sports-freak.blog
観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



FCソウル 0対1 水原
(2007/4/8 ソウルW杯スタジアム)

2007年4月8日(日)の午後、快晴のソウル・ワールドカップスタジアムで、韓国プロサッカーリーグ(Kリーグ)第5節、FCソウル対水原の対戦を見た。2004年11月のKリーグ・ホーム最終戦以来、2年半ぶりに見たFCソウルの試合は、本当にエキサイティングだった。

試合開始2時間前に、スタジアムに併設されているショッピングセンターにあるスターバックスで友人たちと待ち合わせ。スタジアムへは地下鉄で向かったのだが、早くもFCソウルのレプリカを着た親子連れや対戦相手の水原のブルーを身に着けた若者たちと乗り合わせた。前回地下鉄で見たKリーグに関するものといえば、FCソウルの広告ステッカーぐらいだっのに。FCソウルがソウル市民に浸透してきていることがうかがえた。

その背景には、ドイツW杯代表であり、現在はU-22代表のエース・ストライカー、パク・チュヨンというスター選手を抱えていること。今シーズンからは、2002年W杯の3位決定戦で韓国を破ったトルコの監督だったギュネスを招聘し、ここまで3勝1引き分けと好調であること。もちろん、ぼくの友人たち、FCソウルのスタッフの営業努力も大きいに違いない。彼らはJリーグの浦和レッズやFC東京などの活動を非常に熱心に研究している。

また、ソウル・ワールドカップスタジアムが、ソウル市民の生活の一部として定着していることもあるだろう。2年前にもすでにあったのだが、大型ショッピングモール「カルフール」や複合型映画館が、スタジアムのバックスタンドの裏側にある。日曜日の午後、サッカー観戦とは関係なく大賑わいである。スタジアムの周辺を眺めると、マンションの数もずいぶん増えている。市の中心部まで、地下鉄や自動車で30分ぐらい。スタジアムを中心とした都市開発の成功が、FCソウルの観客増につながっているのは間違いないだろう。

試合開始時間が近づくにつれて、地下鉄の駅から続々と観客が湧き出てくる。スタジアムの回りでは、ファンクラブの申し込みや、その場で名前入りのレプリカを作ってもらえる売店に長蛇の列ができていた。

FCソウル対水原は、スタジアムに入る前からエキサイティングだった。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )



« “Leeum” をた... エキサイティ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。