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ブログ版 シュプリッターエコー

自転車とか(寒い日の日記)

2019-02-21 23:59:00 | 都市
だいたい10年ごとぐらいに自転車を乗り換えているでしょうか。
いま乗っているGIANTがあちこちガタが来てるので(自転車屋さんのお兄さんに前輪のリムが破裂寸前ですと脅されたり)、もうこれ以上パーツごとの修理でお金をかけるよりはと「新車」を買いに行きました。伊丹へ。

初めて行ったお店でしたが、割合にすぐに決めて、乗って帰るのもOK。でも組み立てるのに時間がかかるということで、3時間ほどぶらつくことに。

西宮から宝塚にかけて多いように思う、こういう駅のあたりの感じが結構好きです(大阪はあまり知らない)。

近くには大手前大学も。

キューピーの敷地と敷地のあいだの細い道。

このあたり歩いてるときは頭の中でずっと「キューピー3分クッキング」のテーマ曲が流れてましたね。

いまはここではもうマヨネーズ作ってないらしいです。敷地内で巨大な建物が建設中で、調べてみると、これまでタマゴ割るとこと加工するとこが別だったのを、ここで一貫してやる、そういう工場ができるらしい。2020年操業開始予定。ふんふん。出来上がったら工場見学に来てみたいものです。てか、その前に東灘に神戸工場あるじゃん。

キューピーのこのころのテレビコマーシャルは、小さいときみて印象的でしたね。風邪で休んだ日なんかにひとりでボーッと。
アオハタのCMはずっと好きです。

そういえば伊丹には自衛隊の駐屯地あるんでしたね。

ボンベ萌え。

鉄塔萌え。手前は新幹線の高架。

萌え~。

萌え萌え~。

さてそろそろと、お店に戻り、自転車を受け取りました。
今回はGIOSです。GIANTの前はMERIDAでした。あんまりこだわりはありません。
自転車屋のお兄さん「神戸のそのあたりだったら1時間もかからないで帰れますよ、イナイチ(171号線)に乗ったら」
そうですね、イナイチで行ったら。って分かった感じで答えましたが、ここがイナイチかな? と乗ってみること数度、実はどれもイナイチではなく、結局イナイチの恩恵にあずかることはなく。
いや、前に京都から帰ってきたときは確かにイナイチ乗ったんですけど、いーんですよ別に、帰れれば。何ですか、イナイチ乗るのがそんなにえらいんですか? ハイハイ、そうです、僕なんてイナイチって言いたいだけですから。ハイハイ、もうスッキリしましたから!



今回の帰路のハイライト。武庫川越え。

なんか西宮北口のとこに流れてる川。温泉街っぽい風情がないこともありません。いや、やっぱりありません。

夙川にかかる味わいのある石橋。

夙川沿いは桜の名所なんですね。今日も行きの電車の中でオバちゃんが話してました。あるときから花見客相手の露店がなくなったんですって。それがとてもいい、と。
もう一ヶ月ちょいで桜の季節か。

小さな踏切。

阪急甲陽線ですね。

お二人とも現役ご苦労様ですって感じの。

あとは芦屋川越えて、住吉川越えて、石屋川まで来たら、もう庭の感覚です。
自転車屋さんに「三ヶ月ぐらいしたら点検に来てください」って言われたので、その頃にはあったかくなってるだろうし、また阪急沿線を走るのいいな、と。

※   ※   ※


で、帰ってきて実家寄ったらですよ、最近ひとりになってしまった母が脚に包帯を巻いている。
どうしたのと訊いたら、数日前、道を曲がってきた自動車に後ろから脚をひっかけられたと。
言ってよ。買い物とか行けないでしょ。
完全にドライバーの不注意だとはいえ、どこかまだ地に足がついてないところがあるせいなのかなぁ、とか。
最近読んだヴォルテールの小説作品『ザディーグまたは運命』のいちばん面白い場面は、ザディーグが出会ったひとりの隠者が、泊めてもらった家の物を盗んだり、挙げ句の果てには家に火をつけたり、さらにさらにもっと残虐なことをしたり…しかし実はそれはその先の運命を見越した行いであって、という挿話(岩波文庫 植田裕次訳『カンディード 他五篇』で読めます。『カンディード』より『ザディーグ』の方がずっと楽しく読みました)。
母の怪我が軽かったのはまったく不幸中の幸いというものですが、そんな不幸が何か別の幸福の布石になってくれればいいのに。
まあ、塞翁が馬というやつ。
僕のは馬でなく、塞翁が自転車ですが、ウウ…今日も新しい自転車に相当緊張しながら帰ってきたけど、やっぱり自転車から落ちて脚折ったりしたくない…


(takashi.y)



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