う~んと、ノートPC使って居間でネット始めた頃に知ったから丁度10年位前になるのか?
『世界がもし100人の村だったら』って動画が載っていたサイト。今は消えちゃったみたいだけれど。
当時見た物とは、別の動画がYouTubeやニコニコ動画にUPされているみたいだね。
世界の人口が63億人いるとか言われてた頃、それを無理矢理100人の村人に圧縮して表現したらどうなるかって事を、シミュレーションした物だ。
成る程なぁ、と共感出来る部分も有ったが、途中から数字を入れ替えてロジックを変更している。誤魔化しているんだな。100人の村って設定なんだから、最期迄100人で通してくれないと。
『教会のミサに行く事が出来るなら云々』の記述から、クリスチャンが書いたであろう事は判った。
それ程興味も持たなかったので、それっきり。だった筈だ、普通なら。その内、街中の行き付けの書店で見掛けたりする。へぇ、書籍化されたんだな。と、思い、念の為手に取って見た。
ハードカバーの書籍では有る物の、活字がでかく、すっかすかな内容。確かオリジナル版はチェーンメールだった筈。書籍化するに当たっては挿絵を加えて絵本とし、オリジナル(?)の英文を加えただけでは足りなかったらしく、色々書き足して有った様だが、最初のオリジナル部分をチラッと読んで、直ぐに棚に戻した。こんな物、チェーンメールの中身で充分。
その後、会社での休憩時間中、この本の話題が出た。他部署の上司が話していたんだが『あんな本は、買ってはいけまっせん!』と思わず言ってしまった。
チェーンメールに書き足して挿絵を加え、絵本として書籍化する出版社の『売らんかな』的な姿勢が嫌だったし、それに乗っかって出版を許可する作者(?)の浅ましさ。それが物凄く嫌だった。
所詮は、上から目線でキリスト教的な思想で書かれた文章。下を見て優越感を感じているのか、憐れむ事をしている自分の行為に酔い痴れて居るのかは、判らないが。
夕べ、どうにも眠れなくて、ベッドで寝返りを打っていたら、この本の事を思い出した。で、今、ブログに書き込んでいる訳だ。
発売日は何時だったかを確認しようとして、驚いた、と言うか呆れた。
チェーンメールとは最早何の関係も無い続編が続々出版されていた。
『世界がもし100人の村だったら・2 100人の村の現状報告』、『世界がもし100人の村だったら・3 たべもの編』、『世界がもし100人の村だったら・4 子ども編』、『世界がもし100人の村だったら 完結編』、『世界がもし100人の村だったら 総集編』。
商売上手な出版社と作者だ。手を変え、品を変え、切り口を変えて何度も同じネタで商売ですか。ここにも、出版社側の『売らんかな』の意図が見え隠れする。
『世界がもし100人の村だったら』のタイトルで商売する必要は無い気がするが。
『3 たべもの編』と『4 子ども編』なんかは、ワザワザこんな本を読まなくても、報道番組を観ていれば判る。『4 子ども編』では、やはり人数を途中で入れ替え、誤魔化すロジックを取っている。
例えば、『50年前、日本がもし100人の村だったら、子どもは35人でした。それがいまは14人です。このまま減ると、2050年には7人になります。』ここで早くも世界から日本に舞台を移し、数字を入れ替えている。初っ端から飛ばしてくれるな。
続いては『世界で100人の子どもが生まれたとすると、そのうちの55人以上は、生まれたことを役所などに届けられない』ここでも舞台を変え、しかもやはり数字を入れ替えている。『世界がもし100人の村だったら』ってタイトルと違う、看板に偽り有りだ。
『日本は高学歴社会で、中学生までは義務教育を受けられます。ところが世界の100人の子どものうち…、中学校に行くのは40人です。そのうち20人は、途中でやめました。60人は、はじめから行っていません。』日本でも昨今、未就学児童が増えて問題になっているって事はガン無視ですか? それと、ここでも数字を入れ替えている。基準値がバ~ラバラ。だったら最初っから日本以外の世界のガキ100人を基準に、村の人口を考えるべきでは無いのか? この数字のロジックに騙されちゃいけない。
『世界の教科書』とは一体何処の誰が呼び始めたのか?
