そらち旅日記 Vol.2

北海道空知総合振興局の職員が集めた旬の情報を、そらちの風に乗せてお届けします。

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進化するパスタ ~ 道産イタリアン パスタさとう

2011年07月29日 | 空知の食
美唄市の国道からはずれた住宅街の中に、小さな小さなパスタ屋さんがあります。
「道産イタリアン パスタさとう」です。




玄関ではグースとハーブがお出迎え。




店内は、6人掛けと4人掛けのテーブル、あとカウンター席がいくつか。




定番のメニューの他に、季節ごとにお薦めメニューが用意されています。
夏限定メニューは、「冷製生パスタ 冷たいトマトあえ」だそう。
パスタが出来上がるまでに、これまた冷たいコンソメスープをいただいて待ちます。
ミョウガとネギの浮き実が爽やかなスープです。




さてパスタ登場、お~色とりどりの野菜が何とも美しい。
ざく切りのトマトに、薄くスライスした大根とニンジンの甘酢漬け、
レタスが数種にルッコラ、ボイルした大根、ニンジン、ゴボウ、紫色のジャガイモ、
さらに黒オリーブ、ハチミツでほんのり甘く味付けされた花豆などなど。
具(主に野菜)がパスタよりずっと多い感じです。




ここの野菜は8割が自家菜園で生産されたものだそうです。残りも近隣の農家との契約栽培。
「身体に良いものをいっぱい食べさせてあげたいからね。」とシェフ、ありがとうございます。
一日に必要なお野菜が、この一皿だけで摂取できたような気がします。

トマトは、奈井江の契約農家さんが永田農法で栽培したもの。
1人分に丸々1個が入っています。このトマト、甘い、味が濃い、美味しい!
他の野菜も新鮮、それぞれの野菜の美味しさを活かすために塩分などはごく控えめになっています。
お好みでテーブルの塩、コショウを足します。
私は岩塩をほんの少しガリガリっと、あと粒コショウも少々。うまっ。

さて、さとうシェフはとても研究熱心、手打ちパスタにも様々な小麦粉を使用してきました。
結果、岩見沢産「キタノカオリ」が一番パスタに向いているとのことでしたが、
昨年10月からはこの「キタノカオリ」に更科系のソバ粉を1割加えて打っています。
先ほどの写真でもわかるとおり、パスタは薄い茶色をしていましたね。




このパスタは「ピッツオケッリ」、イタリアはロンバルディア州ヴァルテッリーナ地方の名物です。
北イタリアは小麦粉があまりとれないので、本場物はソバ粉が8割、小麦粉が2割の配合だそう。
「でもそれを日本でやると、二八蕎麦になっちゃうからね~」ということで、この配分に。
「パスタさとう」のパスタ、どこまで進化していくのでしょう。




そうこうしているうちに、次々とお客さんがやって来ます。
ほとんどが女性、それも札幌、苫小牧、夕張…と遠方からのお客さん、
口コミで知ってやってくるそうです。皆さん、例外なくトマトの「冷製生パスタ」を注文して、
例外なく「うわ~、きれい!」と歓声をあげています。
シェフによると、9月以降に盛りつけがさらにきれいなメニューが登場するそうです。
詳細は教えてもらえませんでしたが、それはその時のお楽しみ、絶対また食べに来なくっちゃね。
「冷製生パスタ 冷たいトマトあえ」は8月いっぱいのメニュー、お値段は900円です。
太陽をいっぱいに浴びた絶品トマトのパスタを是非っ。


道産イタリアン パスタさとう
美唄市東3条北2丁目1-7
TEL 0126-64-2737
11:30~15:30/17:00~20:00
不定休

PMFアンサンブル演奏会・奈井江公演

2011年07月28日 | 日記
盛夏の北海道を代表する音楽イベント
「パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)」が開催されています。
毎年、札幌を中心に道内外で演奏会が開催されますが、
空知管内で唯一行われている奈井江町での公演が今年で15回目を迎えたそうです。
地元の人たちが楽しみにしている地域公演、
7月16日に開催された「PMFアンサンブル演奏会」を聴きに行ってきました。




