
○コラーゲンペプチドの日
ゼラチンを分解し低分子化した高純度のたんぱく質であるコラーゲンペプチド。
肌の潤いを保つ、新陳代謝を盛んにして脂肪の蓄積を抑えるなどの効果が期待されているコラーゲンペプチドの普及を目的に、日本ゼラチン・コラーゲンペプチド工業組合が制定。
日付は第1回コラーゲンペプチドシンポジウムが開かれた2009年11月12日から。
※心平忌
詩人の草野心平[くさのしんぺい]の1988(昭和63)年の忌日。
草野心平といえば、蛙を題材にした一連の詩で有名である。
特に詩集『大百階級』は全篇蛙の詩で統一されていて、その独自の視点、語り口の面白さもある。
冒頭に置かれた「秋の夜の会話」は、二匹の蛙の会話で全行を通していて、そうした形式以上に詩としての完成度が高い。
○女性に対する暴力をなくす運動(11月12日~11月25日)
内閣府ほか関係省庁が2001(平成13)年から実施。
「女性に対する暴力廃絶のための国際デー」までの二週間。
夫・パートナーからの暴力、性犯罪、売買春、セクシュアル・ハラスメント、ストーカー行為等女性に対する暴力は、女性の人権を著しく侵害するものであり、男女共同参画社会を形成していく上で克服すべき重要な課題である。
本来、暴力は、その対象の性別や加害者、被害者の間柄を問わず、決して許されるものではない。
暴力の現状や男女の置かれている我が国の社会構造の実態を直視するとき、特に女性に対する暴力について早急に対応する必要がある。
この運動を一つの機会ととらえ、地方公共団体、女性団体その他の関係団体との連携、協力の下、社会の意識啓発など、女性に対する暴力の問題に関する取組を一層強化する。
また、女性に対する暴力の根底には、女性の人権の軽視があることから、女性の人権の尊重のための意識啓発や教育の充実を図る。
□誕生寺御会式(千葉県鴨川市・誕生寺[たんじょうじ])
多数の露店も出る七五三詣り。11時~纏[まとい]万灯行列、12時~稚児行列、13時~御会式法要となる。
誕生寺では、毎年11月12日に宗祖日蓮大聖人の遺徳を偲び「御会式(おえしき)」と呼ばれる法要が営まれる。
古くより、子どもが無事息災に育った感謝御礼と、日蓮大聖人にあやかり丈夫で立派な成人に育つようにとの願いを込めた「七つ児詣り」の慣習が行われる。万灯を先頭にした稚児行列や天童稚児音楽大法要とともに、七五三詣りの参拝客で境内は終日賑わいを見せる。
○大さん橋ワインアドベンチャー(神奈川県横浜市中区・横浜大さん橋 国際客船ターミナル2F CIQプラザ、11/12~16 【時間】11:00~20:00、12日は13:00~、16日は~18:00)
世界のワインを体感!12ヶ国のワイナリーから厳選した60種類が登場、グラスを持って試飲して歩くスタイルなのでご自身のペースで体感!ご自身で注いでいただくお客様参加型の試飲会。
さらに産地別チーズの試食や熟成期間別のイタリア生ハムの試食、また0.7%しか収穫されないスペインのプレミアムオリーブの試食もご用意!大型ワイングラス2脚セットを参加者全員にプレゼント!
□箸蔵寺秋季大祭(徳島県三好市・箸蔵寺)
金毘羅大権現の縁日に合わせ、豊作、無病息災に感謝する。
12時に20名の坊様がご本殿に行列する「練り供養」ではじまり、本殿到着後に大般若経を唱える。
景品が当たる「福もち投げ」は14時から行われ、参拝者に樽酒が振る舞われる。
なおこの日(春と秋の大祭日)だけは、一般の人も本殿に入り大法要に参加できる。
□白倉花取り踊り(高知県佐川町・白倉神社、美都岐[みつぎ]神社)
中世から伝わる太刀踊りの一種で、町指定無形文化財。白倉神社、美都岐神社の2つの神社で開催される。
元禄年間、津野氏の一族で須崎付近の領主であった堅田治郎左衛門の二男掃部[かもんのすけ]が河ノ内に来て、片田氏を名乗って開拓に従事し、氏神として白王神社を祭ってこの踊りを奉納した。
この踊りが白倉、美都岐両社に片田氏によって伝えられた。
エピスシア・クプレアタ(ベニギリソウ[紅桐草]) flame violet
【花言葉】「小まめ」「可憐」
【概要】
エピスシア(Episcia)はイワタバコ科ベニギリソウ属の多年草。
メキシコ南部~ブラジル、コロンビア、ベネズエラなど主として熱帯アメリカに6~9種類が分布する。
高い気温と湿度を好み、森林内の林床や岩肌などの日陰地に自生する。
和名は、花がキリ(桐)に似た形状で、紅色をしているところから名付けられた。
エピスシアという名前はギリシア語で「陰になった」「暗い」という意味。また、「epi(上の)+skia(陰の)」の合成語ともとれ、日陰に自生する様子に由来すると推測される。
【特徴】
クプレアタ〔E. cupreata〕
日本で栽培されているものは本種の園芸品種が多くを占める。
クプレアタはベニギリソウ、ベニハエギリなどの別名を持つコロンビア~ベネズエラに自生する種で観葉植物としてはエピスシアの代表的なもの。
草丈は10cmほどにしかならないが「ランナー(走出茎)」と呼ばれる茎を地面に這わせて、その節から子株を出し、横に広がっていく。
葉は対生し、葉身は5~10cmの楕円形、先が尖り、縁に鋸歯がある。
表面には柔らかい毛が生えており、色や模様は変化に富む。
開花期は1~12月、葉腋に長さ5cm程の紅色の漏斗形の花をつける。
花冠は5裂する。色は外側が鮮やかな緋色、内側が赤い斑点の混じった黄色。
多くの園芸品種が知られているが主なものとして、葉脈が銀緑色で周辺が赤褐色の‘アカジョウ’、真ん中を縦に走る葉脈(中肋)が銀白色になり縁のあたりがチョコレート色になる‘チョコレートソルジャー’、葉の縁がピンク色になる‘ピンクブロケード’、‘クレオパトラ’、黄色花の‘トロピカルトパーズ’などがあげられる。
