ビンボー生活マニュアル

いかに安上がりに過ごすか

五右衛門風呂

2009-08-31 20:08:19 | 日記
近所にある母の実家の風呂が五右衛門風呂だった。

五右衛門風呂とは、鋳鉄製の風呂釜に直火で暖めた湯に入浴する形式の風呂の事。風呂釜は高温になっており、直接触れると火傷するため、木製の底板の踏み板を湯桶に沈めて湯浴みする。

初めて入ったときは驚きだった。木蓋がお湯に浮かんでいる様に見えた。事前に教えてもらっていたので、木蓋を湯船に沈めて湯に入る、というか自分の体重で沈める為、木蓋に乗っかるといった方が正しいかも知れない。木蓋を取って入浴し、高温の風呂釜で火傷なんてベタな事はしなかった。

不思議な感覚だった。数えるほどしか入った事は無いが。

あの木蓋って、保温の役目も果たしていたんだよね。

数年後、風呂を新しくするというのでその期間、母の実家の家族が貰い湯に来ていた。

今にして思えば、もう一回位入って見たいモンだね、五右衛門風呂。

消えたJリーグチーム

2009-08-30 17:31:13 | 日記
それは、『横浜フリューゲルス』だ。

出資会社の一つであった佐藤工業が本業の経営不振の為チーム運営からの撤退を表明、もう一つの出資会社の全日空も単独でチームを支える余力がなかった事が原因であった。

横浜マリノスの親会社日産自動車との協議の結果、横浜マリノスに吸収合併されることになり、チームは事実上消滅する事になった。

合併に反対する『フリューゲルス』のサポーター達の発言で頭のオカシナ人の発言が報道番組で流されていた。曰く『フリューゲルスが全て、フリューゲルスが命、フリューゲルスと共に生きてきた。フリューゲルスが無くなったらどうすりゃいいんだ?』みたいな内容。いい年こいた成人男性の発言である。

Jリーグ発足から、『フリューゲルス』消滅までの期間はたかだか5年だ。

この成人男性は、その5年以前はどうやって生きてきたのだろうか?

いやぁ、凄かったよね、Jリーグ発足当時の人気は。プロ野球人気が霞んでしまう程の人気だった。TVもゴールデンタイムに中継バンバン流れてたし…。アナウンサーの解説口調がキライだったので観る事は無かった。イチイチ五月蠅いんだよ、『シュゥ-------トォ-----ッ』、『ゴォ-------ルッ』。観りゃ判るんだから黙ってろ。

今じゃ人気に陰りも出、TV放送も無くなった。報道のスポーツコーナーでの扱いも縮小された。選手の年棒もガタ落ちだ。

プロ野球は人気をぶり返した。

あの熱狂はなんだったのかね?

打ち上げ花火

2009-08-29 15:17:45 | 日記
打ち上げ花火はきれいだねぇ。

打ち上げ場所からある程度離れた場所から観るのがコツ。そう、花火が開いた後、音が後から遅れて聞こえる場所がベストポジションだと思う。

やたら近くで見たがる人がいるが、あれは行動が理解出来ない。

五月蠅いのだ、花火の音が。

近くで観ると、花火の打ち上げ音の後、ヒュルヒュルと花火が天上高く舞い上がりパッと開くと同時に聞こえるあの音。体で感じる音圧、様は爆風であるがこれがイヤ。

キレイの前に五月蠅い。

昔、単コロで通勤していた頃だ。丁度帰宅時に隣町の花火大会にぶち当たった。交通規制が敷かれており、信号を警官が手動操作していた。交差点で長時間待たされる。頭上から聞こえてくる花火の爆発音、凄く近いので五月蠅い事この上ない。音圧を体で体感出来た。決して望んだ訳ではないので単純に迷惑。

花火は観てない。信号待ちしてる時にそんな危なっかしい事が出来る訳無い。

信号が変わるまでどれだけ長い時間待たされた事だろう。

周囲は近くで花火を見る為に集まって来ている人、人、人。

お前ら風情ってもんが判ってないんだぁ。

やらせ行列、マックばかりが何故叩かれる?

