そらち旅日記 Vol.2

北海道空知総合振興局の職員が集めた旬の情報を、そらちの風に乗せてお届けします。

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鶴沼ワイナリーで乾杯! ~ 第4回鶴沼ワインフェス

2012年08月31日 | 空知のワイン
まだまだ暑い日が続いていますが、
気が付けばもう8月も終わり、ワイン用ぶどうも色づきの季節です。
ぶどうの色づきのことをヴェレゾンと言うそうですが、
ワイン好きの方々はヴェレゾンの始まったぶどうを見ながら、
今年のワインの味わいに思いをはせるのでしょうか。




さて、ワインも好きだけど食べるのはもっと好き、
という方には絶対外せないイベント「鶴沼ワインフェス」
ヴェレゾンが始まるこの時期に開催されます。
4回目となる今年は8月26日の日曜日、どんよりと黒い雨雲が立ちこめる怪しい空模様でしたが、
いつの間にか空も明るくなっていて一安心。




一昨年に収穫したぶどうを使った鶴沼シリーズがリリースされるこのお祭り、
今年はこんなヴィンテージものも販売されました。

  


右側の「ペルレ」という品種をご存じでしたか?
「ペルレ」とはドイツ語で「真珠」という意味、
トラミーナとミュラー・トルガウの交配種だそうです。
ここ鶴沼でもわずか0.5ヘクタールしか栽培されていないという希少なブドウで、
この品種のみのワインはなかなか造れないのだそうです。
2005年に限定醸造したしたそのワインが、長期の熟成を経て、
輝くような黄金色、熟した果実のように豊かでややスパイシーな香り、
柔らかでまろやかな味わいのワインに仕上がっています。
こんなワインがいただけるのも、この「ワインフェス」ならでは。

ワインはもちろんですが、
レストランメニューもとにかく素晴らしいのです。
地元浦臼町はじめ、近隣の滝川市や深川市、
岩見沢市など空知管内の名だたるシェフ達が腕をふるうこのイベント、
もしかしたら札幌のオータムフェストにも負けてないかも。

滝川市 ボンビヴァンは大鍋のパエリヤの他にも、
ブルスケッタクリームチーズやモッツァレラとトマトのサラダ。








同じくラ・ペコラの羊の丸焼きは鶴沼ワインフェスには欠かせないメニュー。






プティラパン、今回は神内赤牛のステーキで勝負、
バルサミコソースが赤ワインにぴったりだ!




深川市の空音の深川牛の赤ワイン煮込み、
クスクスが添えられてます、本格的~~。




地元浦臼町 カフェレストランつるぬま
冷製チーズフォンデュ、激うま♪




新十津川町 ヴルストよしだはお馴染みのローストポークに加えて
神内赤牛を使ったコンビーフサンドを販売。






岩見沢市 市川燻製屋本舗は最強のタパスセットに
スモークサーモンサンドが加わりました。






今年から仲間入りしたのは司厨士協会空知支部
勢揃いしたシェフ達、かっこいい~
芦別産野菜のラタトゥユ、めちゃ旨っでした。




札幌市 ちょびりこ。ジャム研究所のソーダ水、
ノンアルコール組の喉をすっきり潤してくれました。




お祭り広場に登場した美唄市 えぷろん倶楽部の中村のとりめし、
ワインとの相性は別として、何度食べてもこれはうまい!




レストランの方に伺ったところ、
出展者にとってこんなに心地よいイベントはなかなかないんだそうです。
楽しいからこそ、それぞれが切磋琢磨してメニューに磨きをかけ、
今年はこれだというお料理を提供してくれているのでしょう。
鶴沼ワインフェスは空知の食文化の発展の場にもなっているんですね。

空知の食を盛り上げてくれる鶴沼ワイナリーと出展者のみなさんに乾杯!
来年もまたよろしくお願いします!!


古民家再生「モダン クラシック」 ~ (株)武部建設

2012年08月29日 | 日記
7月17日のブログで「ワインツーリズム in 岩見沢」の模様が紹介されていましたが、
その中の訪問先「ナカザワヴィンヤード」と「宝水ワイナリー」の2カ所、
それぞれ個性的な建物でありながら、どこか似通った雰囲気があると思いませんか?






そうなんです、この2つは岩見沢の建設会社「武部建設」の施工による建物で、
それぞれ100年前の古民家と小樽の歴史的倉庫を移築再生したものなんですね。
こちらはナカザワヴィンヤードの内部の様子ですが、とっても素敵!




