そらち旅日記 Vol.2

北海道空知総合振興局の職員が集めた旬の情報を、そらちの風に乗せてお届けします。

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私の隠れ家「こぐま座」

2011年02月28日 | 空知の食
今回は長沼にある、知る人ぞ知る、好きな人は好きになる、
「田舎れすとらん・こぐま座」をご紹介します。



隠れ家と書きましたが、辺鄙なところにある訳ではないのですが、ちょっと見つけにくい場所にあるので、
お出かけ前に充分確認しておいてくださいね。

玄関にはこんなガチャがあります。
この他「ヒマラヤ岩塩ピンクソルト」と「幸運のミサンガ」のガチャも。




ガチャに心を残しつつ部屋に入るとこんな感じです。





店主の趣味に合わせ、おもちゃ箱をひっくり返したような店内です。
昭和中期を中心にとにかく沢山のものが溢れています。
おそらくキーワードは「懐かしい」「可愛い」「暖かい」でしょう。

音楽には店内にたくさんあるレコードがかかっています。使っているのは電蓄(電気蓄音機)。
この日はマイルス=デイビスとビートルズがかかっていましたが、店にあるレコードならリクエスト可能です。

こんなコーナーもありました。




照明はステンドグラス作家の方の手作り作品です。




すっかりご紹介が遅れましたが、「こぐま座」は基本的にお食事とお茶の店です。
食事は1000円の定食だけです。このメニューも「可愛い」。




普段は和定食が多いのですが、この日は洋食でした。
キングサーモンのステーキにサラダ、ナッツやドライフルーツの入った天然酵母パンにコケモモのジャム。
これに美味しいコーヒーが付きます。



こんなに柔らかいコケモモジャムは初めて!パンもおいしくて素材へのこだわりを感じます。
こんな雰囲気の中でキングサーモンを食べると、
思わず「六文銭」の唄を口ずさみたくなりました。

写真は載せられませんでしたが、シェフはアメリカ帰りのミスターオサム。
飄々として、痩身、完璧な白髪、年齢不詳です。
長沼の有機野菜を中心とした食材を使い料理の腕をふるいます。
調理以外を担当するのは、ミス・バレンタイン(ワン・ピースの出演者ではありません)。
占い師としても有名で、現在も千歳・恵庭の生活情報紙「ちゃんと」(インターネット版もあり)の
占いコーナーを担当しています。予約すればこのお店でも占って貰えますよ。




「こぐま座」は色々な活動に場所を貸していて、小さなコンサートが行われることもあります。
フェアトレード商品や手工芸品の販売、不必要になったものの交換など様々な活動をしています。

初めてなのに、懐かしくて暖かい「こぐま座」。
昭和にどっぷりひたって健康的な食事をいただき、ちょっとリフレッシュしたいな~という方にはお勧めですよ。


田舎れすとらん・こぐま座
長沼町東2線北9
TEL 0123-88-1765
11:00~17:00
月曜定休(冬期間は月・火曜)
http://yohoho.jp/koguma/

「手づくりハム工房 ささ木」

2011年02月25日 | 空知の食
栗山町にハム工房があることを知っていますか?
その名も「手づくりハム工房 ささ木」
これがお店の外観です。立派な木製の看板が目印です。




ご主人の佐々木さんと、佐々木さんの師匠の水野さんです。






水野さんはもともと栗山町で養豚業を営みながら岩見沢市内でハム造りを行っていましたが、
一時期体調を崩され、工場を閉鎖。そしてこの度、岩見沢時代から水野さんのもとでその技を学び、
腕を磨いていた佐々木さんが、新たにお店を開店したのです!
回復された水野さんも佐々木さんをしっかりサポートしています。


現在扱ってる商品は、バラベーコン、ロースベーコン、とりササミ燻製です。








いただいてみると、なんとも美味しい!
塩気がきつ過ぎることなく適度なお味で、お酒飲む方にも飲まない方にも大好評でした。

ハムを作る上での重要なポイントは「味付け(漬け込み)」。
つまりここが佐々木さんの腕の見せ所ですね。
実際に燻す時間は1時間程度ですが、その前に燻煙室の温度を上げるのに数時間かかるそうです。
こちらで使用しているのはサクラの木のチップ。それをこの七輪で燃やして煙を燻煙室に送るそうです。

 


今はベーコンが主力商品ですが、今後はソーセージもラインナップに加える予定。
さらにシカ肉をつかった商品も試作中とのことです。
空知管内でもエゾシカによる農作物の被害が増えているので、エゾシカの有効活用の道が見つかり、
それが名物になったらいいですよね。


試作中のエゾシカ肉を使ったベーコン


今後の商品構想など、ハムへの熱い思いを次々と語る佐々木さん。
80歳を過ぎているとは思えないほどお元気で、チャレンジ精神あふれる水野さん。
きっとお二人が栗山町の新しい名産品を作り出してくださると思います。
皆さんもぜひ、「ハム工房 ささ木」の製品を味わってみてください!