この公演を聴きにくるのは昨年に続いて2回目です。
会場となる奈井江町文化ホール(愛称:ないえコンチェルトホール)は、
JR奈井江駅前すぐのところ。






ホールは、いわゆるシューボックス型で、座席数246席の小ホールですが、
音楽専用ホールとしてその音響のすばらしさが音楽関係者から高く評価されているそうです。
小さなホールですから、オーケストラのコンサートは難しいですが、
弦楽カルテットやピアノリサイタルなどの室内楽が楽しめる施設です。






開場は16時。16時30分から演奏会が始まりました。
PMFに参加しているファカルティ(教授陣)とオーケストラメンバーによる
アンサンブルは、曲目によって編成が変わります。


演奏曲目と編成は次のとおりでした。

 モーツァルト:ピアノと木管のための五重奏曲 変ホ長調 K. 452
   ~オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、ピアノ      
 ヴィヴァルディ:4つのヴァイオリンとピアノのための協奏曲 変ロ短調
   ~ヴァイオリン(4)、ピアノ
 ダッラピッコラ:小さな夜の音楽
   ~ハープ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、フルート、オーボエ、
    クラリネット、チェレスタ
 (休憩15分)
 パガニーニ:モーゼ幻想曲
   ~コントラバス(4)
 シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44
   ~ピアノ、ヴァイオリン(2)、ヴィオラ、チェロ
 シューベルト:五重奏曲 イ長調 作品114 D. 667「ます」
   ~ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス




6曲の演奏ですが、シューマンのピアノ五重奏曲は第1楽章と第2楽章のみ、
シューベルトの五重奏曲も第1楽章と第4楽章のみという構成。
曲数を増やし、多くの演奏者に登場してもらうための工夫なのでしょう。
それぞれの曲の印象としては、いつもの軽やかなモーツァルト、
おなじみのバロック音楽ヴィヴァルディ、
初めて聴いたけれど幻想的で張りつめた感じのダッラピッコラ(イタリアの作曲家だそうです)、
コントラバスの4重奏という珍しい編成で引き込むパガニーニ、
流麗・優雅なシューマン、きっちりとした構成感のシューベルトといったところでしょうか。

夏の夕べ、家族づれや友人・恋人どうしがサンダル履きで出かけてきましたというような雰囲気の中で、
2時間ほどの時間、静かにクラシック音楽を味わうことができ、
演奏会終了後、余韻を楽しみながら家路につきました。

でも、どうして人口6千人あまりの小さな町である奈井江町に、
このようなすばらしいコンサートホールがあるのでしょうか。
その疑問にはいずれ回を改めてお答えしましょう。


奈井江町文化ホール
→ http://www.town.naie.hokkaido.jp/gakusyu/bunkahall/bun_2.htm 

夏真っ盛り、涼やかな「りんどう」はいかが?

2011年07月27日 | 日記
夏の和花の代表格「りんどう」は、特にお盆やお彼岸のアレンジには欠かせない花、
これから出荷の最盛期を迎えます。
そんな中、岩見沢市、長沼町、栗山町の生産者の方40名で組織されている
「北海道りんどう研究会」の皆さんがPRのために空知総合振興局を訪問、
武田局長に大きな花束とアレンジメントをプレゼントしてくださいました。
美しいお花はみんなに笑顔をもたらしてくれますね。




今回いただいた「りんどう」は三色、おなじみの紫は「ヴィオラ」、
白は「ホワイトベル」、紫と白の絞りは「パステルベル」という品種だそう、
8月にはピンク色の品種も出回るそうですよ。
「りんどう」といえば「和」のイメージの強い花ですが、
アレンジ次第ではこんなにモダンな感じになるんですね! 
このアレンジメント、空知総合振興局2階のロビーに飾ってありますので、
お近くにお立ち寄りの際は是非ご覧になってくださいね。




もともとお米の転作で始まった「りんどう」作りですが、
今や空知の「りんどう」生産額は北海道で一番なんです、ご存じでしたか?
「北のりんどう」という統一ブランドで、全国的にも有数の産地になっています。
また、北海道は冷涼な気候のためにお花の日持ちが良く、
色彩もとても鮮やかに出るのだそうです。
本州が猛暑の今、北海道産のお花はとても人気が高いとか、嬉しいお話ですね。

いただいた花束、アレンジメントに比べて小ぶりに見えましたが、
お花がぎっしり。3つの花瓶に分けて活けても、こ~んなに豪華。

  

暑い夏日が続きます、目にも涼やかな「りんどう」をお部屋に飾ってみませんか?