2009-08-28 20:37:39 | 日記
ちょっと古い話になるが、2008年12月末、日本マクドナルド大阪心斎橋の店舗に徹夜を含めて約3,000人が行列を作ったらしい。近畿地区で発売された『クウォーターパウンダー』の購入希望者だ。

おいらが住んでる地域は、それよりかなり前から既に『クウォーターパウンダー』は先行販売されていたのでちょっとした優越感を味わった。

徹夜含めた約3,000人の行列だ。当然マスコミに取り上げられる。宣伝効果も抜群だろう。宣伝費ゼロでTVメディアに全国放送されるのだから…。おいらもその報道をワイドショーで視聴した。美味かったけれど、行列作ってまで味わう程のモンではないと思ったが…。空いてる時に行きゃいいのである。

その後、問題が発生した。行列は人材派遣会社『フルキャスト』に雇われたバイトだと言うのだ。叩かれたね、マクドナルド。2ちゃんねるも凄かったし…。

社会通念が昔と変わってしまった様だ。

確か、バブルが始まる少し前、店舗名は覚えていないが『某アイスクリームショップ』のオープン前の深夜、徹夜で行列を作る若者が多数出現。マスコミがこぞってこの現象を報道していた。深夜番組の報道でこの取材シーンを観たのを覚えている。

この行列報道、いい宣伝になったんだろうね。店舗は大繁盛したって事だ。

これも後日、行列は金で雇われたサクラだった事が判った。不思議な事にマスコミはヤラセだ、サクラだと騒ぎ叩く事は無かった。

むしろ、このサクラを企画した男を『仕掛け人』と称して企画力の有る優秀な人物として英雄視し取り上げていた。名前は知らん。

TV番組でも、ゴールデンタイムでこの男を持ち上げていた。男が飲み屋で女を口説く『ボクさァ、某アイスクリームショップの仕掛け人なんだけどさァ…』。喋りが実に軽薄。

番組終了時、番組スタッフのテロップが流れるシーン、大きな広い家に一人で住み、カーテン越しの室内で深夜仕事を続ける男のシルエットで終わったかと思う。

あの男の名はなんといい、今どうしているのか? 

今なら2ちゃんねるで叩かれまくっている所だろう。あの頃は2ちゃんねる、無かったし…。

マクドナルドと、この某アイスクリームショップがやった事は全く同じ。なのに時間軸は違えどユーザー、マスコミの対応が180度違う。これは一体どういう事か。

社会通念って変わっちゃうモンなんだねぇ。戦中、戦後の大東亜戦争に対する評価みたいな物なのかねぇ。比較の差がデカ過ぎるかな?

山城新伍がキライ。

2009-08-27 22:28:51 | 日記
先頃お亡くなりになった元俳優、山城新伍がキライである。

理由は簡単、ウソツキだから、である。

昔っからキライだった訳じゃない。どん兵衛のCMは好きだったし、NHKでやった『マッコイと野郎ども』のトニー・カーティスの吹き替えなんかもピタリと合ってた。再放送が有る時は好んで観てたし…。

何でキライになったかというと…。関東ローカルのTV番組雑誌にエッセイを書いていた山城氏、ある日、『阪神タイガースが優勝したら坊主になる』と公言。でも『優勝は有り得ない』と結んでいた。

ところがその年、リーグ優勝に続いて、あれよあれよとまさかの日本一に。

さぁ、山城新伍が坊主になるぞぅ、と今か今かと日々待ったが一向に坊主になる気配が無い。

ある日某番組でゲロした。『阪神が優勝したら坊主になるって言ったけど、無視したった』、偶然この番組を観ていたおいらはこの瞬間から大ッ嫌いになった。徳光さんだって、久米さんだって坊主になったんだよ。公共の電波使って何フザケた事抜かしてんだよ。

女癖も悪かったらしく、同じ女性と2度結婚し、2度離婚してる。娘からは絶縁状を叩きつけられてる。どうせ、娘の友人か、先輩後輩当たりに手を出したんだろう。

晩年は哀れだったみたいだね。でも、それもこれも全ては自分で蒔いた種。芸の肥やしの一言で全てが許されると思ったら大間違い。自業自得の見本だね。同情はしない。逆に同情したら失礼だろう。

前述の、関東ローカルのTV番組雑誌のエッセイにこんなのが有った。『昔の大先輩が老人ホームに入っている。ホーム内で昔話をして、有名な俳優で有った事を言っても誰も信じてくれない。何とか証明してくれないか?』、これに対し山城氏『花束にメッセージカードを添えて送った』そうである。『先輩は皆に俳優であった事がウソでなかった事を判って貰えて大層喜んだそうだ』、美談ではある。

『チョメチョメ』という言葉は下品なので嫌い。

最後に、山城氏と意見を同一にする部分がある。それは、映画『死霊の盆踊り』はゴミであるという事だ。オシマイ。