「武部建設」では、物を大切に長く使うということをモットーにして、
古民家の再生や古材を活用した建築に取り組んできました。

かつての建築物に使われていたカツラやタモ、ミズナラなどの上質な材木、
それらが長い年月を経て自然に乾燥されてきたために強度と安定性を増していて、
さらに何ともいえない独特の美しさを醸し出しています。
それに今ではもう、こんな長材・大断面の材木はなかなか入手できないのだそうですから、
こうして積み上げられた古材は、まさに「宝の山」。




旧本社の三笠事務所には、かつて由仁町にあったという
農家住宅を再生したモデル住宅が建っています。
ちょっとおじゃまさせていただきました。
こちらは玄関に続くアプローチ、玄関脇では「シーサー」がお出迎えです。






玄関の「たたき」の所にいたトカゲ! は、置物でしたよ。




吹き抜けのダイニングがお洒落ですね~。落ち着いてくつろげます。




懐かしい感じのする縁側には、柔らかな光がほどよく取り入れられています。




2階のロフト空間には、こんなに立派な太い梁が活かされていますよ。




こちらは、もともと富山出身の方が建てた民家だったので、
建物自体が独特の富山方式で建てられているのだそうです。
北海道は様々な地域からの入植者がいたので、民家の建築様式も様々なのだとか。
そうすると、古民家の解体や組み立てもなかなか一筋縄ではいきませんね。
さらに、この再生された建物は和風建築でありながら、
北海道の気候風土にあった高断熱・高気密な設計になっているのだそうです。

トイレやバスルームなどの水回りは、こんなにモダンで快適な空間。




昔の建築様式や古材と現代的工法が見事に調和していて、
まさに「モダン クラシック」。う~ん、こんなお家に住んでみたい!

こうして移築再生された古民家や、古材を部分的に活かした建物が、
店舗や一般住宅としてもあちこちに建てられていますが、
やはりどこか共通した雰囲気があって思わず目を引かれてしまいます。

さて、ワイナリーといえば今やすっかり有名になった三笠の「山崎ワイナリー」の一部や、
3年前に岩見沢に新規就農した著名なワイン醸造家ブルース・ガットラブさんが
今年から醸造を始める「10Rワイナリー」の建物も、「武部建設」の施工になるんですよ。
空知のワインと言えば「武部建設」というイメージが出来つつありますね。


山崎ワイナリー


建設中の10Rワイナリー


また、現在の本社である岩見沢事務所の敷地内には、
道産材をふんだんに使ったイベントホール「結(ゆい)ホール」が建てられていて、
前にもご紹介しましたが、ライブコンサートなどに利用されていますよ。


武部建設株式会社
・岩見沢事務所(本社)、結ホール
 岩見沢市5条東18丁目31
 TEL 0126-22-2202
・三笠事務所
 三笠市萱野219
 TEL 01267-2-2312
http://www.tkb2000.co.jp/

「なんこ」ってなーに? ~ 道の駅「うたしないチロルの湯」

2012年08月23日 | 空知の食
道道114号線沿いにある歌志内の道の駅「うたしないチロルの湯」は、
裏手にある、名前のとおりスイスのロッジ風な温泉と、
手作りのおいしいお漬け物が豊富なことでも有名です。






もう一つ、かつて炭鉱で栄えてきた歌志内には名物があります。
それは「なんこ」。「なんこ」とは馬の腸(ホルモン)のこと、
栄養が豊富で滋養強壮の効果があるとされて、
昔から炭鉱労働者たちに愛食されてきました。
その「なんこ」を味噌味でコトコト煮込んだ「なんこ鍋」は、
今でも市内の各家庭で作り続けられています。




道の駅の軽食レストランでは、この「なんこ」メニューを食べることができます。
「なんこ鍋」がメインの「なんこ定食」(1,000円)の他にも、
「なんこラーメン」(1,000円)、「なんこ丼」(800円)、
「なんこカレー」(800円)と、バリエーションも豊富。

こちらが「なんこ定食」。熱々の「なんこ鍋」に超大盛りのご飯、
味噌汁、小鉢(切干大根、高野豆腐、干し椎茸の煮物)と
漬物処チロルのお漬物盛合せが付いて、ボリュームいっぱい。
では一味をたっぷり振って、いただきま~す!




