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魅力ある「辰」の年

2012年01月16日 | 雑記帳
 曜日の関係で,いつもより遅い三学期の始業式となった。

 今回は,年初めであるので「干支」の話をしてみようと決めていた。
 「干支」「十二支」について話し、それぞれの生まれ年に手をあげさせながら、どうして「猫」が十二支に入っていないか(光村版の国語教科書2年に載っている)を紹介し、そして今年の辰年にちなんで、どんどん上を目指そうといった流れで組み立てた。

 スライドショーが効果的と思ったので、その作成には多少時間を割いた。ただ、準備をばたばたとしたので調べが中途半端だった反省がある。
 やってみた後に、いくつか疑問が残った。

 ・そもそも干支とは、どうして始まったのか。
 ・他国にも干支があるというが、どんな使われ方をしているのだろう。
 ・「辰(龍・竜)」という唯一伝説上の動物がはいっているのは何故だろう。


 改めて検索してみると、こんなによくまとめられているサイトがあった。
 
 http://www.eto12.com/index.html
 
 http://www.d7ha.info/

 最初の疑問は解決できたが、二つ目以降はそこでもちょっと不明である。
 「辰(龍・竜)」に関しては、こんな解説もあるが,ヒントを見いだせない。

 「辰」は、元々は草木の形が整った状態を表しているのだそうです

 良きもの、目出度いというイメージが湧くので、そんな連想から竜になったのだろうか。
 「干支の料理」という箇所で「中華料理」となるように、いずれ中国の歴史と一番色濃く関わりがあるということか。
 「竜」が馴染みやすい?動物であったということは、それだけ故事として親しまれたからだろうと単純に予測するしかない。

 さて,調べてみると「辰」が結構魅力ある?字だということに気づく。

 字源としては,二枚貝にあるらしいが,意味として「とき」「天体」「日・月・星の総称」などがある。
 そういえば「北辰」とはかの北極星である。
 「十二支をまとめていうことば」という意もあり,何か中心を成すといった趣である。
 そのあたりがもしかしたら,伝説上の「竜」と結びつくのかもしれないと想像してみる。

 それにしても、先のサイトによると「竜」は権力者の象徴とされている。
 この年に上昇していくのが権力者では困るなあ、とごく単純な感想をもった。