問題提起するのは結構だが、そこには触れなければならない筈の民族問題や宗教問題が完全に欠落している。奇麗事だけ述べて解決出来る問題ならば、とっくに解決出来ているで有ろう。
『9.11』に結び付けている点も気になるな。日本でこのチェーンメールが出回り始めたのは9月25日以降だから、『9.11』より2週間も後。
『総集編』での、amazon.co.jpの商品説明によれば『9.11の予見の書』なんだそうだ。出版されたのが2008年の10月1日。『9.11』以降7年も経ってからの出版物を『予言の書』と言われてもねぇ。
最初の刊行が2001年の12月、『9.11』の3ヶ月程遅れた出版物では『予言の書』との紹介文は何処にも謳われていないし、その言葉は俄かには信じ難い。
確かに、解説文では『9.11』に結び付けようとしてはいるが、この解説文の日付けは2001年の11月、『9.11』以降に書かれた文章だ。
出版社ってーのは、本を売る為になら大嘘を平気で吐くんだな。
よしっ、決めた。マガジンハウス社の本はなるべく買わない様にしよう。HPで確認した所読みたい本は無いみたいだし、丁度いいや。
『世界がもし100人の村だったら』って動画が載っていたサイト。今は消えちゃったみたいだけれど。
当時見た物とは、別の動画がYouTubeやニコニコ動画にUPされているみたいだね。
世界の人口が63億人いるとか言われてた頃、それを無理矢理100人の村人に圧縮して表現したらどうなるかって事を、シミュレーションした物だ。
成る程なぁ、と共感出来る部分も有ったが、途中から数字を入れ替えてロジックを変更している。誤魔化しているんだな。100人の村って設定なんだから、最期迄100人で通してくれないと。
『教会のミサに行く事が出来るなら云々』の記述から、クリスチャンが書いたであろう事は判った。
それ程興味も持たなかったので、それっきり。だった筈だ、普通なら。その内、街中の行き付けの書店で見掛けたりする。へぇ、書籍化されたんだな。と、思い、念の為手に取って見た。
ハードカバーの書籍では有る物の、活字がでかく、すっかすかな内容。確かオリジナル版はチェーンメールだった筈。書籍化するに当たっては挿絵を加えて絵本とし、オリジナル(?)の英文を加えただけでは足りなかったらしく、色々書き足して有った様だが、最初のオリジナル部分をチラッと読んで、直ぐに棚に戻した。こんな物、チェーンメールの中身で充分。
その後、会社での休憩時間中、この本の話題が出た。他部署の上司が話していたんだが『あんな本は、買ってはいけまっせん!』と思わず言ってしまった。
チェーンメールに書き足して挿絵を加え、絵本として書籍化する出版社の『売らんかな』的な姿勢が嫌だったし、それに乗っかって出版を許可する作者(?)の浅ましさ。それが物凄く嫌だった。
所詮は、上から目線でキリスト教的な思想で書かれた文章。下を見て優越感を感じているのか、憐れむ事をしている自分の行為に酔い痴れて居るのかは、判らないが。
夕べ、どうにも眠れなくて、ベッドで寝返りを打っていたら、この本の事を思い出した。で、今、ブログに書き込んでいる訳だ。
発売日は何時だったかを確認しようとして、驚いた、と言うか呆れた。
チェーンメールとは最早何の関係も無い続編が続々出版されていた。
『世界がもし100人の村だったら・2 100人の村の現状報告』、『世界がもし100人の村だったら・3 たべもの編』、『世界がもし100人の村だったら・4 子ども編』、『世界がもし100人の村だったら 完結編』、『世界がもし100人の村だったら 総集編』。
商売上手な出版社と作者だ。手を変え、品を変え、切り口を変えて何度も同じネタで商売ですか。ここにも、出版社側の『売らんかな』の意図が見え隠れする。
『世界がもし100人の村だったら』のタイトルで商売する必要は無い気がするが。
『3 たべもの編』と『4 子ども編』なんかは、ワザワザこんな本を読まなくても、報道番組を観ていれば判る。『4 子ども編』では、やはり人数を途中で入れ替え、誤魔化すロジックを取っている。
例えば、『50年前、日本がもし100人の村だったら、子どもは35人でした。それがいまは14人です。このまま減ると、2050年には7人になります。』ここで早くも世界から日本に舞台を移し、数字を入れ替えている。初っ端から飛ばしてくれるな。
続いては『世界で100人の子どもが生まれたとすると、そのうちの55人以上は、生まれたことを役所などに届けられない』ここでも舞台を変え、しかもやはり数字を入れ替えている。『世界がもし100人の村だったら』ってタイトルと違う、看板に偽り有りだ。
『日本は高学歴社会で、中学生までは義務教育を受けられます。ところが世界の100人の子どものうち…、中学校に行くのは40人です。そのうち20人は、途中でやめました。60人は、はじめから行っていません。』日本でも昨今、未就学児童が増えて問題になっているって事はガン無視ですか? それと、ここでも数字を入れ替えている。基準値がバ~ラバラ。だったら最初っから日本以外の世界のガキ100人を基準に、村の人口を考えるべきでは無いのか? この数字のロジックに騙されちゃいけない。
『世界の教科書』とは一体何処の誰が呼び始めたのか?
問題提起するのは結構だが、そこには触れなければならない筈の民族問題や宗教問題が完全に欠落している。奇麗事だけ述べて解決出来る問題ならば、とっくに解決出来ているで有ろう。
『9.11』に結び付けている点も気になるな。日本でこのチェーンメールが出回り始めたのは9月25日以降だから、『9.11』より2週間も後。
『総集編』での、amazon.co.jpの商品説明によれば『9.11の予見の書』なんだそうだ。出版されたのが2008年の10月1日。『9.11』以降7年も経ってからの出版物を『予言の書』と言われてもねぇ。
最初の刊行が2001年の12月、『9.11』の3ヶ月程遅れた出版物では『予言の書』との紹介文は何処にも謳われていないし、その言葉は俄かには信じ難い。
確かに、解説文では『9.11』に結び付けようとしてはいるが、この解説文の日付けは2001年の11月、『9.11』以降に書かれた文章だ。
出版社ってーのは、本を売る為になら大嘘を平気で吐くんだな。
よしっ、決めた。マガジンハウス社の本はなるべく買わない様にしよう。HPで確認した所読みたい本は無いみたいだし、丁度いいや。