毎週毎週楽しみにしている数少ない番組の一つ『マツコ&有吉の怒り新党』。昨夜の放送は、『新・3大〇〇調査会』で『チャージマン研!』を取り上げていた。
『チャージマン研!』なる番組タイトルだけは知ってはいたものの、未見だった為に個人的に『幻のアニメ』にカテゴリ分けされていた作品だ。何でも関東ではTBSにて1974年4月1日から6月28日迄、月曜日から金曜日の17時30分~40分の10分の放送枠で全65話が放送されたらしい。
おいらは地方在住だし、地元のTBS系列の局では放送はしなかった様に記憶している。
本放送終了後、長らく顧みられる事は無かったが、2000年代後半頃より作画や演出、ストーリーの奇妙さ等でツッコミがいが有る珍作として再評価され、ネット上でブームが再燃したらしい。
番組では、第3話と第16話、そして第35話の合計3本をダイジェスト放送して、突っ込み所が満載な作品である事を充分にアッピールしていたね。
番組プロデューサーも認めている通り、低予算上適当に制作した作品なんだそうだ。
如何に適当に製作していたかってーのは、その脚本の出鱈目さからも窺い知る事が出来る。
番組で紹介されていた第16話『「殺人レコード 恐怖のメロディー』では、レコード店で『ブラームス交響曲の8番』を買い求める客の描写が有った。
はて? ブラームスはシンフォニーは4曲しか書いていない筈だが?
脚本家に教養が無いのは判るとして、アフレコするに至る迄、誰一人として存在する筈も無い『ブラームス交響曲の8番』の指摘をする事も無く、そのまんま録音が終わりオンエアされた訳だな。
まさか、放送終了後38年も経過してから他の番組で取り上げられるとは夢にも思っても見なかったんだろうが…。
ブラームスじゃなくって、ベートーヴェンかブルックナー、マーラー辺りにしとけばいらん恥を掻く事も無かったろうに。
まぁ、恥を恥とは思わない輩が、適当に製作したアニメなんて、所詮こんなモンなんだろうな。