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・‘アカジョー’〔Episcia cupreata ‘Acajou’〕
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・‘クレオパトラ’
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・‘チョコレートソルジャー’〔E. cupreata ‘Chocorate Soldior’〕
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・‘トロピカルトパーズ’ 〔E. cupreata ‘Tropical Tpaz’〕
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ディアンティフロラ〔E. dianthiflora = Alsobia dianthiflora〕
クプレアタに次いで、よく知られる種。
葉はクプレアタに比べると小型で長さ2~3cmで、縁にゆるいギザギザがある。
葉脈は暗い赤色になるが葉の色全体はほぼ緑色。
細かい葉を付けたランナーを四方に伸ばし、葉の付け根に白い花を咲かせる。
花びらの縁は細かく切れ込んでおり、レースフラワーバインの名前で流通していたこともある。
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【詳しい育て方】
■主な作業
下葉の除去:下葉が黄色や茶色に枯れたら早めに除去する。
切り詰め:四方にランナー(走出茎)を伸ばして子株を作るので、伸びすぎた場合は適宜切り詰める。
放任しておくと、ランナーから出る子株に栄養がとられ、親株の生育が悪くなる。
■栽培環境
一年を通して明るい日陰を好みます。
春~秋の生育期にかけては直射日光を避けた明るい日陰、冬は室内の日が射し込む場所が適当。
気温が高い時期は戸外・室内、どちらでもかまない。
特に真夏の直射日光は強すぎて葉が焼けて枯れてしまうので気をつける。
非常に寒さに弱い植物で、冬でも13℃~15℃が理想的な気温。
8℃~10℃あればなんとか生き残るがそれ以下だと枯れてしまう。
耐寒性は品種によっても差があり、冬は室内のできるだけ暖かい場所に置き、冷え込む夜間はビニール袋や段ボールをかぶせて保温に努める。
■水遣り
空気中の湿度が高い環境を好み、土もやや湿り気味の状態が適している。
春~秋の生育期は土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与える。
冬は低温で生育も鈍るので水遣りは回数を減らし、やや乾かし気味にする。
それ以上に大切なのは空気中の湿気を高く保つことで、きどき霧吹きで株全体に水をかけるようにする。
湿度が不足していると、葉の色つやが悪くなったり、縁が茶色く枯れたり、子株の葉っぱが丸まってしまう。
また、湿度不足で葉がしおれてしまうとなかなか元に戻らないので乾燥には気をつける。
■肥料
春から秋の生育期に緩効性化成肥料を2か月に1回施す。
または、速効性の薄めの液体肥料を1週間~10日に1回施すのもよい。
濃い肥料はかえって逆効果なので気をつける。
■用土
水はけが良くて軽い土が適している。
ピートモスとパーライト、鹿沼土を等量混ぜた土を用いる。
また、水ゴケや市販の観葉植物培養土、セントポーリア培養土でもよく育つ。
■植え付け・植え替え
株が大きくなった場合は一回り大きな鉢に植え替える。
作業の適期は5月~7月。鉢から抜いた株は古い土を1/3程度落とし、一回り大きな鉢に植え付ける。
植え替えて株を大きくしていってもよいが、挿し木や子株から新たに仕立て直した方が姿のまとまった良い株が得られる。
■ふやし方
挿し木:さし木は葉を4枚付けた状態で茎を切り、葉が大きい場合は下の葉2枚を半分にカットして水に挿して吸水させてから用土に挿す。
挿し芽:子株でふやす場合は、ランナーを少し付けた状態で子株を切り離し用土に挿す。
子株は葉を4、5枚出した大きさのものが適当。
挿したあとは霧吹きで水をかけて湿度を高く保つと比較的簡単に根を出して生長を始める。
タネまき:違う品種同士の花を人工授粉させてタネを採ることもできる。
花後にできた果実が黄色く熟してくることが採りごろ。
発芽温度は20℃~25℃、細かいので扱いに気をつける。
■病気と害虫
病気:炭そ病、灰色かび病
春から秋に炭そ病が発生する。見つけたら早めに防除する。
炭そ病は、主に葉に発生し、黒褐色の小斑点がしだいに拡大し、斑点の内側が淡褐色~灰白色の大きな病斑になり、葉に穴が開いたり、葉先から枯れてくる。比較的、高温多湿を好み風雨などにより伝染する。
室内であっても水やり時などの水滴のはね返りで感染する場合がある。
風通しが悪いと灰色カビ病が発生する。枯れた花から発生することもあるので気をつける。
予防のために定期的に殺菌剤を散布する。
害虫:カイガラムシ、アブラムシ、ハダニ
年間を通してカイガラムシ、アブラムシ、ハダニが発生する。
見つけたら早めに防除する。
■まとめ
一年を通して明るい日陰で育てる
乾燥に弱く、湿度の高い環境を好む
寒さに弱く、越冬温度は13℃~15℃が理想的
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