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その引き出しから出てこい!

2020年06月26日 | 雑記帳
 人の名前が思い出せないことは日常茶飯事とは言わないが、齢相応に時々生じている。今回は少しはまってしまった。かつて同職した先生の名前がどうにも浮かんでこない。顔はもちろん、話し声や筆跡まで覚えているのに。さらに出身地や旧姓、その方の兄上の名前までわかるのに。肝心の本人の氏名が出てこない



 脳機能上は、存在しているのだがどこかの引き出しに仕舞われた状態で、開かない状態なのか。よく「あ」から順に口に出してみると、該当する頭文字のとき反応することがある。今回も試みたがヒットしなかった。思い出さないと困るわけではないけれど、すっきりしない。どんな手があるのか。ネットに頼るか。


 住所が隣市だったので、検索に「湯沢市 苗字」と入れると「なまえさあち」というサイトがあり、「秋田県湯沢市に多い名字一覧」がランキング形式に出てくる。1位高橋、2位佐藤、3位阿部…予想の範囲だ。しかしこんなポピュラーな名ではない。次々に「次の20件」があり延々と「約10(人口)」が続いている。


 360位からは「約ほとんどいない」という表示になる。しかしそれが「齊藤」という名字だし、さらに下位には「高田」や「芦原」があり、とたんに怪しいデータだとわかる。それにしてもずらーっと名字を眺めたが脳は反応しなかった。見落としか。それは、脳の引き出しの錆びつき、開ける力の衰えということか。


 きっと、アナログで残してある昔の資料や電話帳を調べれば、求めたい名は出てくる。しかしここまで来たらなんとか自力で…と思う。ヒントを求めず時折思い起こして引き出しの在り処を探る。それが少しでも脳回路を活性化させる(と勝手なイメージだ)。そう決めて…12時間後、その名字はふいに顔を出す。トイレの中で(笑)。
(あえてその名を出しませんでしたが、出るべきところで出たという感じです)



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