ちなみにこちらでは栗山町の「燻家きむら」のお豆の燻製も売られていましたよ。




ハム工房 ささ木
栗山町中央3丁目141番地
TEL・FAX 0123−76−7867
9:00~18:00
不定休

競技スキーのメッカ「かもい岳スキー場」 ~ 空知管内のスキー場 2

2011年02月24日 | 日記
空知地域は農業とともに石炭産業で発展した地域。
今もなお炭鉱関連施設や当時から伝わる食文化など、いわゆる「炭鉱(やま)の記憶」が数多く残っています。
特に中空知地域は「黒いダイヤ」と言われた石炭により、日本の近代化や戦後復興に
大いに貢献した地域であると言えます。
今回はその中空知地域に位置し、炭都として栄えたマチ歌志内市にある
「かもい岳スキー場」をご紹介します。

このスキー場は600mから4千mの緩急様々なコースがあり、
初心者から上級者まで楽しめる本格的なスキー場です。

東側斜面です。
実はここ、競技スキーのメッカ。
地元のスキーチームの練習や各種の大会などがしばしば行われています。
そういうときはこの斜面はほとんど滑れないのですが、今日は何もやっていないようですね。




我々は反対側の西側斜面へ。
こちらはリフトが1本しかないのですが、コースの長さ・バリエーションともに申し分なく
十分に楽しめます(写真だと分かりづらいですが・・・)。




頂上からは滝川市内が一望できます。天気が良ければ暑寒岳連峰も見えますよ。



以前はセンターロッジで安くて美味しいランチバイキングをやっていたのですが、
今は中止しているようです。また再開してくれないかな~


帰りに「道の駅 うたしないチロル」に寄ってみました。
ここのお勧めは地元のおばあちゃんが手作りした無添加の「はつみちゃんの漬物」。
すべて試食できるので気に入ったものを選ぶことができます。おまけにお茶のサービスまで。




何にしようか悩んだ結果、本日は「白菜漬」を買いました。




白菜のキムチ漬けも試食しましたが、カツオの風味が効いてピリッと辛くて美味しかったです。


 

道の駅を管理運営しているエコ・ビジ・ネットの葛西社長さんとお話したところ、
高速道路の無料化以降、売り上げがかなり落ち込んでいるとか。
皆さん、たまにはの~んびり一般道を走っていろいろ寄り道してみませんか。
 
歌志内には他にも、かつて炭鉱マン達に愛された料理「なんこ鍋」もあります。
それはまた別の機会にご紹介しますね。


かもい岳スキー場
歌志内市字歌神95番地9
TEL 0125-42-2667
http://kamoidake.jp/

道の駅 うたしないチロル
歌志内市字中村72番地2
TEL 0125-42-5566
http://www.michieki-tirol.net/index.html

空知醸造用ぶどうセミナー

2011年02月23日 | 空知のワイン
去る2月9日、岩見沢市内のホテルで「空知醸造用ぶどうセミナー」が開催されました。
醸造用ぶどうの主要な産地である空知。その空知で、ぶどうとワインの品質向上や
ワインによる地域活性化を図っていくことを目的として毎年実施しているものです。
近年は、上川や後志などの生産者の方々も参加するなど、年々広がりを見せていますよ。


第1部は、三笠市、山崎ワイナリーのオーナー山崎和幸さんと
富良野市ぶどう果樹研究所の高橋係長を講師にお招きした研修会。

山崎オーナーからは「地域活性化とワイナリー事業推進」と題し、ワイナリーをはじめたきっかけ、
ピノ・ノワールとの出会い、ワイナリーの魅力、そして地域活性化の可能性などについてのお話を
いただきました。



「自分は夢追い人」と語る山崎オーナー。でもその夢をしっかりと実現する強い意志と
弛みない努力があったからこそ、今の山崎ワイナリーがあるのだと思います。
空知管内、いえいえ、北海道のブテックワイナリーの先駆者として、これからますます
ご活躍いただきたいですね。

