すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

すらりと形のいい人柄

2007年05月22日 | 教育ノート
 「修」という字は名前によく使われている。結構いい響きを持っているなあと以前から思っていた。
 今回、修学旅行に絡めて改めて調べてみると、また意味も深い。
 毛筆で書くときのイメージもわいてくる。背中に水をかけて清める…すらりとした字がかけそうな気がする。

---------------


 「攸(ユウ)」は人の背中に水をかけて洗う形です。
 「彡(サン)」には清められたことを表す意味があるようです。
 この二つを組み合わせてできた「修」。
 「おさめる」つまり学問や技芸を身につけるという意味が一般的ですが、字源を探ると実は「きよめる」「すらりと形よくととのえる」という内容が浮かびあがってきます。
 学問を学んで性質のかどばった点を取り去りすらりとした人柄にする、ということが到達点のようです。

 明後日に迫った修学旅行。二日間の集団行動で学ぶことは多いでしょう。
 見学箇所や宿泊地で、全員が楽しい思い出をたくさん作るためにお互いに気づかいあい、すらりとした人柄に近づく時間であってほしいものです。
---------------


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
精進します (池田修)
2007-05-22 08:34:51
びっくりしました。
私が何かしたのかと思いましたf(^^;。
このような意味だと知った時は、
(どうりでオレは風呂が好きなわけだ。名は体を表すだな)
と思いました。

自分に使われている名前をきちんと調べると言う授業はとても意味があるように思います。私は、名前の授業ということでやったことがあります。

この時は、本名、あだ名、雅号、幼名、諡なども一緒に扱いました。また、親が自分に付けるのを悩んだ名前にはどんなものがあったのか、自分が親なら自分にどんな名前をつけるかなんてのもやりました。

私としては進路学習の一環としてやったつもりです。面白かったです。
返信する
Unknown (spring)
2007-05-23 04:45:51
コメントありがとうございました。
おっそういえば池田先生のお名前でしたね。
実は何十年か前の学生の頃、「リクエスト喫茶!」でペンネームとして使用していたときがある名前でした。とても性格がずんぐりしていた頃かと思います。自分で笑ってしまいそうです。

名前の授業は、小学生対象にしたときがあります。
この場合は「親の願い」に焦点をあてたように思います。
それにしても、字を定期的に調べていくといろいろと発見がありますね。
返信する

コメントを投稿