ようこそ「ほくぶこうち」へ!~ 農村環境学習会

2011年07月26日 | 日記
深川市にある「空知総合振興局産業振興部北部耕地出張所」(通称:ほくぶこうち)は、
北空知で安全で美味しい農作物がたくさんできるように、
農地や農業用の用排水路などの整備を行っているところです。

先日、工事の打合せのために訪れると、
たくさんの小学生が駐車場に楽しそうに整列しています。
職員に尋ねると「深川小学校と北新小学校の4年生が環境学習活動のために来ているんです。」とのこと、
おもしろそうなので少しだけ見学することにしました。

先ずは、整列した児童総勢78人を前にして、一番偉い(らしい)若松所長からご挨拶。
「皆さん、『ほくぶこうち』にようこそ。これから、皆さんに、農園や深川に生息する魚などの生き物、
おじさんたちが普段仕事で使っている機材などについて学習してもらいます。
職員のおじさんたちは今日のために少し勉強しました。何かあったらどんどん質問してください。」




この後、子供たちは5つの学習テーマごとに分かれ会場に向かいます。
一つ目の学習テーマは「水辺の生き物を観察する」。
「ほくぶこうち」の玄関ホールの水槽にいる“ヤマメ” “ウグイ” “ドジョウ”
“ヨシノボリ”の特徴的な生態などについて、職員が分担して説明をしています。
生き物を通じて、自然環境の大切さを理解してもらいますよ。
子供たちは、水槽に近づいて珍しい魚を熱心に観察しています。
近くには、こんなにたくさんの生き物がいるんだね。




職員:質問です。ヨシノボリ(葦登)は、植物の“ヨシ”を登れるでしょうか?
児童:登れま~す。
職員:正解は、登れません。ヨシノボリは、お腹に吸盤のようなものがあって、
   石などに張付くことができますが、木に登ることはできません。
   肉食系で食欲旺盛なお魚なんです。
児童:へえ~


ちょっとわかりにくいけれど、これがヨシノボリですよ。




二つ目の学習テーマは「深川で多く育てられる農作物を北部農園で見学」。
「ほくぶこうち」の前庭に作ったミニ農園(北部農園)では、
深川で育てられている農作物を実際に収穫したり、
小さな田んぼで水稲を育てるために必要な用水の入れ方と
余分な水の排水の仕方を見学します。

職員:漢字のクイズです。「向日葵」は何と読むでしょうか?
児童:「ひまわり」。ここにありま~す。
職員:正解です!


このほか、「蕎麦」も正解するなど、みんなよく勉強していて感心させられます。






三つ目の学習テーマは「普段仕事で使う黄色い測量器械を操作する」。
農業土木の現場では、測量はとても重要な仕事です。
その測量で使う器械(光波測距儀)で実際に計測してもらいますよ。

職員:この器械の下から先にあるピンまで、何メートルかな。
児童:32メートルくらいかな?
職員:この器械を見ると距離が表示されているよ。
児童:32.5メートル!
職員:予想に近いね。それでは、ピンのところで距離を見てみよう。
児童:32.5メートルのところにピンがある。
職員:大正解だね。




4年生くらいで「長さ」の学習をするのでしょうか。
児童たちは、複雑な器械操作にも興味津々。
この中から、未来の技師さんが生まれるかもしれませんね!