富良野の高橋係長からは、ワインの評価がどのように決まっていくのかというお話。
ワインの銘柄を隠してテイスティングするいくつかのコンクールや調査を紹介し、
そこから見えてくる一般消費者の嗜好や販売上の問題点などをわかりやすく話してくださいました。



岩見沢出身という高橋さん、千歳~空知~富良野を結んで「ワイン街道」ができたら、
というお話もあり、ここにも「夢追い人」をまた一人発見しました。


第二部は、2人のアドバイーザーにワインの試飲・講評をしていただくワイン検討会。
今年は、太陽グループシニアソムリエの佐野進さん、
ワインショップフジヰ店長の稲見正治さんにお越しいただきました。
6銘柄のワインを順番に試飲していくのですが、提供する温度、グラスに注ぐタイミングなどによっても
微妙に味が変化することから、ソムリエの指示の元、慎重に進めていきます。
お二人のお話を必死でメモする参加者も。




検討会に出品されたワイン達


第3部は懇談会。参加ワイナリーのワインを楽しみながら、空知を越えて、
北海道のワインを盛り上げていこうと、これからの抱負を語り合いましたよ。






懇談会では、「食クラスタープロジェクト」で商品化されたばかりの
「エゾシカのボルシチ」も紹介されていましたよ。



近い将来、このボルシチと空知のワインを一緒に楽しめる日が来ることでしょう。
空知のワインと食。これからもどうぞお楽しみに!


空知産ワインの振興についてのHP
http://www.sorachi.pref.hokkaido.lg.jp/ts/ttk/

食クラスターについてのHP
https://www.fc-nw.jp/index.html


哀愁の焼肉屋に雪が降るのだ 

2011年02月22日 | 空知の食
ここ最近は春めいた日が続いていますが、今年の岩見沢は例年にない大雪でした。
これ以上降って被害が広がらないことを祈らずにはおられません。
そんな岩見沢の街中をとぼとぼと歩いていくと…




味わいのある赤ちょうちんを発見。「がんこ松ホルモン」という名の
何やら意味ありげなのれんをくぐると、意外に優しげな店主(大将)が店の中に案内してくれました。




全然頑固な感じじゃないシャイな大将は、写真が気恥ずかしいということで、お顔と店の様子の掲載は省略。
さっそく一通りお肉を注文。その前に本物の七輪・本物の炭の準備です。
注文してから火を入れるのでしばし待ちましょう。




炭が真っ赤っかになった頃、出てきたお肉。それはハンパじゃない「本物」でした。
まず、お店の名前にもなっている豚ホルモン。鮮度抜群。脂が適度に付いており、食感が良く、
噛めば噛むほど旨味が出る極上品質。コラーゲンたっぷりで美肌効果もかなり期待できそうです。




牛カルビ。ジューシー!!赤身と脂身のバランスが絶妙です。
知床方面の指定牧場からのみ入荷しているそうです。




生ラム。ニュージーランドの新生子羊のみを使用。驚くほどに臭みがなく、何枚でもいける味。




そして、特上生サガリ。やわらかなる食感で、口の中に入れた瞬間、コクのある旨みが広がります。
一口食べれば違いがわかる、脂身の甘さはまさに感動の一言。必食の逸品。




どんどん焼くべし!どんどん喰うべし!




カルビをミディアムに焼いて、うまみたっぷりの肉汁がしたたるところをいただきます。
口の中でカルビ特有の甘みと優雅なうま味がジュワ~っと湧きだし、
そこに12年かけて作り上げた秘伝の濃厚ダレのコクが渾然一体となって重なっていく。
気が遠くなるほどの美味しさです(ちなみに、タレの作り方は絶対教えてくれませんでした)。

もくもくの煙の中で、カルビ~ファイヤ~~!! 立ち昇る炎の向こう側に昭和の懐かしさが見えてきます。




途中から大将も参戦。年齢を聞いてビックリ。二回りは若い!
大手企業を定年退職され、念願のお店を開いてから、はや14年。
味わいのある苦労話などを伺いながら、お肉もお酒もガンガン進む。気がつくとあっという間の2時間半。
完食。




大将との再会を約束し、店をあとに。
「がんこ」とは、味に絶対妥協をしない、ということです。
札幌からも常連客が駆けつけるというこの店。実は隠れた名店なのでした。




がんこ松ホルモン
岩見沢市6条西1丁目9-2 
TEL 0126-25-3134