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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<スポーツ雑感 2024/8/15>
WOWOWオンデマンドでUEFAスーパーカップ2024、レアル・マドリード対アタランタを観た。注目していたレアル新加入のエムバペが、早速、チーム2点目となる、あいさつがわりのゴールを決めた。両チーム無得点で迎えた後半は、徐々にレアルのペースとなった。その中心はベリンガム。そのベリンガムの躍動に呼応するようにビニシウス、ロドリゴ、そしてエムバペが相手ゴールに迫った。夢の4人を止めるチームはあるのか。


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<パリ・オリンピック雑感 2024/8/15-2>
何人かから、「今回のパリ・オリンピック観戦にいくらぐらいかかったの?」と尋ねられたので、あまりやったことのない旅行費用の精算をまじめにしてみた。
その結果、現地フランスに6泊(パリ3泊、リヨン1泊、リール2泊)し、5競技(サッカー3試合、馬術、ハンドボール)を観戦した今回の旅行にかかった費用は、総額で約55万円となった。ざっくりとした内訳は、旅費・交通費が23万円、宿泊費16万円、食費5万円、観戦チケット代6万円、その他雑費3万円。
当初は、総額40万円ぐらいで計画を練っていたのだが、いくつか思惑が外れた。日本からパリへの航空券は、JALのマイル特典を活用する予定だったが、希望する便を確保できなかったので、台湾エバー航空のエコノミー席を購入。ホテル代は1泊1万円から1万5千円に抑えるつもりだった。しかし、ホテルが多いパリでも、1都市集中開催のオリンピックでは無理があった。そして、2024年に入ってから急激に円安になったのも痛手だった。かかった費用のうち、一番早い時期に払ったのは、最初のチケット販売で購入した観戦チケット代で2023年4月にカードの引き落としがされた。そのときは1ユーロが約147円だった。しかし、大会近くにTGVや長距離バスを予約購入したときは、1ユーロが約173円になった。大会期間中は、同160から165円になっていたが、こんなことは予想もしていなかった。
ただ、円安になったものの現地での食費や雑費は、思っていたほどかからなかった。食費は特に節約をしているつもりはないが、しょせん「おひとりさま」なので、豪華なディナーという気分でもなく、いつもどおり適当なカフェやレストランで、まわりの客と同じようなものにありついていた。また、これまでのWiFi端末レンタルをeSIMにしたことで通信費が安くなり、大会グッズも買わなかった(買いたいものがなかった)ので、これら雑費もあまりかからなかった。なお、なでしこジャパンの試合観戦用に買った日本代表レプリカシャツ(13200円)は、今後も着るので計上していない。
そして、一連の出費は、最初のチケット購入から大会までの約1年半の間に、バラバラと引き落としされているので、良いのか悪いのかはわからないが、負担感もあまり大きくなかった。コスパ的には上々の観戦旅行だった。


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<パリ・オリンピック雑感 2024/8/15>
大会の次は、観戦旅行のまとめを。今回の一番の目的は、パルク・デ・プランスとスタッド・ドゥ・リヨンで実際にサッカーの試合を観ることだった。
数十年前に何度目かのパリで、環状線を走るクルマからパルク・デ・プランスを見たときに、その威厳ある外観にひきつけられ、一度は試合を観たいと思い続けていた。今回は2試合を、ゴール裏とバックスタンドの席から観戦した。熱狂的なサポーターが集まるゴール裏席への通路、壁には一面、「グラフィティ(落書き)」とか「ストリートアート」と呼ばれるもので埋め尽くされていた。本拠地とするパリ・サンジェルマンのサポーターにとっては「ホーム感」が高まることだろう。バックスタンドは、いたってふつうに小ぎれい。どちらも、適度な傾斜のスタンドの席に座ると、自然にピッチへの集中が高まる。古くなりつつある建物こその趣き、温かみのあるスタジアムだった。せひ、パリSGのホームゲームで訪れてみたい。
スタッド・ドゥ・リヨンは、EURO2016フランス大会のために建てられたスタジアムだ。そのEURO2016は観戦チケットを買っていたものの、おそらく仕事の都合で、リヨンに行くのを止めたのだった。なので、今回はそのときのリベンジ観戦ともいえる。リヨン市内からトラム(路面電車)でスタジアムのすぐそばに着くのは、ミラノのサン・シーロ・スタジアムを思い出させる。スタジアム自体は、率直に言って、欧州ではふつうのサッカー専用スタジアムだ。ただ、席へのアクセスも、席からの視線、視界も、声援の響き具合も、ふつうに素晴らしく、心地よかった。ここで、フランス国歌の大合唱を体感できたのは幸運だった。
もうひとつの目的は、日本国内の競技会ではなかなか難しい馬場馬術、ハンドボールの世界トップレベルのパフォーマンスを観ることだった。いろいろな競技を集中開催する総合大会だからできることだ。そして、すでに書いたように、馬場馬術もハンドボールも、期待にたがわずその魅力を十分に堪能できた。ただ、そうなると、欲深いスポーツ観戦好きとしては、馬術やハンドボールのそれぞれがもっているはずの雰囲気、空気感で満ちた大会に行ってみたくなる。早速調べてみたら、日本代表も出場するハンドボール男子の世界選手権が2025年1月から2月にかけて開催されるようだ。
今回は、当初の目的は達成できたし、思ってもみなかった友人たちとの再会や新しい出会いもあり、十分に満足できるオリンピック観戦旅行となった。ただ、いざパリ・オリンピックの現地に行ってみると、観るべき、体験すべきものは無限に広がっていた。「もう数日でも、長く滞在したかった」というのが、素直な感想である。






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