四つ目の学習テーマは「深川に生息する昆虫、魚、カエルに触れる」。
職員が注意事項を話した後は、「きゃー、おーい、すげぇ~、こわ~ぃ」など、
児童の歓声しか聞こえません。たらいに入っている水性動物のつかみ取りをしている子や、
小さな掌に10匹ものカエルを乗せて友達にみせる女の子、
カブトムシのさなぎを突っついて動きを見る男の子など、みんな真剣に観察しています。
「クワガタ」をつかんで、男の子を追い回す女の子もいたりして、時代も変わったなぁ。






最後の学習テーマは「暗渠(あんきょ)排水の構造を学習する」。
田んぼの水を調節する「暗渠排水」の模型を使って、その仕組みを職員が説明します。
田んぼでお米を作るには、必要なときにお水をいれたり抜いたりしないといけないんですね。
説明後、水の調節に重要な水閘(すいこう)の開閉を児童が操作をします。

職員:この棒を上に引っ張っると水が出るよ。
児童:はい、上げるよ、そーれ。
児童:解った!管の中の黒い仕切りが上がったよ




今日は晴天で水遊びには絶好のお天気、子供たちは大はしゃぎです。
楽しみながら学んだことは子供たちの記憶にずっと残るのでしょうね。


実際に生き物や農作物に触れてみて、「農業の面白さ・大切さ」や「環境の重要性」、
みんな解ってくれたかなぁ?
各ブースからは、子供たちの大歓声があがっていましたが、
それ以上に担当職員の真剣な中にも楽しそうな表情がとても印象的でした。

おっと、アッというまにもう2時間もたっています。早く、帰らないと仕事が待っています。
「お~ぃ、工事○○係長、早く打合せの方お願いしますよ~」


空知総合振興局北部耕地出張所
深川市開西町3-1-22
TEL 0164-22-1521
http://www.sorachi.pref.hokkaido.lg.jp/ss/hks/nousonkankyoougakusyuukai.htm

噂の英国風ガーデン ~ 「LITTEL ROCK HILLS (リトルロックヒルズ) 」

2011年07月25日 | 日記
緩やかな丘陵地帯が続く岩見沢市栗沢町上幌地区、
ここに約11haもの広大な庭園「LITTEL ROCK HILLS (リトルロックヒルズ) 」があります。




オーナーの松藤信夫さんは岩見沢市出身、イギリスから家具や雑貨などを
輸入するのが本業だそうですが、都会の雑踏から離れて、
仲間とゆっくりと過ごせる村を作りたいとの思いから、21年前にこの土地を購入、
森の地形をそのまま活かして英国風ガーデンを作っています。
4年前からツアーなどに限定して公開されているそうです。




オーナーのご案内で園内を歩かせていただきましたが、とにかく広い!
下の方から草刈りをしていくと、上までたどり着いた時には下はもう草だらけだそう。
そりゃまあそうでしょうね~






広大な敷地の中には、イギリスから移築したという、松藤オーナーのご自宅、



「Chelsea」と名付けられたガーデンハウス、

  

森の中のレストラン「Keity's」、



宿泊できるコテージなどがあって、まさにイギリスの片田舎を訪れたよう、
女性達からは思わず歓声が飛び交います。






こちらは岩見沢にあった古い石蔵を改修したカフェ「和徳石庵」。
キッシュやマフィンなどの軽食メニューもあり、
アンティークな家具や調度品に囲まれながら、
ゆっくりとした時間を楽しむことが出来ますよ。








札幌や新千歳空港からも近く、美しい景色、美味しい食など素晴らしい資源がありながら、
ただの通過点になってしまいがちな空知、
自分の生まれ育った地域の良さをもっとたくさんの人達に知って欲しい、
いろいろな人や資源を繋いで岩見沢をもっと元気にしたいと、
ふる里への思いを熱く語る松藤オーナーのお話を聞きながら、
イングリッシュガーデンでの一日が暮れていきました。


LITTEL ROCK HILLS (リトルロックヒルズ)
岩見沢市栗沢町上幌684-2
TEL 0126-44-2858
http://littlerockhills.com/
※カフェは予約なしで利用することができます(火曜定休)。
 それ以外のご利用についてはメールまたは電話でお問合せください。