そう言えば20代中盤の頃Blue Eyed Soulを聞いていた時期がある。
元々高校時代はRock全盛の頃、当時はまだDeep PurpleやLed Zepplinが健在だったし、QueenやKissがブレークしてて、Aerosmithも追いつき追い越せって感じの勢い、そんなこんなでVan Halenが登場したところでRockの新時代に突入!と言うのが私の時代。だからまわりはみんなRock少年ばっか、必ずアフロの黒人のイラストが登場し、ダンスステップの解説が載っているSoulのシングルに興味がある奴なんか皆無である。
私も当時のRockに全く興味がなかったわけでもないので、とりあえず話を合わせる程度には聞いていた。なんだかんだ結構詳しいのはそんな背景がある。
70's終盤から80'sにかけてはAORが大流行、そのうちSoulはBlack Contemporaryと呼ばれるようになり、ちょっとフニャ~っとした軟弱な時代に突入した頃である。
'76年にFUNKから入門してDonny HathawayやStevie、Marvin Gayeなどに夢中になりつつ、今度はルーツに戻るようにOtis ReddingやWilson Pickett、 そして師匠と仰ぐSam Cooke大先生との出会いがあってSoul創世記にハマって行ったのである。もちろん当時の流行、SOLARサウンドあたりやQuiet Storm等の音も聞いていたが、Go-Goが出現してNew Jack Swingが生まれるまでFUNKの暗黒時代が続いたせいもあり、古い方に耳を向けていたのはごく自然の成り行きだろう。
さて、Blue Eyed Soul(以下BES)とはどんな歌、アーティストを指すのであろう?
(これに関しては以前も述べている)→吉田英樹の音楽コラム~Blue Eyed Soul
古くはElvis Presleyや映画『ゴースト』のテーマでリバイバルヒットしたライチャスブラザースあたりがそう呼ばれていたのであるが、要は白人=青い目が黒人のように歌うと言う意味である。昔から黒人が新しい音楽を生み出し、白人が真似をすると言うポピュラー音楽の歴史がある。これはJazzの進化も同様であった。
60年代に入るとRolling StonesやThe Animals、Steve Winwoodが在籍したSpencer Davis Groupのような黒人音楽をカバーするUK出身のバンドが出現、The Beatlesも初期は同様にカバーバンドであった。Eric ClaptonやMick Taylor(Ex. Stones)、を輩出したJohn Mayall&The Blues Breakersは別格かな...
とにかくUKじゃ昔からR&Bが盛んだったんだ。(イギリス人は懐古主義なため、未だに60'SのMOTOWNサウンドに人気がある)
前置きが死ぬ程長くなったが、前回Staple Singersを取り上げたので、Mavisのフォロワーとしてあげておきたいのが『Humble Pie』のSteve Marriottである。StaplesのファンとHumble Pieのファンでは結びつく事はほとんどないので、多分ここに気がつく人自体かなり少ないであろう。だいたいHumble PieをBlues Rockバンドと呼ぶ事自体、彼らをほとんど理解していないと思われる。だいたいオリジナルにもBlues調の曲はほとんどないしR&BかSoulの曲のカバーばかりである。
この人はアホかという程いつも高いレンジで歌っている。女性のキーでそれも張り上げている感じで時折ピッチがやばい。でもそのスピリットは伝わって来るのである。Rod Stewartも同じように高いレンジで歌うが、なんか軽い。何ともSteveの無骨さが好感を惹くのである。
Thunder Box('74)
この『Thunder Box』と言うアルバムではR&B曲を4曲取り上げている。Hiサウンドの歌姫『Ann Peebles』の名曲『I Can't Stand The Rain』、The Beatlesもカバーした『Anna』、Dobbie Grayの『Drift Away』、そしてStaplesがWattstaxで歌った『Oh La De Da』をカバーしている。このアルバムはLPで持っていないといけない、それは変形ジャケットで鍵穴から金髪美女のヌードが見える仕掛けになっているR指定なジャケットだからだ。最近は紙ジャケが流行っているが、さすがにCDのサイズじゃあ再現できないであろう。
Smokin'('72)
このアルバム『Smokin'』は1~5作目まで在籍したイケメン(当時はかわいコちゃん)GuitaristのPeter Framptonが脱退した直後のアルバム、Peterがぬけたから良くなったのか非常にいい出来ですよ、これ...
それにしてもSteveはMavisが大好きなんだよね、Tina Turnerも好きだとは思うけどね。声に『Mavs』命!って乗っかってるもんね。
またBlue Eyed Soulシリーズも少しずつ続けて行こうかな?と思ってます、どしどし意見や質問待ってますぞ~!
