しゅぷりったあえこお nano

ブログ版 シュプリッターエコー

街路樹哀れ

2006-10-31 21:50:46 | 都市
 あれは神戸市の緑地課の仕事なんでしょうが、この時期になると街路樹がね、まだ緑の葉を茂らせているのに枝を払われてしまうんです。
 ぼくの家の近くは立派なユリの木なんですが、もうみんな丸坊主。なんか不気味な光景です。
 これでは、うっそうとした緑が神戸の街を覆い尽くすような、そんな心のなごむ景観は永久にやってこないな、といつも残念に思うんです。
 
 理由はいろいろあるんでしょうけど、ね。落葉がいっせいに始まると掃除が大変だとか、木が大きくなりすぎると送電線を傷めるとか。
 でも、それって、しょせんは管理の問題でしょう?
 人の心のことを考えて街路樹を精一杯豊かにしてやろうと、そういう発想を基軸に置いたら、別の対応がありますよね。
 掃除の回数を増やすとか、送電線を地下に埋めるとか。日本の多くの都市がまだそうなんでしょうけど、この街ではとにかく管理が優先されて、どうもちょっと寂しいんです。

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2 コメント

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Unknown (友李)
2006-11-01 00:23:19
同感です。
私の家の前は、本当に手をいれる必要がある箇所(信号や標識を遮っているところ)ほど野放しになっています。
緑には、種類やその場所にあった姿、形があるはずなんです。ちゃんと気付いてあげて欲しいです。
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Unknown (Rits)
2006-11-05 01:16:40
神戸市は政令指定都市では
緑地率が少ない方です、確か。
意外に大阪の方が多い。

そもそも「緑地を作る」という発想が
ヨーロッパ的発想なのです。

ヨーロッパは一万年前まで氷河期で
ドイツやフランスの中部辺りまで
大陸氷河に覆われていました。
例えればスケートリンク状態だったのです。

それが今のような暖かい気候になるにつれ
氷河は溶けてどんどん北へ下がって行きました。
その時肥沃な土壌も削り取ってしまいました。

だから全くの自然のままなら
草地ぐらいしか出来ないのです。
フランスやドイツの森は人間が作ったのです。
作らざるを得なかった。

対して日本は大陸氷河の浸食を受けていません。
だから自然のままにしておけば
立派な森が出来るのです。

しかし縄文時代以降日本人は森を壊し続けました。
都市部では第二次大戦の空襲の影響が
ありましたが。
戦後も開発でどんどん壊しました。

それが最近のエコロで何の思想もなく
適当に木を植えます。

森を作るのにやっきになるヨーロッパ、
森を壊すのにやっきになる日本。

何か宮崎駿的になってきたので
結論もなく終わりますが…
せめて管理の仕方を考えて植えて欲しいですね。


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