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見逃せない映画、周りの愚痴

2023年04月11日 | 雑記帳
 ためらいなく「今回は見逃せないな」と思っていた。まあ、さほどの映画ファンとは言えないが、映画化の話は昨年から知っていたし、いくらアニメと言ってもやはりJazzが関わるとなれば音響のいい映画館で…。ということで久しぶりにシネコンへ出かけ『BLUE  GIANT』を観てきました。いやあ満足でした。



 発刊済の全巻を二回り以上読んでいるので筋は頭に入っている。むろん2時間弱に収めるのだから別物とも言えるが、かなり忠実に場面をピックアップしつつ、クライマックスを大きくアレンジ(それ自体は、あまり違和感がなかった)して結んだ作品だった。原作と登場人物の持つ「熱」は十分伝わってきたと思う。


 Jazzに関しては素人同然、ただ音楽を担当した上原ひろみなら知っている。メロディックなフレーズと映像の絡み、演奏場面の迫力はなかなかの出来だったし、専用空間で観るにふさわしい仕上がりだ。アニメは詳しくないが、全体的なトーンは好印象。声優陣は及第点だろう。もう少し個性的な俳優でもよかったか。


 と、いっぱしの映画通のように語っているが、映画を観たのはなんと3年ぶりだ。2020年3月コロナ感染拡大が忍び寄ってきた頃に『Fukushima50』を観てから足は遠のいた。アニメであれば『この世界の片隅で』以来だったことを思い出した。テレビ視聴に埋没している高齢者こそ、刺激をうけるべきと自省する。


 それにしても、だ。と年寄りらしく愚痴を言いたい。まずは放映前のCM、予告の長いこと長いこと、10分は使っている。絞ってPRという手法は時代遅れか。次に料金が1100円なのは妥当と思うがドリンク類が高いと言わざるを得ない。そうやって儲けをだすのだよと知りつつ、ああ作品に付随するモノの多さよ。


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