元々高校時代はRock全盛の頃、当時はまだDeep PurpleやLed Zepplinが健在だったし、QueenやKissがブレークしてて、Aerosmithも追いつき追い越せって感じの勢い、そんなこんなでVan Halenが登場したところでRockの新時代に突入!と言うのが私の時代。だからまわりはみんなRock少年ばっか、必ずアフロの黒人のイラストが登場し、ダンスステップの解説が載っているSoulのシングルに興味がある奴なんか皆無である。
私も当時のRockに全く興味がなかったわけでもないので、とりあえず話を合わせる程度には聞いていた。なんだかんだ結構詳しいのはそんな背景がある。
70's終盤から80'sにかけてはAORが大流行、そのうちSoulはBlack Contemporaryと呼ばれるようになり、ちょっとフニャ~っとした軟弱な時代に突入した頃である。
'76年にFUNKから入門してDonny HathawayやStevie、Marvin Gayeなどに夢中になりつつ、今度はルーツに戻るようにOtis ReddingやWilson Pickett、 そして師匠と仰ぐSam Cooke大先生との出会いがあってSoul創世記にハマって行ったのである。もちろん当時の流行、SOLARサウンドあたりやQuiet Storm等の音も聞いていたが、Go-Goが出現してNew Jack Swingが生まれるまでFUNKの暗黒時代が続いたせいもあり、古い方に耳を向けていたのはごく自然の成り行きだろう。
さて、Blue Eyed Soul(以下BES)とはどんな歌、アーティストを指すのであろう?
(これに関しては以前も述べている)→吉田英樹の音楽コラム~Blue Eyed Soul
古くはElvis Presleyや映画『ゴースト』のテーマでリバイバルヒットしたライチャスブラザースあたりがそう呼ばれていたのであるが、要は白人=青い目が黒人のように歌うと言う意味である。昔から黒人が新しい音楽を生み出し、白人が真似をすると言うポピュラー音楽の歴史がある。これはJazzの進化も同様であった。
60年代に入るとRolling StonesやThe Animals、Steve Winwoodが在籍したSpencer Davis Groupのような黒人音楽をカバーするUK出身のバンドが出現、The Beatlesも初期は同様にカバーバンドであった。Eric ClaptonやMick Taylor(Ex. Stones)、を輩出したJohn Mayall&The Blues Breakersは別格かな...
とにかくUKじゃ昔からR&Bが盛んだったんだ。(イギリス人は懐古主義なため、未だに60'SのMOTOWNサウンドに人気がある)
前置きが死ぬ程長くなったが、前回Staple Singersを取り上げたので、Mavisのフォロワーとしてあげておきたいのが『Humble Pie』のSteve Marriottである。StaplesのファンとHumble Pieのファンでは結びつく事はほとんどないので、多分ここに気がつく人自体かなり少ないであろう。だいたいHumble PieをBlues Rockバンドと呼ぶ事自体、彼らをほとんど理解していないと思われる。だいたいオリジナルにもBlues調の曲はほとんどないしR&BかSoulの曲のカバーばかりである。
この人はアホかという程いつも高いレンジで歌っている。女性のキーでそれも張り上げている感じで時折ピッチがやばい。でもそのスピリットは伝わって来るのである。Rod Stewartも同じように高いレンジで歌うが、なんか軽い。何ともSteveの無骨さが好感を惹くのである。
Thunder Box('74)
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この『Thunder Box』と言うアルバムではR&B曲を4曲取り上げている。Hiサウンドの歌姫『Ann Peebles』の名曲『I Can't Stand The Rain』、The Beatlesもカバーした『Anna』、Dobbie Grayの『Drift Away』、そしてStaplesがWattstaxで歌った『Oh La De Da』をカバーしている。このアルバムはLPで持っていないといけない、それは変形ジャケットで鍵穴から金髪美女のヌードが見える仕掛けになっているR指定なジャケットだからだ。最近は紙ジャケが流行っているが、さすがにCDのサイズじゃあ再現できないであろう。
Smokin'('72)
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このアルバム『Smokin'』は1~5作目まで在籍したイケメン(当時はかわいコちゃん)GuitaristのPeter Framptonが脱退した直後のアルバム、Peterがぬけたから良くなったのか非常にいい出来ですよ、これ...
それにしてもSteveはMavisが大好きなんだよね、Tina Turnerも好きだとは思うけどね。声に『Mavs』命!って乗っかってるもんね。
またBlue Eyed Soulシリーズも少しずつ続けて行こうかな?と思ってます、どしどし意見や質問待ってますぞ~!
ただ一緒に歌えないKeyの高さ!これにはまいりますが、緊迫感はあってよいですね。
このシリーズまた定期的に頼みます~
女性Vo.のレンジで歌っているんですよ。
Mavis Staplesが大好きだったんでしょうね。