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わかっとる,政治家

2012年10月20日 | 雑記帳
 今週は通勤時のFMで、自民党の石破茂幹事長へのインタビューを聞いた。
 コワオモテで軍事オタクと評判のある石破幹事長。我が家の女性たちには印象が悪いようだが、あのブレのなさは迫力があるなと感じている。

 ラジオの語りは、テレビの討論番組などとは異なって、ややリラックスムードなのか、微妙に語り口が違うなあと感じた。

 典型的なのが、「とる」という語尾。
 「わかっとる」「やっとる」…どこの出身かと調べたら、鳥取県ということだった。
 だが、「とる」自体は、西日本全体にある方言だそうだ。そういえば九州、四国などはそういう印象が強い。

 私の周りでは使う人はいないが、「とる」という使い方はなんとなく偉い人というイメージがついてまわる。
 これはたぶん、明治政府の要人に西日本出身者が多く、その影響が全国に伝わっているのかな、などと勝手な想像をする。

 それにしても、石破幹事長のインタビュー3回中2回までは、当然ながら政治中心で、尖閣諸島や防衛のこと、国の見通しなどが語られたが、その筋の通し方は相変わらず揺るぎないものがある。

 さきほどwikiを見ていたら、目を惹く項目があった。

 「教育基本法の、愛国心の明文化に反対だった」という箇所である。
 防衛に関する第一人者と誰もが認める政治家のイメージとしては率先して推進したかのように想像していたが、違っていたようである。

 「愛国心は国が政策面で強制するものではない」と述べたそうだ。
 自衛隊に関する数々の発言と照らし合わせると、この人の国家観、教育観はまた独特なのかもしれない。

 だからと言って、別に支持者になったわけでも、ファンになったわけでもないが。
 「そんなことはわかっとる」と本人から言われそうだが(そんなことはないが)、注目はしてみたい。