そらち旅日記 Vol.2

北海道空知総合振興局の職員が集めた旬の情報を、そらちの風に乗せてお届けします。

続 カボチャ・カボチャ・カボチャ

2012年10月30日 | 空知の食
昨日に引き続きカボチャのお話。
カボチャは今まさに旬、そう言えば、この前ランチしたレストランでも
スープはカボチャのポタージュ。




先日のシニア野菜ソムリエ 吉川雅子さんによる
野菜と果物の講座のテーマもカボチャでしたよ。
ここでカボチャについてのウンチクを少し。
カボチャは大きく分けて、日本カボチャ(東洋種)、西洋カボチャ(西洋種)、
ペポカボチャの3種類があるそうです。
日本カボチャは水分が多くねっとりとした食感が特徴で、
40年ほど前までは市場の主流でした。
その後食生活の洋風化とともに生産者が減少、現在は、甘みが強くほくほくとして
調理法の多い西洋カボチャが増えてきているそうです。
「えびす」「みやこ」「雪化粧」など、普段私達がよく食べているものは
ほとんどが西洋カボチャだそうです。

これは、日本カボチャの「小菊」。
縦に深い溝があって上から見ると菊の花に見えることからこの名前が付いたとか。
食べてみると確かに水分が多くてしっとりとしています。
煮崩れしないので、和食の炊き合わせなどにはいい素材かも。




ペポカボチャは形・食味ともユニークなのが特徴で、
前回紹介したバターナッツやそうめんカボチャ、
そうそう、ズッキーニもこのペポカボチャの仲間なんですって。
こうしたいろいろなカボチャが、札幌でも手軽に買えるところを発見しました。
狸小路5丁目にある「道産食彩 HUGマート」です。




おお、あるわ、あるわ。岩見沢、赤平、栗山、三笠など、
空知管内の農家さんのカボチャもたくさん並んでいます。

 


こちらはイーティ、粉質でホクホク、甘みも強く、煮物や天ぷらによく合うそうです。




あっ日本カボチャも一角に並んでいます。




こちらはコリンキー、南アフリカが原産でシャキシャキとした食感、
皮も一緒に生で食べるそうです。色も綺麗なのでサラダやお漬け物にどうぞ。




前回のブログで紹介されていたバターナッツもありました。




よし、私もかぼちゃクッキングにチャレンジ!
吉川先生に教えていただいた、坊ちゃんかぼちゃのプリンです。
使うのは栗山産の坊ちゃんかぼちゃ。




先ず、カボチャを600Wのレンジで3分加熱します。
この時はへたの付いている方を下にしてください(加熱すると切りやすくなります)。
蓋になる部分を切って、今度はラップに包み2分加熱、
中をスプーンでくり抜き種を取り除きます。
ボウルに砂糖大さじ2と生クリーム100ccを入れてよく混ぜ、
卵1個を加えてさらに混ぜます。
これにさっきくり抜いた実とバニラエッセンスを加えて、
カボチャの中に入れて蒸し器で蒸します。




蒸し時間の目安は15分ほどですが、
かぼちゃの大きさによってもかなり差がありますので、
火が通っているかどうか竹串をさして確認してみてくださいね。




坊ちゃんカボチャの自然な甘みが生きていて、
とても美味しいプリンになりましたよ♪




カボチャは収穫してすぐには食べられません。澱粉を糖化させるために追熟させるのが基本、
早く食べたい場合は温かいところに置くと追熟が進みます。
逆に少し先に食べたいときには気温の低いところに置いておきましょう。
こうすると時期をずらしながら、年内一杯は北海道のカボチャを楽しめますよ。
カロチン、ビタミンなどが豊富で風邪予防にも効果があると言われているカボチャ、
皆さんも、美味しいカボチャで寒い季節に備えてくださいね。


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