今はだいぶ収まっていますが、火から下ろしたばかりの
「なんこ鍋」は地獄谷のようにグツグツ煮え立っていました。
「なんこ」の他にはタマネギとトッピングの青ネギのみのシンプルな具ですが、
それぞれの家によってはゴボウやコンニャクなど、
好みの具を入れた家庭の味があるのだそうです。




5センチ角ほどの大振りのホルモンが10数個。
厚みがあってしっかりと食べ応えがありますが、
ネギやショウガとともに8時間以上も煮込んでいるので、
とっても柔らか、臭みもまったくありません。
コクのある味噌味のスープで、脂はほとんど無くてコラーゲンがたっぷりな感じ。
ヒラヒラのホルモンも良いけれど、これもすごくおいしいですよ。
アップで見てみると、とても肉厚(5ミリ弱くらい)なのがおわかりですね。




もうお鍋だけで結構おなかがいっぱいになって、ご飯を余してしまいそう。
そんな方のためには、お持ち帰り用の冷凍「なんこ」(600円)も。
出来上がった「なんこ鍋」をそのまま冷凍してあるので、
温めるだけで古里の味が手軽に楽しめます。
その際に新しくタマネギを加えると、もともと鍋に入っているタマネギのトロトロと
シャキシャキタマネギの両方が味わえておいしいのだとか。地方発送もしているそうですよ。




ところで、ここでは砂川の岩瀬牧場のジェラートも販売しています。




8種類ありましたが、このうちの好みのジェラートを選んで
「くまちゃんもなか」(300円)にしてもらうこともできます。
もなかの皮の上に丸くジェラートを盛って、塩味のクラッカーで鼻と口、
クッキーで耳、チョコレートチップの目を付けて出来上がりです。
チョコレート味のジェラートなら黒クマ、ブルーベリーならヒグマかな。
迷いましたが、結局「しぼりたて」ミルクのジェラートでシロクマに。かわい~~。
ジェラートが何だかフワフワの毛皮に見えてくるから、アラ不思議。




「食べるのがもったいない、かわいそー」などと言いながら、気がついたらこの状態。
でも、この「くまちゃんもなか」もけっこうボリュームがありますね。




熱々の鍋と冷たいジェラートでお腹も満足したところで、
テーブルの上のメニューに載っていた「なんこ」の由来についての「うんちく」を一つ。
『馬食習慣は秋田県の鉱山労働者たちが、明治期に道内の産炭地に技術と共に
 持ち込んだと言われています。
 秋田の鉱山では江戸期から、ビタミンB2欠乏症予防策として馬肉を食べていたが、
 共に働く馬を食べることに抵抗があった。
 そこで食べる時には「馬」という呼び名を使わずに、午(うま)の刻に太陽が南に
 来ることから南向(なんこう)と呼んだ。それが縮まり「なんこ」に。
 肉ではなく腸を食べる習慣が残ったのは、価格がより安かったからではないかと
 言われています。』
なるほど~~

馬と共に歩んできた炭鉱の歴史を彷彿とさせる「なんこ鍋」、
懐かしい郷土の味を是非試してみてくださいね。


道の駅「うたしないチロルの湯」
歌志内市字中村72番地1
TEL 0125-42-5566
レストラン営業時刻:11:00~16:30(4~12月)
11:00~14:00(1~3月)
年末年始(12/31~1/3)休
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/data/56/each.htm


完熟トマトジュースは「旨ぃ」! ~ 奈井江町「江口農園」

2012年08月21日 | 空知の食
今では一年中入手できるようになったトマト。
でも太陽の恵みをいっぱいに受けて育った
真っ赤な完熟トマトの濃厚なおいしさは夏ならではのものですね。
空知管内でもトマトの栽培が盛んですが、
ここ砂川・奈井江地区も有数の産地になっています。






今回は、この完熟トマトだけを使って作られたトマトジュース、
お塩もお砂糖も入っていないトマトのおいしさがたっぷりのジュースをご紹介しましょう。

奈井江町の道の駅「ハウスヤルビ奈井江」に併設されている「ふるさと市場」
ここでは奈井江産の新鮮な農産物とともに様々な農産加工品が販売されています。






その中の一角にある「江口農園」さんのコーナー、
トマトジュース、トマトソースやバジルソース、ジャム、
果物酢、お漬け物などが並んでいます。
下段にあるのが「トマトジュース」ですが、
ラベルには大きく「旨ぃ」と書かれています。






江口農園「旨ぃ」シリーズの「旗の波」作戦。




ジュースは赤と黄の2種類がありましたが、さっそく飲み比べてみました。
まずは希少な黄色のトマトジュースから。これは濃厚で甘い!
いわゆるトマト臭さもなくて果物のジュースのようです。トマト苦手な人でも絶対大丈夫。
次に赤いのを飲んでみます。これはさらに濃厚で甘さもたっぷり!
本当にお砂糖入ってないんでしょうか。トマトの旨味も充分でとってもおいしい、
今まで飲んだトマトジュースの中ではピカイチだと思います。
これは「旨ぃ」の看板に決して負けていませんよ。




