Rufus #5

2006年05月02日 | soul,r&b

   =====Rufus Featuring Chaka Khan/Street Player=====

三部作の後は、Chakaがソロデビュー作とほぼ同時進行で制作したと思われる"Street Player"である。(1978年発表)Drs.のAndre Fischerが脱退、代わりに入ったのがMoon Calhornである。彼はこの一枚を制作後抜けてしまう。もう一人、前作で曲を提供していたDavid"Hawk"Wolinskiが正式加入した。Rufusのアルバムクレジットは毎度あまり詳しく書いていないが、彼はたぶんプレイヤーとしても参加していたであろうと思われる。
A面1曲めはChicagoと競作になる"Street Player"、なかなかポップなメロディーを持った曲。今までに無いタイプの曲だ。TonyとChakaが歌っているが、Tonyが今ひとつ乗り切れてない。Drs.が前乗り過ぎてやばい。良く途中でクビにならなかっものだ。アルバムトップに持ってこれる出来ではない。今回はT.O.P.に代わってにSeawind Hornsが参加している。

2曲めはR&B#3のヒットとなった"Stay"、前作のサウンドを引き継いだミディアムのメロウないい曲だ。
3曲めはスローFUNK調の曲、平凡。
4曲めはバラードでインストの5曲めに繋がっている。どちらも平凡以下。う~ん、20年以上聞いていなかったが繰り返し聞かなかったわけだ。コンセプト的には前作の流れであるが、Drs.が変わるとこんなにもサウンドが崩れてしまうのか?曲のレベルも低いような気がする。三部作が良すぎたので益々そう感じるのであろう。

気を取り直してB面、1曲めTonyとChakaのデュエットで"Blue Love"。軽快なメジャー曲、悪くないがDrs.が気になる。

2曲めの"Stranger To Love"はミディアム、明るくてまあまあよろしい。
3曲めはインストFUNKだがちっともかっちょ良くない。やはりDrs.が最低。
4曲めはいい感じ!サンバ調のリズムにChakaが軽快に歌っている、アルバムのハイライトだな。
アルバムラストはFUNKナンバーだが、いまいち冴えない。

という訳で前作までが素晴らしい出来であったので、本当に期待はずれなアルバムであった。

同年に発表されたChakaの1stソロアルバムは本当に素晴らしい出来であった。

その後Rufusは単独で"Numbers"と言うアルバムを発表、Chaka抜きはさすがにきつくセールス的にはずいぶん落ち込んだが、Tonyの歌とインスト曲を中心になかなかの力作だと思う。Drs.にJohn Robinsonが加入、安定したGrooveはバンドに活気を戻したようだ。