このトマトジュース、ただ飲むだけではもったいない。
せっかくですから、トマトジュースを使った冷製パスタにしてみましょう。

え~と、レシピにはお刺身用マグロとアボカドとモッツァレラチーズ
(水に浸かったお豆腐のような白い柔らかいチーズ)とフルーツトマトを角切りにして
トマトジュースに加えてオリーブ油少々、冷やしたパスタとあえるとあります。
でもマグロはないので省略、モッツァレラチーズもないけれど、お豆腐に似てるならお豆腐でもいいかなぁ。
ということで、アボカドとお豆腐とトマトの冷製パスタが完成。




お豆腐は、コンビニに売っていた絹ごし豆腐のような「おぼろ豆腐」を角切りにして、
まな板の上でしばらく放置して水を切ってから軽く塩コショー、
崩れないようにそっとトッピングしました。
このお豆腐が、味が濃くて大豆の甘みもあって大正解でした。




パスタは6分茹での細めのタイプ(素麺などでもいいかも)を使いました。
表示より長めに7分間茹でてから冷水にとって冷やし、布巾で水気を十分に取ります。
これをお塩とコショー、オリーブ油少々を加えたトマトジュースであえます。
冷やした器に盛って、角切りのアボカドやフルーツトマト、お豆腐とバジルをトッピング。
濃厚なトマトの旨味にアボカドやお豆腐のまろやかさがマッチ、
冷たくって口当たりも良くって、とってもおいしい♪

まだまだ蒸し暑い夜が続きます。
そんな時、トマトジュースを使ったカクテルはいかがでしょう?
キンと冷えたウォッカをトマトジュースで割って「ブラッディマリー」、
ビールとトマトジュースで「レッドアイ」なんていうのもありますよ。

価格は1リットル入りが1,000円、500ミリリットル入りが600円、
200ミリリットル入りが300円です。
少量生産のため、毎年早めに完売してしまうことが多いのですが、
黄色のトマトジュースは特に品薄なのだそうですよ、お急ぎください。
完熟トマトの絶品トマトジュース「旨ぃ」、是非お試しくださいね。


道の駅「ハウスヤルビ奈井江」
奈井江町字奈井江28番地1
TEL 0125-65-4601/0125-65-2278(ふるさと市場直通)
9:00~18:00(4~9月)
9:00~17:00(10~3月)
年末年始休(12/31~1/5)
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/data/26/each.htm


米粉とワインでおしゃれな岩見沢スウィーツ

2012年08月15日 | 空知のワイン
岩見沢市内にある粉工房「かんすけ」(有限会社モンパリ)の商品
「PUDDING DE RIZ CREMANT(プディング・ドゥ・リィ・クレモン)」




JA岩見沢産の米粉と三笠産の卵を使った濃厚なプリンに、
宝水ワイナリーのワインを使ったコンフィチュール(ジャム)が乗っています。




コンフィチュールは、白ワインのナイアガラを使ったブラン(右)、
赤ワインのレンベルガーを使った「ルージュ」(中央)、
オレンジピンクロゼを使った「ロゼ」(左)の3種類。




実はこの商品、岩見沢緑陵高校情報コミュニケーション科の生徒さんのアイデアを
かんすけと宝水ワイナリー、市民団体「LOVEイワミザワ」が共同で製品化した物です。
昨年末に行われた試食会には総合振興局の職員も参加して、
コンフィチュールが固いすぎるだの、いやゆるすぎるだの、
好き放題な意見を言わせていただきましたが、
こんなに素敵な商品になったのですね~
その節は失礼しました(汗)




先日、さっぽろ地下街のきたキッチンで、
かんすけの山本社長自ら試食販売を行っていたのを発見(8月14日で終了)。
3種類とも買って自宅で食べてみましたよ。
プリンは滑らかでコクがあり甘さはやや控え目、
コンフィチュールは製造段階でアルコール分は飛ばしてあるというものの、
ワインの香りはしっかり残っていてます。まさに大人のプリン。
お薦めはより香り高いブランとルージュでしょうか。






お値段はブランとロゼが357円、ルージュが441円、
ワインのお値段がプリンの価格にも反映されているようです。

粉工房かんすけは、9月8日(土)の「そらちワインピクニック」にも出展します。
もちろんこちらのプリンも販売してくれますよ。


粉工房 かんすけ(有限会社モンパリ)
岩見沢市5条西2丁目4-1
TEL 0126-24-2840
10:00~19:00
祝日・年末年始定休
http://monpari.biz/